今回は初心者の方でも飼育しやすくておすすめの「ハゼ」の仲間を10種類ご紹介します。
本記事で分かること
・海水水槽で飼育できる黄色いお魚一覧
・それぞれの簡単な特徴
ハゼの仲間がおすすめな理由
餌付けの心配がない
ハゼの仲間には非常に餌付けしやすいというか、餌付けの心配がありません。
水槽に入れた直後から人工餌に反応してくれる子が多いので、初心者の方でも人工餌で簡単に飼育できるのが一つのおすすめポイントです。
とっても丈夫
ハゼの仲間は非常に丈夫で、病気知らずといってもいいくらいです。
そのため水槽環境が不安定になってしまってもハゼだけは元気でいることも多く、安心を与えてくれる優秀な仲間でもあります。
海水水槽で飼育できる黄色いお魚
ハタタテハゼ
海水魚飼育で最もおすすめはハゼは「ハタタテハゼ」でしょう。
ピンと立った背びれがチャーミングで、しっぽの方にかけて赤色が濃くなるグラデーションも美麗です。
値段も比較的安く、初心者からベテランまでに人気な非常にポピュラーなお魚です。
水槽からの飛び出しにだけ注意が必要ですが、とにかく優秀でかわいいおすすめの1匹です。
クロユリハゼ
シックな見た目に奥ゆかしさを感じる「クロユリハゼ」。
後ろ側の背びれと尻びれを広げた様子はなんだかドレスを着ているように見えます。
群れでの飼育も可能で、複数飼育が映える種類です。飼育もカンタンなので、ハタタテハゼと同様に初めて挑戦するハゼにおすすめです。
また近縁種にはイトマンクロユリハゼやオグロクロユリハゼ、ゼブラハゼなど非常に美しい種類も多いので、必見です!
ギンガハゼ
ギンガハゼはテッポウエビと一緒に暮らす共生ハゼの仲間です。
イエロータイプとグレータイプがおり、イエロータイプは非常に美しい山吹色をしています。
ハゼの仲間の例に漏れず、飛び出し対策さえすれば飼育は非常にカンタン。テッポウエビと共生させれば毎日ほほえましい協力関係を観察することができます。
ただイエロータイプを購入しても、後天的に色が変化してグレータイプになってしまう可能性があることに注意が必要です。
我が家の個体も、飼育しているうちにイエローからグレーに変色しました。変色する理由や条件は明らかになっていないので、正直運次第の部分です。
キイロサンゴハゼ
キイロサンゴハゼは数センチと小型なハゼの仲間。
赤みを帯びたほっぺも含めて超かわいいマスコット的お魚です。
サンゴの上に乗っていることが多いので、なんでもいいのでサンゴが水槽にあるといいです。
痩せやすいのでこまめにえさを与える必要がありますが、慣れてしまえばとっても愛らしい姿を振りまいてくれます。
小型で水も汚しにくいので、おすすめ度も高い1匹です。
オキナワベニハゼ
オキナワベニハゼは数センチほどの小型のハゼの仲間で、岩やサンゴに張り付いて生活します。
大きな目と頭でっかちなフォルムがとってもかわいらしいです。
普段はライブロックの隙間にある巣穴付近からひょこっと顔をのぞかせていますが、エサの時間になるとぴょんぴょん出てきてエサを食べるのが実にかわいらしいです。
身体が小さいので急激な水質変化には気を付ける必要がありますが、基本的には飼いやすく、水も汚しにくいので水槽のアクセントにおすすめの1匹です。
イソハゼの仲間
イソハゼの仲間もベニハゼと同様、数センチと小型なハゼの仲間。
ベニハゼよりもサンゴや岩肌の上に好んでちょこんと乗っている印象があります。
イソハゼの仲間には多くの仲間がおりますが、どの仲間も飼育方法は変わらず、比較的カンタンに飼育できます。
おすすめは上にも写真が載っているネオンピグミーゴビーで、オレンジのラインが入ったとても美しい身体をしているのが特徴ですね。
他にも「オヨギイソハゼ(この種もとても人気!)」などたくさんの種類がいる仲間なので、チェックしてみてください!
アオギハゼ
アオギハギは数センチと小型の遊泳するハゼの仲間です。
オレンジベースで尾びれにはピンクと、非常に美しい色合いをしています。
アオギハゼはその名の通り、空を仰ぐように縦になって泳ぎます。
その姿が非常にかわいらしいうえ、群れでの飼育も可能なので、とっても水槽に映えるお魚です。
飼育には特に意識することもなくカンタンかつ小型なので、小型の水槽でも飼育でき初心者向けの1種類でもあります。
ホムラハゼ
ホムラハゼも数センチと小型なハゼの仲間。
その見た目は非常に美しく、見たものを魅了するような焔模様のヒレを持っています。
飼育は難しくないというか、小さすぎてこちらから手を出すことが基本できません。
水槽内を気ままに闊歩し、エサも水槽内の何かを知らぬ間に食べているようです。
大きな水槽では行方不明になってしまうことがほとんどですが、たまに顔を出してかわいい姿を見せつつ、生存確認をしてくれるとってもチャーミングな子です。
イレズミハゼ
イレズミハゼは最大5センチほどになるハゼの仲間です。
黄色い身体に入れ墨のように走る白いラインと、長く伸びてとがった背びれが特徴の種類です。
イレズミハゼは生態が非常に特殊で、なんと常に逆さまになってライブロックの裏に張り付くような体勢で生活するのです。
エサを食べる時も逆さまのまま泳いできて、パクっと食べる様子がとってもかわいいです。
近縁種の「ベンケイハゼ」も同じような生態をしています。どちらも餌付きもよく飼育もカンタンなので、おすすめの仲間です。
ミズタマハゼ
ミズタマハゼは最大15センチ程度になるハゼの仲間で、底床で生活するベントスハゼの仲間です。
ほっぺにある水玉模様が実にチャーミングでかわいらしい種類です。
常に砂を口に含んでは吐き出して、含んでは吐き出して、を繰り返すことで、砂の中の有機物をエサにしています。
そのため、底砂のお掃除屋さんとして非常に優秀な種類です。
同じような仲間には「オトメハゼ」「アカハチハゼ」などがおり、どの種類も病気に強くしっかりとそこ砂を掃除してくれる優秀な子たちなので、とてもおすすめの仲間です。
まとめ
*ハゼの仲間は飼育しやすくておすすめの種類が多い!
今回は海水水槽で飼育できるハゼの中で、おすすめの種類を10種類ご紹介しました。
どのお魚も飼育しやすく、とってもかわいい姿を見せてくれますので、皆さん気になったら飼育してみてください!