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というわけで今回は、ソフトコーラルやの飼育におすすめなライトを7シリーズ紹介していきます。
本記事で分かること
・ソフトコーラルにはどんなライトが必要か
・おすすめのライト
・各ライトの特徴、値段、使い方等
どんなライトが必要なのか
ソフトコーラルに必要な明るさは種類によります。スターポリプやマメスナギンチャク、ウミキノコなんかは、弱くても全く問題ありません。

ただし、一般的にですがトサカ類やウミアザミ類、ツツウミヅタなどは強い光を要求してくると言われています。
また弱い光で飼育が可能なマメスナギンチャクでも、弱すぎる場合は間延びしてしまったりします。
▼マメスナの間延びについてはこちら


そのようなサンゴでも、水槽の大きさにもよりますが消費電力が20-30Wくらいのものか、それより上のものから選べばだいたいは大丈夫です。
明るさがlm(ルーメン)で示されているときは、2000lmを目安に考えるといいでしょう。

色味に関してはあまり関係ないといえばないですが、青みが強い方が水槽が美しく演出されるうえ、蛍光色に光るサンゴもいるのでおすすめです。

おすすめのライト
アクロ TRIANGLE LED MARINE
トライアングル LED マリンです。
水草用としていくつかのライトが販売されているアクロシリーズの、海水魚・ソフトコーラル用のものです。
バータイプで、30cm水槽から120cm水槽までの大きさをカバーしているという幅の広さが特徴です。
消費電力は60cm水槽用で26Wです。色温度は20000Kと青みが強く、2000lmと明るさも高いです。
値段も今回紹介する中では手が出しやすいです。
尖った性能はありませんが、あらゆる面で安定した性能を持つライトといえます。
▼30cm水槽用
▼45cm水槽用
▼60cm水槽用
nano LeviL(ナノレビル)
ナノレビルはゼンスイさんから販売されているバータイプのLEDです。
こちらも30cm〜120cmまでの水槽に対応しており幅が広いです。
60cm水槽用で消費電力は37.7W、2300lmとかなりの明るさを持っています。
値段はバータイプのLEDにしては少し張りますが、波長を重視して作られているようで、ブルーのLEDがサンゴの蛍光タンパクと成長に作用します。
つまりサンゴの蛍光色を際立たせることによる色揚げ効果が期待できます。
バータイプのLEDでサンゴの美しさを求める人におすすめです。
海水水槽用は「ブルーホワイト」です。
▼30cm水槽用
▼45cm水槽用
▼60cm水槽用
オプティマス リーフナノ2
アームを用いて水槽に設置するタイプのライトです。
前身の「オプティマスリーフナノ」からさらにパワーアップした商品です。
光はブルー、ホワイトそれぞれのチャンネルで10段階の調節ができ、消費電力も33Wと光量が高いことが分かります。
「オプティマスリーフナノ」ではなかったタイマー機能が追加されており、6時間、10時間、12時間のいずれかで点灯時間を設定できます。
対応水槽は30〜60cmと幅広くはないですが、とにかく見た目がカッコよく、光の波長もよく考えられており細かい調節も可能なのでソフトコーラルやLPSの飼育、演出には非常に向いたライトです。
値段は18000円ほどと高くはなく、ソフトコーラルやLPSの飼育においてはこれ一つで完結できてしまう完璧ライトに進化しました。
見た目のカッコよさも相まって、小型水槽においては真っ先におすすめできるLEDです。
公式サイトはこちら
▼オプティマスリーフナノ2
NEMO LIGHT(ニモライト)
ネモライトはマーフィードさんから販売されているシステムLEDです。
消費電力24Wの30-45cm水槽用、48Wの45-60cm水槽用、96Wの90-120cm水槽用があります。
バータイプとしても設置できますし、専用の吊り下げワイヤーキットを使うことで天井やハンガーなどに吊り下げることも可能です。
光はブルー20段階、ホワイト20段階の合計400段階以上の調節ができます。
24時間自動で朝の日の出から夜の月光までの光を再現してくれるモードと、自分好みに調節・設定できるマニュアルモードがあります。
その消費電力(≒光量)や性能に対して値段が比較的安く、コスパが非常に良い商品です。
海水水槽用は「アクアマリン」です。
▼30-45cm水槽用
▼45-60cm水槽用
▼専用吊り下げワイヤーキット
Grassy LeDio(グラッシーレディオ)
グラッシーレディオはボルクスジャパンさんから販売されているスポットライトのシリーズで、その大きさや性能によってRX072、RX122、RX201の大きく3シリーズがあります。
どれもスポットライトなので、単独でのメインライトには適しませんが、複数使用でメインとする手や、狙ったサンゴを照らしたい場合におすすめです。
30cmくらいの水槽ならどれもメインとしても使えます。
RX072e
072は消費電力が14wのシンプルなスポットLEDで、小型水槽であったり、狙ったサンゴに光を当てたい場合におすすめです。
ソフトコーラルならカラーは「リーフ」か「コーラル」でよいでしょう。コーラルの方が青みが強い色をしています。ここは好みで選ぶとよいでしょう。
▼RX072eリーフ
▼RX072eコーラル
RX122、RX122c
122は消費電力が23wで、光量と通信ユニットが接続できる(後述)という点で072の上位互換といえます。
我が家でも、強い光量を要求するハタゴイソギンチャクの飼育に使っています。

