今回は水中カメラ(TG-7)を例にして、絶対に失敗しないセッティング方法を紹介します。

本記事で分かること
・絶対に失敗しないTG-7のセッティング方法


TG-7について

先日発売になったOLYMPUS TG-7。
早速購入してダイビングに使いたい!という方も多いかと存じますが、ちょっと待って!
用意するもの

用意するものは以下の通りです。
・TG-7本体
・ハウジング(PT-059)
・反射防止リング(PT-059に付属)
・メンテナンスセット(シリコングリス、乾燥剤、Oリング取り外し用ヘラ)
・不織布のような繊維が出ない布
TG-7のセッティング方法
では用意もできたところで、実際のセッティング方法を解説していきます。
カメラ本体の準備

まずカメラのレンズリングを、付属の反射防止リングに交換します。

デフォルトのレンズリングを、写真右下のボタンを押しながら回して外します。


そうしたら、ハウジング(PT-059)に付属している反射防止リングに付け替えます。

レンズリングを交換したら、バッテリーとメモリーカードが入っていることと、バッテリーが十分に充電できていることを確認して、ふたを閉じロックします。
▼充電器はカメラ本体に挿して充電するタイプよりも、外部式のバッテリーのみ充電できるタイプが便利でおすすめ
ちなみにTGのバッテリーは多くの場合2ダイブは持ちますが、3ダイブ目の序盤~中盤に切れてしまうことがほとんどです。
なので事前に予備のバッテリーを用意していおいて、昼休みなどに交換することをおすすめします。


ちなみにロックして閉じられる部分は、バッテリー&メモリーカードを入れる部分と、タイプCで本体充電を行う部分の2か所あるので注意。

蓋がしっかりとロックできていることを確認できたら、カメラ本体についているホコリなどをメガネクリーナー等で拭き取っておきます。
ハウジング内の拭き取りを行う

まずハウジング内の水滴やホコリ、残っている砂粒や塩の結晶などを拭き取ります。
ゴミや水滴が残っていると水没およびカメラの破損の原因になるため、繊維の残りにくい不織布などで事前にしっかりと拭き取りを行いましょう。
▼拭き取りには不織布がおすすめ
Oリングのメンテナンス
ハウジングでの防水の要になるのがこの「Oリング」。
Oリングに砂粒や塩、ホコリが付着していたり、劣化してヒビが入っていたりすると直接的な浸水の原因になるため、きちんとメンテナンスを行うことが必要です。

メンテナンスの際は、まず付属のヘラでOリングをハウジングから外します。

Oリングを外したら不織布で丁寧に拭き取りを行います。
この際、砂粒や塩の結晶、ホコリなどが残ってしまわないように注意して行います。

Oリングが入っていた隙間も忘れずに拭き取りを行います。
ここは綿棒でやった方がやりやすいかもしれません。


Oリングのゴミを拭き取ったら、シリコングリスをOリングに塗ります(グリスアップ)。
出す量は多くなくて大丈夫。指先にちょこんと乗るくらいの量のシリコングリスを出して…


Oリングに塗り上げましょう。
塗り残しがないように全体にしっかりと広げます。

最後にOリングをもとの場所にはめ込めば完了です!
なお、Oリングを見て明らかにヒビがあったり、色が変わっていたりする場合は劣化による浸水の可能性があるので、新品のOリングに買い替えましょう。

あと、ダイビング後にOリングを外しておくことも重要。
つけたままにしておくとOリングが伸びてしまって劣化が早まってしまう可能性があるからですね。
カメラをセット!

Oリングの準備が整ったらホコリを拭き取ってキレイにしたカメラ本体をセットします。
この際しっかりと入れるべき部分にハマっていないと水没の原因になるため、注意してはめ込みます。
乾燥剤を入れる!

最後にカメラの下部にある隙間に乾燥剤を入れます。
乾燥剤がないとハウジングの中に閉じ込められた水蒸気が結露してダイビング中に曇ってしまうので、しっかり毎回乾燥剤を入れる必要があります。

ハウジングが曇ってしまうと上の写真のような残念な仕上がりになってしまい気分も落ち込むので、ここも重要な部分です。
この乾燥剤ですが、基本的に使い捨てです。
一度水分を吸収した乾燥剤を再利用しようとすると、思うように水蒸気を吸収してくれずにハウジングが曇る原因になります。
そのためお金はかかりますが常に新品の乾燥剤を使用しすることをおすすめします。
▼吸水力が高くておすすめの乾燥剤
▼乾燥剤を入れる際の注意点はこちらにまとめています

ハウジングのふたを閉じてロック!

乾燥剤のセットが終わったら、乾燥剤の端っこやゴミなどを挟み込まないように注意しながらハウジングのふたを閉じます。

ハウジングのふたを閉じたらカメラ本体と同じようにロックができているかしっかり確認しましょう。
万が一ロックが閉まっていないと海中で何かにぶつけた拍子などにハウジングが開いてしまって水没してしまう可能性もあるので、きちんと注意しておく必要があります。
一度閉じたらもう開けない

閉じたハウジングを開けてしまうと、せっかく乾燥剤がハウジング内を吸湿してくれていたのに、また新たな湿気が入ってしまいます。
そこから閉じても乾燥剤が湿気を吸いきれず曇ってしまうかもしれませんし、Oリングのところにゴミなどが付着して水没の原因にもなりかねません。
さらに、ダイビングの合間に開けるのも絶対NG。
水滴が入ってしまったら一発アウトです。ダイビングが終わるまでは何があってもハウジングは封印しておきましょう。

昼休みにバッテリー交換を行う際は、水滴などが飛んでこない乾燥した環境で、手や机に水滴がついていないことを確認したうえで行いましょう。
一応、1日の間であれば乾燥剤は同じものを使っても問題ない場合がほとんどですが(乾燥した環境で開け閉めを行ったうえで)、気になる場合は新品に交換することをおすすめします。
まとめ

*レンズリングを反射防止リングに交換する
*カメラ本体とハウジングの拭き取りをしっかりと行う
*Oリングのメンテナンスが重要
*新品の乾燥剤を使おう
*カメラ本体とハウジングのロックを確認
*一度閉じたらもう開けない
今回は絶対に失敗しないTG-7のセッティング方法をお話ししました。
TG-7もハウジングのPT-059も非常によくできた商品なので、基本的な準備をしっかりしていればカメラが水没するということはまずないです。
しっかり準備してダイビングを楽しみましょう!
