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【難しい?】イソギンチャクの飼育には何が必要?コツも紹介!

悩む人
悩む人
海水水槽でイソギンチャクを飼育したい!でも何が必要なのかわからないんだ

ハタタテ
ハタタテ
確かにただの海水魚の飼育とは異なる部分もあるから、ひとつひとつ紹介するね!

今回は海水水槽でイソギンチャクを飼育する際に必要なものやコツをご紹介します。

本記事で分かること

・イソギンチャクとは

・イソギンチャクを飼育するためのコツ

*イソギンチャクを飼育するのに必要なもの

イソギンチャクとは?

イソギンチャクはどんな生きもの?

イソギンチャクはサンゴやクラゲと同じ「刺胞動物」の仲間。

イメージとしてはクラゲを上下逆さに置いて、触手を上に向けた感じ。机に置いた茶碗のふちに触手が生えているような感じを想像していただければわかりやすいと思います。

アケボノ
アケボノ
なるほど~

海水水槽で飼育できるイソギンチャクのほとんどはサンゴと同じように褐虫藻を持っており、光合成ができます。

そのため飼育にはサンゴと同じようなライトが必要で、エサは与えなくても飼育できます(与えることもできます)。

ハタタテ
ハタタテ
イソギンチャクというと毒が強いようなイメージがあるけど、海水水槽で飼育できる子たちはそこまででもないよ

アケボノ
アケボノ
へえー、そうなんだ
ハタタテ
ハタタテ
毒が一番強めな「ハタゴイソギンチャク」でも、刺されてもひりひりしたり、赤くなってちょっと痛痒くなるくらいかなあ

アケボノ
アケボノ
十分イヤでしょ…(汗)

魚は食べられてしまう?

この部分が気になる方も多いかと思いますので結論から言います。

ほとんどのイソギンチャクでは魚もエビも貝も食べられません!

ハタタテ
ハタタテ
基本的には心配しなくても大丈夫だよ!

確かにイソギンチャクは刺胞といって毒を持ちますが、一部のイソギンチャクを除いて刺胞毒は非常に弱く、基本的に水槽内で元気に泳いでいるお魚が食べられてしまうことはありません。

ただ弱った魚脱皮直後のエビなど、特殊な状況下では食べられてしまう可能性もあります。

ハタゴイソギンチャクとカクレクマノミ。宮古島の海岸で撮影

しかし「ハタゴイソギンチャクの仲間」にだけは注意が必要です。

ハタゴイソギンチャク、イボハタゴイソギンチャク、アラビアハタゴイソギンチャクなどのハタゴイソギンチャクの仲間は人間が刺されてもひりひりするくらいの強毒を持つので、魚が触ってしまうとひとたまりもありません。

そのため水槽にハタゴイソギンチャクの仲間を入れたい際には、クマノミ以外の魚は食べられてしまう可能性があると常に頭に入れたうえで飼育を行うことになります。

ハタタテ
ハタタテ
我が家でもハタゴイソギンチャクにニセモチノウオが食べられてしまったことがあるよ。それ以降はその水槽にクマノミ以外の魚を入れるのはやめたんだ

アケボノ
アケボノ
ボクたち魚もイソギンチャクが危ないのはわかってるから近寄ろうとはしないよ。でも驚いた拍子に触れちゃったり、寝ぼけて触っちゃったりってことがあるから、ハタゴと一緒はちょっと怖いかな
ハタタテ
ハタタテ
90cm水槽などの大きな水槽では混泳成功率は高くなるけど、それでもリスクは0にはならないから自己責任になっちゃうね

ちなみに他のイソギンチャクは人が触っても本当に何もないですし、魚が食べられてしまったりすることもまずないです。

我が家ではしばらくサンゴイソギンチャクとデバスズメダイやベラを混泳させていたことがありましたが、結局食べられることはありませんでした。

総じて「ハタゴイソギンチャクの仲間だけ注意は必要。ほかのイソギンチャクはまず問題ない。」ということになります。

イソギンチャクの飼育は難しい?

結論から言いましょう。

種類によってクセはありますし、混泳に注意が必要なことはありますが、基本的には環境さえ整えれば難しくありません!

それではここからイソギンチャクの仲間を飼育する際のポイントをご紹介します。

▼海水水槽で飼育できるイソギンチャク一覧はコチラ

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イソギンチャク飼育のコツと必要なもの

適度な光量:ライト

海水水槽で飼育できるイソギンチャクのほとんどは体内に潜む褐虫藻を利用して光合成をしますから、飼育には適度な光が必要です。

飼育に必要な光量は種類によって異なりますが、基本的にはソフトコーラルと同じくらいのそこそこの光量で十分です。

しかし光が弱すぎたり強すぎたりすると、嫌がって縮んだり褐虫藻が抜けたりしてしまうので、イソギンチャクの飼育においては非常に重要な要素です。

例えばこんな感じ。具体的には高光量のLEDライトが必要になります。

例えばこんなのとか。

こんなのとか。

具体的なおすすめライトは▼コチラの記事でもご紹介しています。ソフトコーラルにおすすめとなっていますが、イソギンチャクも同じ考えで構いません。

【照明】ソフトコーラルの飼育・成長促進におすすめのLEDライト7選ソフトコーラルを飼育したいけど、どんなライトを使えばいいのかわからない。そんなときにおすすめなLEDライトを7つ紹介していきます。...