RX122と、RX122cという2シリーズがありますが、性能的な違いはほぼありません。
ソフトコーラルの飼育であればカラーはRX122なら「リーフ」か「コーラル」。RX122cなら「マリン」か「コーラル」でよいでしょう。どちらもコーラルの方が青みが強いです。
▼RX122リーフ
▼RX122cマリン
▼RX122cコーラル
RX201
201は122より照射角が広くなっているもので、消費電力は18w。面積あたりの光量は落ちますが、少ない個数で水槽をカバーできるため、値段の安さも相まってコストダウンに期待できます。
カラーは海水水槽用は「マリン」しかないようです。
▼RX201マリン
レディオBT2
RX122とRX122c、RX201では、レディオBT2という専用の別売り通信ユニット(USBみたいなの)を本体に差し込むことでスマホから光量や消灯・点灯の時間を調節できます。
スポットライトながらシステムLED化が可能なのでセットでの利用をかなりおすすめします。
▼レディオBT2

▼グラッシーレディオについては選び方なども含めてこちらでさらに詳しく紹介しています

▼グラッシーレディオRX122リーフのレビュー

Grassy Wing2(グラッシーウイング2)
グラッシーウイングもボルクスジャパンさんから販売されています。
こちらはバータイプのLEDなのですが、ただのバータイプLEDではなく、システムLEDとして機能します。
専用アプリで、水深の設定、世界の海の照明サイクルを再現、曇りや雨などの天候を再現など、あらゆる調整が可能です。
もちろん任意で波長や光量を分単位で設定することも可能です。
大きさは30cm水槽用、60cm水槽用、90cm水槽用があり、消費電力はそれぞれ最大20、40、60Wです。
多少値段は張りますが、得られるメリットと使いやすさを考えればかなりおすすめできるライトだと思います。
海水水槽用は「マリン」になります。
▼30cm水槽用
▼60cm水槽用
Grassy Solar(グラッシーソーラー)
グラッシーソーラーもボルクスジャパンさんから販売されている円盤型のシステムLEDで、先程グラッシーウイングで紹介したような機能を丸々持っています。
消費電力は60wで、面積あたりの光量は今まで紹介した中でも圧倒的です。直下であればミドリイシの飼育も可能なようです。
あらゆるソフトコーラルにも当然問題ありません。
45cmキューブ水槽までと公式ではされていますが、私が利用している60cmワイド水槽(60×45×45cm)くらいの水槽までは問題なくいけます。

海水水槽用は「リーフ」のみです。
▼グラッシーソーラーリーフ
専用のアームがあり、こちらはレディオアームと違い錆びないためおすすめです。
▼グラッシーソーラー専用アーム
また専用のデュアルパーツをつけることでひとつのアームに2つのグラッシーソーラーをつけることができるため、90cm水槽までならこの方法で対応できます。
▼グラッシーソーラーデュアルパーツ
まとめ
ソフトコーラル・LPSにおすすめのLEDライト
*王道のThe 海水魚用ライト「アクロ トライアングルLED マリン」
*サンゴの美しさを引き出す「ナノレビル」
*カッコよさと手軽さの「オプティマス リーフナノ2」
*バーも吊り下げもお手の物。コスパ良き「ニモライト」
*あらゆるニーズに対応「グラッシーレディオ」
*バータイプで最強「グラッシーウィング2」
*圧倒的光量と使いやすさ「グラッシーソーラー」
今回はソフトコーラルの飼育におすすめなLEDライトを7シリーズ紹介しました。
サンゴ用の照明はどうしても高価な買い物になってしまいますが、だからこそ後悔はしたくないですよね。
今回紹介したのはどれも個性的で有用なLEDライトたちですので、ソフトコーラルの飼育に挑戦する際はぜひ参考にしてみてください!
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▼海水水槽で飼育できるソフトコーラル一覧

▼ソフトコーラルにおすすめのサンゴフード

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