【小笠原】夜のとびうお桟橋で巨大ザメやエイを見たいあなたへ!
小笠原諸島ではなんと陸から3mの巨大ザメを見れる場所があるんです!
それが父島のごく一般的な港の桟橋である「とびうお桟橋」!
まずは何も言わずこちらを見てください。
言葉で言い表せないこのスゴさ pic.twitter.com/gl8sXfYYsw
— りるたき (@rirutaki_sakana) February 27, 2025
これがとびうお桟橋の凄さです!
今回はこのとびうお桟橋の凄さについて余すところなくご紹介します。
本記事で分かること
・とびうお桟橋で見られる生きもの
・とびうお桟橋への行き方
・訪れるのにおすすめの時間
・おすすめの楽しみ方
とびうお桟橋について
夜な夜なとびうお桟橋に集まる生きものたち

夜のとびうお桟橋に現れる最も代表的な生きものは3mにもなる巨大ザメ「シロワニ」です。
シロワニは日本では小笠原諸島にのみ生息している貴重な生きもので、ダイビングで観察できるのでダイバーにも人気です。
とびうお桟橋では、港の岸壁のヘリを悠然と泳ぐ姿を観察できます。

とびうお桟橋に姿を現すのはシロワニだけではありません。巨大なエイである「マダラエイ」や、小笠原諸島に数多く生息するサメ「ネムリブカ」なんかもここの常連です。
私が訪れた際も、大きなマダラエイが観察できました。

なぜとびうお桟橋に集まる?

なぜとびうお桟橋にはこんなにも多くの巨大生物が集まるのでしょうか?
その答えは「エサ」にあるようです。
というのも、ここでは以前はシロワニやエイに餌付けをしていたそう(今はやっていません)で、さらに漁師さんが捨てる魚のアラなんかも彼らの良いエサになっていたのです。
とびうお桟橋への行き方
とびうお桟橋は父島の市街地である大村地区から徒歩10分程度の奥村地区にあります。
行き方はとっても簡単で、おが丸が止まっている二見港から湾岸通り沿いに10分ほど北に進むだけです。
小笠原水産センターを過ぎた先に大きなY字の交差点があり、そこを超えた先にとびうお桟橋の看板があります。看板に従って港に入れば到着です。
絶対にシロワニを見たいあなたへ
おすすめの時期は冬!

とびうお桟橋では通年シロワニを観察することが可能ですが、おすすめの時期は圧倒的に冬です!
具体的には12月から4月くらいですね。シロワニは普段深い水深で生活しているのですが、この時期は浅い水深に上がってきて、洞窟などの暗がりで休んでいることが多いのです。
父島の二見湾ではとびうお桟橋のすぐ近くに沈没船が沈んでおり、冬の季節シロワニたちはその沈没船に集まってきています。

シロワニは夜になるとこの沈没船からゆっくり泳ぎ出し、とびうお桟橋を訪れるのです。
そしてとびうお桟橋で満足するまで一通り泳ぎ、また沈没船に戻っていきます。
おすすめの時間帯

これは地元のダイビングショップのインストラクターの方に聞いたのですが、シロワニは日没から21時ごろの時間帯によく姿を現すようです。
実際、私も今回の滞在中に累計5日ほどとびうお桟橋を訪れましたが、20時ごろに訪れた日には複数回観察できました。
逆に、22時ごろに訪れた日と海が荒れてバチャついていた日には観察することができませんでした。どうやら夜が更けすぎるとシロワニも疲れて帰ってしまうようですね。
巨大生物以外の生きもの観察も楽しい!

とびうお桟橋の魅力は巨大生物だけではありません!
到着してサメがいなかったら、まずは岸壁を観察してみてください。たくさんの魚たちやカニ、ナマコなどたくさんの生きものを観察することができます。
また海の方でも、ボラやフグなど多くのお魚が回遊しています。
懐中電灯で楽しさ倍増

個人的には、とびうお桟橋には懐中電灯を持参することをおすすめします。
とびうお桟橋には街灯があり、その部分だけでも十分観察可能です。ただ、私が観察した中ではシロワニやエイが街灯がない場所を泳いでいることも多くありました。また岸壁に沿うように港の端から端まで往復しているような子もいましたね。
そんな時に安物でもいいので懐中電灯があると、シロワニと一緒に移動しながら観察できるので楽しさ倍増すること間違いなしです!
まとめ
*小笠原のとびうお桟橋では陸から3mの巨大ザメやエイを観察できる!
*とびうお桟橋は父島の市街地から徒歩10分
*冬の21時ごろまでが最も可能性が高い
*巨大生物以外の生きものもおもしろい!
*懐中電灯があると楽しさ倍増
今回は小笠原のとびうお桟橋の楽しみ方について紹介しました。
多少の運は絡みますが、季節と時間を選べばサメをはじめとする巨大生物を観察できる可能性は高いです。
皆さんもその迫力をぜひ直接体感しに行ってみてください!
