こんにちは!
海水魚飼育日記です。
今回は番外編。残念ながら2021年11月23日に閉館してしまった「ヨコハマおもしろ水族館/赤ちゃん水族館」についてです。
というのも、2022年3月26日にはヨコハマおもしろ水族館の跡地を活用した新たな水族館「横浜開運水族館フォーチュンアクアリウム」が開館しますし、ちょっと振り返ってヨコハマおもしろ水族館のことを考えていきたいなーと思いたったのがきっかけです。
というわけで今日はヨコハマおもしろ水族館で撮影した写真を感想とともに載せていきます!
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ヨコハマおもしろ水族館
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ヨコハマおもしろ水族館/赤ちゃん水族館は横浜中華街にあった水族館です。
17年間営業していたのですが、コロナの影響によるお客さんの減少で2021年11月23日に誠に残念ながら閉館してしまいました。
▼ヨコハマおもしろ水族館について
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最初の水槽は小型水槽群とサンゴ大水槽。
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小型水槽群にはバットフィッシュや、ヨコハマおもしろ水族館のマスコットのモンツキカエルウオがいたときもありましたね。
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これは最初のサンゴ大水槽。デバスズメダイやキンギョハナダイが群れていて、さらにカクレクマノミ、ヒフキアイゴ、ナンヨウハギ、クイーンエンゼルフィッシュなどがいて華やかな水槽でした。
ココの水族館の特徴は何かというと、とにかく展示にユーモアがあって、おもしろおかしく、そしてわかりやすく生きものの生態を展示で見せているんです。
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これはお家を背負ったスベスベサンゴヤドカリ君。お家の中に貝殻が入ってるみたいなんですが、めっちゃかわいらしいです。
気づかずに背負っちゃうヤドカリ君笑。
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あれ?今度の水槽は向きがおかしい?
いやいや、これでいいんです。
というのもこの水槽にいる「ヘコアユ」は本来、地面に対して垂直に、つまり縦になって泳ぐお魚なんですが…
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なんと水槽内の地面に対して縦に、つまり横になって泳いでいます。
コレ、おもしろいですよねえ。ヘコアユが視覚で上下を判断していることがよくわかります。
確かに水中だと感じる重力が少ないから上下ってよくわかりませんもんね。でもしばしば「あれ?あれ?」って迷って横になったり縦になったりする子たちがいるのもかわいらしかったです笑。
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進んでいくとカレイが展示されている「カレイライス水槽」や、普段目にも留めない生き物たちが展示されている「サボテン水槽」があります。
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これは「ケヤリ」というゴカイの仲間。泥などで筒状のお家を作ってその中に住むのですが、その筒をパイプに入れてカワイイ見た目にされています。
上に見える花のようなものは鰓冠(さいかん)というエラが発達したもので、これを使って呼吸したり、触手のように使ってエサを引き寄せて食べたりします。
この水槽にはハデハデな見た目がきれいな「シーアップル」などもいました。
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今度は…たこ焼き?!
タコが狭い場所に入る生態を活かして、丸い透明な隠れ家に入るとなんとたこ焼きになっちゃう水槽です。後ろに見えるたこ焼きのオブジェと混じってかわいらしいです。
ここの水族館はこんな風に、ユーモアを交えて生きものの生態を伝えるのがすごくうまいんですよね。
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最近は生きものが住む環境をなるべく再現してありのままを見せる「行動展示」がトレンドですが、それだけだと自然すぎて伝わりにくい部分があるのも現実(コレはコレで素晴らしいし、大好きです)。
それに対してここは小さい水族館ということもあり、ほかとは違うアプローチで「まず生きものに興味を持ってほしい」という姿勢が凄く見てとれたんです。
これはどっちがいいとかではなく、生きものに興味を持ってもらう手段は本当にたくさんあるということですね。
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これはさらに隣にある「野菜を食べよう!」水槽。
実はお魚には海藻などを主食にしている種類も多く、そのような種類は野菜を与えるとよく食べるみたいで、ジッサイに色んな野菜を与えてみた結果が表になっています。
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これを見ると野菜によって反応に違いがあって結構おもしろいです。
たまねぎやネギのような犬猫に与えると死の危険もある野菜も、反応が悪いとはいえ食べるのは興味深いですね。
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その先にはテグリの仲間やベラの仲間などが展示されている小型水槽たちがたくさん並んでいます。
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小型水槽群の裏側にはこんな感じに寿司水槽もあり、普段お寿司として食べているお魚たちが展示されています。
地味にスベスベマンジュウガニ(猛毒)が混ざってるのはヤバいですね笑。
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寿司水槽の隣にはサンゴ水槽。
ここでは沖縄県の恩納村から譲り受けた「チビアザミサンゴ」を飼育してその株を増やす取り組みをしています。
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海水魚飼育をする私にとっては、このように機材の解説があるのも取っておよ海深かったです。
後で載せるウミガメもそうなのですが、ヨコハマおもしろ水族館は「保全」にもしっかり力を入れていたようですね。
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この水槽には「カニハゼ」や「ニシキテグリ」もいて、南国らしい水景になっています。
振り返ると先ほどの小型水槽群の続きがあり、色とりどりのベラやハゼなどが展示されています。
写真は撮ってなかったのですが多くの水槽にはクイズがあり、磁石付きのペンで触れると答えがわかるような仕組みになっていたのもおもしろいポイントでしたね!
