今回は日本の海で出会うことのできるクマノミ類を6種類紹介します。
全種覚えればあなたもきっと物知り認定されること間違いナシ!ダイビングやシュノーケル、水族館ももっと楽しくなりますよ!!
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本記事で分かること
・クマノミとは
・「ニモ」がどのクマノミなのか
・日本の海で出会えるクマノミ類6種類の見た目と特徴
・飼育について
そもそも「クマノミ」ってどんないきもの?
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一般的に「クマノミ類」とはスズキ目ベラ亜目スズメダイ科クマノミ亜科クマノミ属に分類される仲間のことを指します。
この仲間の特徴は何といってもイソギンチャクとの共生ですよね!
イソギンチャクは毒針を持ちますが、クマノミは特殊な粘液を持つためこの毒針に刺されることがありません。
そこでクマノミはイソギンチャクの中に入って自分の身を守る代わりに、イソギンチャクの身の回りのお世話をしてあげるという「相利共生」の関係が出来上がっています。
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またクマノミ類のおもしろい特徴は「雄性先熟」という生態です。
クマノミ類は小さいときはオスの状態で、そのイソギンチャクに住んでいる個体の中で最も大きい個体がメスになります。
そして次に大きな個体がオスとして、メスとつがいになり繁殖するのです。
もし寿命などで1番手のメスがいなくなると、2番手だったオスがメスに性転換します。そして3番手だったオスが、元2番手の新たなメスとつがいになるのです。
日本で出会うことのできるクマノミ類6種類
カクレクマノミ
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ただ単に「クマノミ」と言えばこの種のことを想像する方が多いのではないでしょうか。
どう森で釣れる「クマノミ」も、ホントはこちらの「カクレクマノミ」です。
日本ではサンゴ礁があるような暖かい海(南西諸島以南)に生息し、オレンジの体に3本の白い帯が走っている様子がチャーミングなクマノミです。
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自然界ではハタゴイソギンチャクやセンジュイソギンチャクと共生しています。
カクレクマノミはとっても人気で、生息する場所はダイビングやシュノーケルポイントとして有名になっている場合が多いです。
シュノーケルツアーや体験ダイビングなどでガイドさんに「カクレクマノミが見たい!」と言えば連れて行ってくれることが多いので、おすすめです(人気なので言わなくても連れて行ってくれることが多いです笑)。
飼育もカンタンなので自宅でのマリンアクアリウムで飼育されることも多いです。かく言う我が家でも飼育しています!
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また大体どこの水族館でも展示していて繁殖させているところも多いので、水族館に行けば必ずと言っていいほど出会うことができます。
クマノミ
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実はこっちが本家の「クマノミ」。でもこっちはニモではありません。
暖かいけどサンゴ礁はないような海にも適応していて、他のクマノミ類よりも北(千葉県以南)に生息することが特徴です。でも沖縄の海にも普通にいます。
カクレクマノミが白帯3本なのに対し、クマノミは2本で、より黒っぽい体をしているものも多いです。
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自然界ではサンゴイソギンチャクやジュズダマイソギンチャク、シライトイソギンチャクなど様々なイソギンチャクと共生します。
縦に平べったい体と、ぴょーんとでた腹びれがかわいいクマノミですね。
この子も飼育はカンタンですが、やや気が強いみたいです。ただ温帯にも適応している種のため、水温管理は別の種類よりも少し雑で大丈夫です。
この子も割とどこの水族館でもいます。本州近海にも生息しているので、サンゴ礁の展示というよりは近海の海の展示にいることが多いですね。
ハマクマノミ
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濃いオレンジ色の体が特徴的な「ハマクマノミ」。
日本では南西諸島以南に生息していて、その濃いオレンジの体から「トマト」というニックネームもあります。
白帯はえらの付近にある1本のみですが、赤ちゃんの時には2本や3本の白帯があるみたいです。
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自然界ではタマイタダキイソギンチャクに共生しています。
病気などに強く飼育はカンタンですが、非常に気が強いため混泳魚には注意が必要みたいです。
自分が訪れたことのある水族館では、すみだ水族館、ヨコハマおもしろ水族館(閉館)、京都水族館、志摩マリンランド(閉館)、美ら海水族館などでは見た記憶があります。
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軽く調べた限りほかにも横浜八景島シーパラダイス、下田海中水族館、海遊館、南知多ビーチランド、のとじま水族館、マリホ水族館、マリンワールド海の中道など多くの水族館で見れるみたいです。
ハナビラクマノミ
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薄ピンクの体がかわいい「ハナビラクマノミ」。
えら付近と背中の白帯が特徴的で、色合いと相まってホントに花びらのように見えます。
日本では南西諸島以南に生息しています。
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自然界ではシライトイソギンチャクに入っている様子をよく見ます。
