今回はひとたび入れると水槽の水をパキらせる「べっぴん 土壌バクテリア」についてご紹介します。
本記事で分かること
・べっぴん 土壌バクテリアとは
・どんな効果がある?
べっぴん 土壌バクテリアとは?
土壌バクテリアは、サンゴ飼育で実績のある添加剤ブランドの「べっぴん珊瑚」の中のひとつです。
「土壌」というのは土壌の改善バクテリアという意味らしく、海水水槽用に好気性バクテリアと嫌気性バクテリアがバランス良く配合されています。
中でも嫌気性バクテリアの「脱窒菌」がメインとなるバクテリアで、この脱窒菌は水槽内の硝酸を還元し大気中に戻す働きをします。
なので、この土壌バクテリアの添加によってろ過の最終的な産物である硝酸を減らす効果があります。
水槽の大きさにもよりますが、我が家(総水量130L)でこれを使っていた時はキャップ半分から1杯程度を週に2、3回添加していました。
もちろん、水槽の立ち上げ時に使っても水質の安定が図れます。
楽天市場でのレビューを見ると「コケが減った」「水が輝いて見える」などの好意的なものが多いです。
▼土壌バクテリア。楽天で販売しているのはアクアギフトさんのみのようです
土壌バクテリアを使ってみた!
使い方としては、水100Lあたり0.5~2mLを週に2、3回が目安です。
保管は高温多湿を避けて開封後は冷蔵庫で保管となっています。
それではキャップに土バクを注いで、水槽に入れていきます。
土バク自体は甘いような臭いような…不思議な臭いがします。
ドバっと注ぎます!
おおー。
水流があるところに落としたのであっという間に広がっていきました。
そして数時間後…
水が…輝いています…!
写真じゃ伝わらないかと思いますが、水槽の水が輝くような透明度を放っています。美しすぎる…。
ちなみにマリンアクアの世界では一部でこの状態を「水がパキパキ」「パキっている」と呼ぶことがあります。
この素晴らしい透明度が数日間は継続していました。一時的に水質を向上させる効果は圧倒的に高いのは間違いないようです。
またこの状態でしばらく添加を続けていると感じたことがあります。
なんかあんまりコケは生えなくね?
どうやら土バクにはコケを生えにくくする効果もあるみたいです。コケの栄養になる成分が減っているのかもしれません。
そしてさらにおすすめなのが、プロテインスキマーと合わせての使用。
土バクには脱窒菌が含まれています。脱窒菌は水槽内の硝酸塩や亜硝酸を還元してくれます。脱窒菌は勝手に増えていき、そのうち死んだ脱窒菌をプロテインスキマーで取り除くことで水槽の硝酸塩を除去できるのです。
我が家でも、プロテインスキマーを付けた水槽で土バクを使ったところ、硝酸塩の値が下がったという経験があります。
水槽環境にもよるので一概には言えないですが、プロテインスキマー付きの水槽に入れることで真価を発揮してくれるバクテリアなのは間違いないでしょう。
土バク…恐るべき子…。
透明度上昇、水質浄化、硝酸塩除去、コケ防止、どれもいい効果を発揮してくれるので、海水水槽をやっているのなら一本持っていて損はないバクテリアかと思います。
まとめ
*「土壌バクテリア」は様々な効能を持つおすすめバクテリア!
今回は海水水槽で超おすすめのバクテリア剤「土壌バクテリア」についてご紹介しました。
本当に圧倒的な効果を発揮してくれるので、「水槽環境を整えたい」「透明度を上げたい」「硝酸塩を減らしたい」など、どんな問題でもなんかしら効果を出してくれる優秀バクテリアです。
皆さんもぜひ使ってみてください!