またここは「びっくり擬態ゾーン」になっていて、驚くような擬態をして生きるお魚も展示されています。
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あとはウツボとエビの共生関係や、チョウチョウウオなどが展示されていました。
そのまま進んでいくとギャグおみくじや、おもしろ自販機が置いてあります笑。
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その先の突き当りにはこれまた小型水槽群があり、ここではイロブダイやハナヒゲウツボ、ツバメウオなどの大人になると姿が変わるお魚やオスメスで大きく姿が異なるお魚が展示されていました(2021年11月)。
たしか夏には「おさかなギョリンピック」としてスポーツを模した展示がされていたのでシーズンやイベントごとに展示が変わるエリアだったのかもしれません。
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ここで左後ろを向くとまた水槽が。
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ここにもイベント水槽のようです。8月にはイケメンフィッシュ水槽になっていましたが、11月にはクリスマス水槽になっていました。
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クリスマスのステッキにニシキアナゴを例えていたのはうまいなと思いました笑。
この水槽を見る向きから右を向くと「巨大プランクトンゾーン」があります。
巨大プランクトンとはクラゲのこと。クラゲみたいな生きものでも自ら泳がず漂う生きものはプランクトンと呼ばれるみたいですね。
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巨大プランクトンゾーンを出ると深海エリアがあります。
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深海エリアの手前にはこんなオブジェも。かわいい。
ここには水槽の下側がへこんでいて水槽の中に会おお出しているような写真が撮れる水槽もありました。
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その顔出し水槽の裏にはニシキエビの脱皮殻や、サメの顎、ミツクリザメの骨格標本なども展示されていました。
このヨコハマおもしろ水族館は静岡の深海魚漁師の長谷川さん(よくテレビに出ていらっしゃいますよ!)に採取してもらった生きものをたくさん展示しています。
コロナ前はオオグソクムシのタッチプールや深海魚の解剖ショーなども行っていたみたいですね。閉館もコロナの影響ですし、本当に悔やまれるところです…。
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深海ゾーンの裏には、砂地に生息する生きものが展示されていたエリアがありました。
たしかサソリもいました。ボタンを押すとブラックライトに照らされるのですが、ブラックライトに照らされたサソリが妖しく蛍光色に輝くのが興味深かったです。
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これはエビと共生するハゼの展示。眼の悪いエビが巣作りをして、ハゼはそこに住まわせてもらう代わりに周りの危険を監視するという共生関係です。
コレが本当におもしろいんです。しかも何気に共生ハゼをしっかりと展示している水族館は多くないので、私的にはかなりお気に入りの水槽でした。
▼共生ハゼについて
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他にはジョーフィッシュの仲間や、チンアナゴやニシキアナゴを潜水艦の潜望鏡に見立てた展示がありました。
こんな風に一見なかなか思いつかないようなユーモアあふれた発想で作られている展示には、何度見ても飽きない洗練されたモノを感じますね。
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砂地エリアからでると、今度はおさかな合唱コンクール水槽。
この水槽は「デバスズメダイ」が光やエサに反応する性質を利用して、マイクの周りを泳ぎながら歌っているように見えるイベントを30分毎に行っています。
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公式チャンネルの動画はコチラ
その裏にはアナゴマンション。
アナゴが細い筒状のものを住みかとして好む生態を活かして、アナゴがマンションから顔を出すように作られています。
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かわいい笑。
その先に進むとヨコハマおもしろ水族館でいちばん大きい「龍宮水槽」があります。
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ここにはソフトコーラルを中心としたサンゴと、サンゴアイゴやハナゴンべ、クダゴンベ、スミレヤッコ、オトメハゼなどの美しいお魚が展示されています。
アカネハナゴイなんかがたくさん飼育されていた時期もあるようですね。
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ホントに龍宮城みたいで美麗な水槽です。
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個人的にはこちらのハナゴンべがお気に入り。いつかは飼育してみたいですねえ。
龍宮水槽の前に立って振り返ると、そこにはオニダルマオコゼ水槽があります。
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実は偽物のオニダルマオコゼの置物がいくつか置かれているのですが、どれが本物かわかりますか?笑
正解としては奥の岩に前向きに寄りかかっている個体が本物だと思うのですが、これジッサイに見ても結構難しいです。
コロナ前は給餌解説もやっていたみたいですね。ぜひとも見てみたかった…。
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オニダルマオコゼ水槽の横に目をやると「フサギンポ」がいる水槽があります。
この子は一見ブサイクに見えて愛くるしい顔をしているのでかわいいです。