飼育は例によってカンタンで、特にハナビラクマノミは温厚なようで他種との混泳にも向くようです。
水族館では、サンシャイン水族館、アクアパーク品川、京都水族館、鳥羽水族館、美ら海水族館あたりでは見た覚えがあります。
自然界でもレア種というほどではなく水槽内での混泳難度も高くないので、他にも見れる水族館はたくさんあると思います。
セジロクマノミ
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ハマクマノミほどではなくても、鮮やかなオレンジ色の体が特徴的な「セジロクマノミ」。
白帯は背中に走るものだけで、それが名前の由来にもなっています。ハナビラクマノミによく似ますが、色合いと、えら付近に白帯がないことで見分けられますね。
日本では南西諸島以南に生息しています。
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自然界ではシライトイソギンチャクやアラビアハタゴイソギンチャクに共生しています。
アラビアハタゴイソギンチャクの生息数が少ないからなのか、日本で見れるクマノミ類の中では2番目にレア。といっても沖縄でダイビングやシュノーケルをすれば普通に会えます。
あえてこの種類を飼育する理由はあまりないかもしれませんが、飼育は例によってカンタンです。
水族館ではサンシャイン水族館、フォーチュンアクアリウム、美ら海水族館、京都水族館くらいでしか見た記憶がありません。
他にもマリホ水族館などにいるようですが、そもそも展示している館数があまり多くないみたいですね。
トウアカクマノミ
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最後に紹介するのは「トウアカクマノミ」。
成熟すると黒い体に赤い顔をしていて、トウアカの名前はここからきているようですね。
日本では南西諸島以南に生息していて、大から極小の子まで家族みんな(ホントは血はつながってませんが笑)で共同生活をおくっている様子がとってもかわいいクマノミです。
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自然界ではイボハタゴイソギンチャクに共生し、イボハタゴイソギンチャク自体が砂地にしか生息しないレアな種な関係で、日本ではもっともレアなクマノミです。
そして実は背中の模様を上から見るとハート形になっていて、そこがチャームポイントなんです。
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トウアカはクマノミの中でも私のいちばんのお気に入りの種類なんですが、他のクマノミがいるポイントに一緒にはいないことが多いです。
▼沖縄でトウアカクマノミに会ってきた!
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自然界ではなかなか会うハードルが高いですが、水族館ではフォーチュンアクアリウム、DMMかりゆし水族館、美ら海水族館、京都水族館、伊勢シーパラダイス、マリホ水族館などで見られたはずなので、水族館で会うのもひとつの手ですね。
例によって飼育はカンタンですが、京都街なか水族館カフェ&バー「BLUEFISH AQUARIUM」(※現在閉店)の館長さんによると、イソギンチャクに入っていない状態だとかなり気が強く他の魚を駆逐してしまうみたいです。
でもイソギンチャクに入れば、急にイソギンチャクにべったりで温厚になるみたいです。
▼京都街なか水族館カフェ&バー「BLUEFISH AQUARIUM」はお酒を飲んだり美味しいご飯を食べたりしながらお魚鑑賞を楽しめる楽しいお店です
新しい朝が来た☀希望の朝だ✨✨皆さん(^o^)おはよーございます✨✨✨
本日7月14日(水)は、17時〜21時までとなります。
只今、これからも皆様とご縁を重ねてゆけるように8月1日まで生ビール、各種サワー555円となっております。
美味しいピザと一緒にどうぞ!
本日こそ!お客様来る事を願って👊 pic.twitter.com/glOhEIflkU
— 京都 街なか水族館 館長 (@Kyoto_bluefish) July 14, 2021
まとめ
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*クマノミ類はイソギンチャクに共生することが特徴のカワイイ仲間
*日本の海で出会えるクマノミは6種類
*クマノミ類は「雄性先熟」。オスからメスに性転換!
*ニモのモデル(ほぼ)にもなった「カクレクマノミ」
*本州近海にもいる「クマノミ」
*別名トマト「ハマクマノミ」
*薄ピンクの色合いがかわいい「ハナビラクマノミ」
*ハナビラクマノミに間違えないで!「セジロクマノミ」
*背中のハート形がチャーミング!家族みんなでわいわい暮らす「トウアカクマノミ」
今回は日本の海で出会うことのできるクマノミ類を6種類紹介しました。
どの種類も特徴的でとってもカワイイ子たちですので、水族館ではもちろん、ぜひジッサイの海で、自然界を生き抜く彼らをご自身の目で観察してみてください!
中でも沖縄の有名なダイビング&シュノーケルポイント「ゴリラチョップ」ではダイビングで、6種類のクマノミに1日で出会うことも可能みたいなのでおすすめです!
▼ゴリラチョップでシュノーケリングした話
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もちろん自宅で飼育するのもまた一興です。
イソギンチャクの飼育はやや難しいですが、いずれかのクマノミとその共生相手となるイソギンチャクのみに狙いを絞ればそうでもありません。
▼海水水槽を始めるときに必要なもの
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▼ニモの飼育にはいくらかかる?
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