適度な水流:水流ポンプ

イソギンチャクは基本的に水流が好きです。

自然界の海でも水流にゆらゆらと揺られているイソギンチャクをよく目にします。

イソギンチャクごとに好みはあるようですが、いずれにしろないよりはある方がいいのは間違いありません。

ですので水槽でイソギンチャクを飼育する際にも、水流ポンプの設置をおすすめします。

水槽の大きさにもよりますが例えばこんなのですね。

60cm水槽以上なら多少値は張りますが、こちらのベスタウェーブスリム2のような「コントローラー付き水流ポンプ」がおすすめです。

間欠運転したり強さを調整したりできるので複雑な水流を生み出せ、水槽環境の向上に貢献してくれます。

アケボノ
アケボノ
ゆらゆら揺れるイソギンチャクは美しい

さらに小型水槽におすすめの水流ポンプは▼コチラでご紹介していますので是非ご覧ください。

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清浄な水質:プロテインスキマー(できれば)

イソギンチャクは海水魚よりは清浄な水質を要求します。

そのためまずは水槽に合ったフィルターを使用することが必要です。オーバーフロー水槽であれば申し分ありませんが、キチンとろ過さえできていれば外部フィルターや上部フィルターでの飼育も可能ですし、外掛けフィルターでの飼育も不可能ではありません。

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プロテインスキマーがあればなおよいでしょう。

実はイソギンチャクは水を吸って膨らんだり吐いて縮んだり、褐虫藻を吐いたり、排泄をしたり、イソギンチャク自体がそこそこ水を汚します。

ですので強力なろ過能力を持ったプロテインスキマーがあれば飼育はよりしやすくなります。

アケボノ
アケボノ
でもプロテインスキマーって高くない?
ハタタテ
ハタタテ
まあ確かにそこそこ値段は張るけど、水換え頻度を調整しやすくなったり、サンゴを飼育しやすくなるメリットもあるから投資の価値はあると思うよ!

実際、海水魚飼育においてプロテインスキマーはあると非常に便利なので、入門機で良いので買っておくことをおすすめします。

例えばこんなの。

もっと強力なものが欲しければこういったものもおすすめです。

入門におすすめな外掛けプロテインスキマーについては▼コチラでご紹介しています。

【最強】初めてにおすすめの外掛けプロテインスキマー5選!これを選べば完璧今回はオーバーフロー水槽じゃなくても使える「外掛け式プロテインスキマー」についてご紹介します。...

栄養を補助する:エサ

イソギンチャクは光合成をするので基本的にはエサは必要ありませんが、与えることでさらに状態を向上させることもできます。

良く与えられているのは魚の切り身やイカの切り身などを小さくしたもの。

ただその辺りの生エサは水を非常に汚すのと、イソギンチャク自体も消化しきれず残してしまい、残った部分を吐き出す場合があるので個人的にはイソギンチャク用の粒エサがおすすめです。

アネモネペレットを食べるハタゴイソギンチャク

おすすめは「バイタリス アネモネペレット」。イソギンチャク用に調整された粒エサです。

このエサならイソギンチャクが吐き出すこともなく、水を汚しにくいです。

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ハタタテ
ハタタテ
ただいくら粒エサでも与えすぎはイソギンチャクの消化や水質悪化を考えても良くないよ!そもそもイソギンチャクは光合成ができるし、週に1回とかでいいかな

アケボノ
アケボノ
状態が悪いときにエサを与えるとさらに状態を悪くするかもしれないから、そういう時は与えない方がいいかも…。エサを与えるのは状態が良いときだけにしよう!

まとめ

*イソギンチャクは刺胞動物。サンゴやクラゲの仲間

*ハタゴイソギンチャクの仲間以外は魚を食べてしまうことはほぼない

*適度な光をLEDライトで用意しよう!

*適度な水流を水流ポンプで用意しよう!

*適切なフィルターとプロテインスキマーで水質管理!

*エサを与えてさらに状態向上!

今回は海水水槽でイソギンチャクを飼育するコツと必要なものをご紹介しました!

環境さえ整えてしまえばそこまで難しくないと思いますし、クマノミとの混泳も楽しめるおもしろい仲間ですので、皆さんもぜひ挑戦してみてください!

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