意外と水族館によくいるので、いたらぜひ観察してみてください。たしか最近では横浜・八景島シーパラダイスで見ましたね。
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お次は危険生物ゾーン。ソウシハギやゴンズイ、ミノカサゴ、ハナギンチャクなどの毒を持つ生きもののほかピラニアも展示されていました。
上の写真はそのエリアにあった危険生物にやられてしまった時の対処法を書いたパネルのようです。
アンボイナの対処法が救急車たくさんになってるのはリアルですが、果たして笑いどころなのかそうでないのか…汗。
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おもしろ水族館の最後は「めだかの学校」。
こういうところにもセンスを感じてしまいます。
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かわいい。
というわけでおもしろ水族館のほうはここまで。
ここからは赤ちゃん水族館のほうです。赤ちゃん水族館はヨコハマおもしろ水族館の施設の一部で、いろんな生きものの赤ちゃんがたくさん飼育されています。
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めだかの学校水槽の横を抜けると、ミュージアムショップがあり、さらにその先が赤ちゃん水族館。
まずはこの手前の左側が小型水槽群になっています。改めて思いましたが、ここの水族館は小型水槽がホントに強いです。
ビル内なので大型水槽がつくれないという都合もあると思いますが、それにしてもすごく力の入っている小型水槽がたくさんあります。
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ここには生きもののたあごや赤ちゃんが水槽に展示されていて、大人は手作りの模型で示されています。
この手作りの模型に愛を感じますね。
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おもしろいところだと、海水魚にエサとしてよく与える甲殻類の「アルテミア」なんかの展示もありました。
目で見るともう粒にしか見えないんですが、海水魚を飼育しているとジッサイにこれを海水魚にエサとして与えることもあるのでなんだか親近感がわきました笑。
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その先に進むとこれまた小型水槽群があります。
ここの説明書きも暖かいタッチの手書きの絵でとってもかわいらしいです。
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ここにはキンギョハナダイやカクレクマノミ、スズメダイの仲間などの比較的小さなお魚の赤ちゃんもいれば、タカノハダイやネコザメ、サザナミヤッコなどのそこそこ大きくなるお魚の赤ちゃんも展示されていました。
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ここで後ろに振り返るととそこには小っちゃくて愛くるしいウミガメの姿が!
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実はヨコハマおもしろ水族館では、毎年2匹のアオウミガメを小笠原海洋センターから預かって、1年間育てた個体をお返しするということを行っています。
今年来ていたのは「ソル」くんと「ルナ」ちゃん。
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最終日には給餌解説を見ることができたのですが、エサはどうやら普通のカメ用のエサでいいみたいです笑。
この子たちは閉館後は小笠原海洋センターに帰るというでした。
そっちでも大きく育ってほしいですね!また元気でどこかの海で会えたらいいなあ。
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さらにその先に進んでいくと広場のようになっていて、なんと中央には滑り台状になっている水槽が!
なんとこの滑り台、お子さんがジッサイに滑ることもできます。
中にはマンジュウイシモチやハマクマノミが飼育されていて、この発想力には驚かされますね。
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またこの滑り台の隣にはジャングルジムがあり、そのジャングルジムにも金魚が飼育されている水槽がのっかっていました。
このジャングルジムもお子さんが遊ぶことができたみたいですね。
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この広場の入って左手にある壁面には設置されていた小型水槽には、アロワナの赤ちゃんやイシダイの赤ちゃん、プテラポゴンカウデルニィなどが展示されていました。
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最終日にはアロワナの給餌解説やイシダイのサッカーなども見ることができました。
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これちゃんと覚えているみたいで、ボールをゴールまで口でつついて進めるんです。
めっちゃかわいかったです。
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こんな感じでお客さんとの距離が近いのは小型園館の特徴ですよね。
大きな水族館の巨大水槽やショーに圧倒されるのもいいですが、こういった小さな水族館ならではの暖かい雰囲気は私はけっこう好きです。
最終日には、イシダイ水槽などの横にあるこの水槽にはこんな文言も…。
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私、ここの水族館に初めて来たのが2021年の8月だったので、もっと早く知ってもっとたくさん来たかったなあ、と思うところです。
さて、今度は広場に入って正面側の壁面。
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ここにはダンゴウオの赤ちゃんやクリオネやトビハゼ、またシリキルリスズメダイの実験水槽があります。
やっぱりヨコハマおもしろ水族館と言えば「ダンゴウオ」。
赤ちゃん水族館のマスコットにもなっていますね。
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これ!!!
かわいすぎます。
ちなみに「ナメダンゴ」「フウセンウオ」「ランプフィッシュ」などのダンゴウオの仲間を展示している水族館はしばしば見かけるのですが、「ダンゴウオ」を展示している水族館はあまりない印象だったので、地味にレアだったんです。これ。
壁面の右側に行くと、バイカラードティーバックやフリソデエビ、キイロサンゴハゼ、ヒメゴンべ、ニセモチノウオなどの小さくてかわいい生きものが多く展示されていました。
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この辺は普通に成体のお魚が展示されていましたね。
まあ、赤ちゃんみたいにカワイイってことでしょう笑。
お次は広場の右手の壁面。
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こちらではニジマスやウナギ、アワビ、ホヤなどの養殖されている水産生物の子どもが展示されていました。
何気にこういったいつも食べている生きものの生きている姿をしっかり見ることはないので、興味深い展示でした。
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しかもこの水槽のところに書いてある日記調の解説がおもしろくてかわいいんです。くせになる感じがあります笑。
そういえばここの赤ちゃん水族館の水槽はかなり低い高さに設置されていて、お子さんでも見やすいように設計されています。
まあ、大人はしゃがまないと見れないので大変な水槽も多いのですが、「ここには何がいるのかな?」とかがんで水槽を覗くのはちょっとワクワクする部分もありますね。
そして広場の手前側の壁面にはいくつか実験水槽があります。
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落ち葉などを拾って背負うことで身を守るモクズショイというカニの水槽にいろいろなものを入れてみて何を背負うのか、といったことや、ナベカなどの隠れ家を好むお魚はどんなお家に住むのかということをジッサイに観察できる水槽です。
この時はクリスマスイベントで、モールなどが入っていましたね。時期によっても変わるみたいです。
背負ってはいませんでしたが笑。
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隣にあったウメボシイソギンチャクの分裂水槽はコロナ対策で実験できなくなっていました。
これもコロナ前にきて見ておきたかったです…泣。
手前側壁面の右側に目を向けると、ヴァンパイアクラブやウーパールーパー、ヒョウモントカゲモドキ、カメなどの小動物が展示されていました(写真がなかった泣)。
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展示はこれで終了。
赤ちゃん水族館内は行き止まりになっているので、広場からまた小型水槽群やウミガメ水槽の横を通ってミュージアムショップのところまで戻ってきて、出口になります。
ちなみにさすがに写真はないですが、赤ちゃん水族館内の子ども用トイレにも水槽があったりするというおもしろポイントもあります笑。
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いやあ、これを書いていて思いましたが、やっぱりここはいい水族館ですね。
これは完全に私見なのですが、水族館は博物館施設の一部なので、あくまでも生きもののことについて学ぶ場所だと思うんですよね。
もちろんその方法はお堅いものではなく、それこそクイズや、工夫を凝らした展示など何でもありです。
でも生きものや自然のすばらしさを伝える努力はするべきだと思っていて、近年の「生きものの興味を引き出すのではなくその”空間”に重きを置いた映え一辺倒の水族館の台頭」には少し思うところがあります。
※ただ、水族館の多くは公立の施設でない以上、利潤追及はしなければそもそも維持できなくなってしまうので、コレ自体は悪ではないと思います。また、一般の人からすると生きものなんかには興味がなく、空間や雰囲気に惹かれて水族館に来ている、という意識の表れだとも思うので、我々客側にも原因があります。生きものにフォーカスした展示のほうにしっかりと需要があれば、そもそも映えの台頭はおこりませんからね。
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その点この水族館は、生きものを見てその見た目や生態を楽しむことで「まず知ってもらう」ことに重きを置いていて、個人的には理想の水族館像にぴったりの場所でした。
コチラのヨコハマおもしろ水族館の公式サイトの「最後に~」のところにも書いていることは、ホントにその通りだと思います。
そして、大きな水族館でも小さな水族館でも、それぞれの水族館がその水族館にできることを活かした、意匠を凝らした展示を見るのはやっぱり単純に楽しいです。
ほんとうになくなってしまったことが悔やまれる、いい水族館でした。
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水族館を応援する手段は「行くこと」「グッズを買うこと」。今後はこんな悲しい水族館を減らすためにも、いろんな水族館にいっぱい行くようにしたいです!
ヨコハマおもしろ水族館/赤ちゃん水族館さん、17年間、ありがとうございました!!!
今回の日記はここまで。
好き放題載せていたら長大な記事になってしまいました。この記事でヨコハマおもしろ水族館という水族館があったということを覚えていてくれる人が一人でも増えたらいいなと思います。
それではまた次回!