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アラゴナイトサンドってなに?サンゴ砂との違いや効果も紹介!

悩む人
悩む人
海水水槽の底砂でサンゴ砂はよく見るけど、アラゴナイトサンドってなに?

ハタタテ
ハタタテ
なるほど。じゃあ今回はそれぞれの違いを解説していくね

今回はアラゴナイトサンドについてと、サンゴ砂との違いについてお話しします。

本記事で分かること

*アラゴナイトサンドとは

*サンゴ砂との違い

・おすすめのライブアラゴナイトサンド商品

アラゴナイトサンドとは

アラゴナイトサンドとはその名の通り「アラゴナイトの砂」です。

ではアラゴナイトが何かというと、炭酸カルシウムの結晶構造のひとつで、さらに貝殻や石灰藻、サンゴの骨格の主成分です。

したがって、サンゴ砂はサンゴだけしか含まれないのに対し、アラゴナイトサンドにはサンゴの破片だけでなく、貝殻や石灰藻の破片も含まれているという特徴もあります。

アケボノ
アケボノ
ん?サンゴ?じゃあ、成分でいったらサンゴ砂と同じってこと?
ハタタテ
ハタタテ
実はそうなんだよね。でも「アラゴナイトサンド」と「サンゴ砂」には違いがあるんだ

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アラゴナイトサンドとサンゴ砂の違いは?

水質の維持能力に優れる

触ってみればわかるのですが、アラゴナイトサンドは石灰藻や貝殻の破片も含まれている分、サンゴ砂に比べて崩れやすくもろいという特徴があります。

したがってアラゴナイトサンドの成分はサンゴ砂よりも飼育水に溶けだしやすく、サンゴ砂よりも水質の維持能力に優れます。

具体的には、通常のサンゴ砂よりも「pHの低下を防ぐ効果」「KH(炭酸塩硬度)を維持する能力」が高いです。

アケボノ
アケボノ
そういうことか!

ミネラルや微量元素を供給する能力に優れる

アラゴナイトサンドは溶けだしやすい分「マグネシウムなどのミネラルや、ストロンチウムなどの微量元素を飼育水に供給する能力」がサンゴ砂よりも優れています。

アラゴナイトはこれらの成分を不純物として取り込んでいて、アラゴナイトが飼育水に溶けだすときこれらの成分も一緒に溶けだすのです。

そのため、このような生体にとって有用なミネラルや微量元素を溶出してくれるアラゴナイトサンドは通常のサンゴ砂よりも水槽環境の向上に対する効果が大きいと言われています。

粒の大きさの選択肢は多くない

サンゴ砂であれば極小のパウダータイプから小石大の大きなものまで、多様な粒の大きさからニーズに合わせて選ぶことができますが、アラゴナイトサンドは大体の大きさが決まっています。

0.1mmくらいのサイズから5mmくらいのサイズまでですね。

あとはそれらが混ざったようなものもありますが、小石大とかはさすがにありません。

サンゴ砂は大粒のものをオーバーフロー水槽のサンプに入れてろ材にすることもできますが、アラゴナイトサンドは底砂としての使用がメインになるでしょう。

ただSPSを飼育するような本格的な水槽では、カルシウムリアクター内に入れてカルシウムメディアとして使うという方法はあるみたいですね。

正直デメリットと言うことができるのはこれくらいで、アラゴナイトサンドは底砂としての利用ならサンゴ砂をはるかに上回る有用性があると感じます。

おすすめのアラゴナイトサンド商品

ライブアラゴナイトサンド

こちらはcharmさんから販売されています。

アラゴナイトサンドにバクテリアを付着させて「ライブサンド」化したものです。

ライブサンドは洗う必要がなかったり、水槽が早く立ち上がったりとメリットがたくさんなので、水槽の立ち上が時には非常におすすめです。

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ハタタテ
ハタタテ
ちなみに我が家の45cm水槽で使ったものはこのライブアラゴナイトサンドだよ!

アラガライブ

カリブシーが製作しカミハタが販売しているライブサンドです。

公式サイトはこちら

粒が0.1~1.0mmのバハマオーライト、1.0~2.0mmのSPグレード リーフサンド、0.5~1.5mmのフィジーピンク、2.5~5.5mmのフロリダクラッシュドコーラルの4種類があり、どれもバクテリア付きです。

4.5kgと9.0kgの商品があります。

カミハタさんによるとコケの原因になる有機物、リン、窒素の含有量が少なく、微量元素やミネラルを砂から安定供給することが可能とされています。

また、ドライ状態のアラゴナイトに人工のバクテリア(おそらく人工繁殖したバクテリアってこと)を付着させているので、病原菌侵入のリスクも抑えられています。

個人的なおすすめはSPグレード リーフサンドフロリダクラッシュドコーラルですね。

我が家の60cmワイド水槽(60×45×45cm)では、SPグレード リーフサンドの4.5kgを使っています。

厚さは1.5cmくらいでしょうか。

我が家ではミズタマハゼの働きで砂の汚れを掃除してもらって真っ白に保っています。

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ライブリーフベース

こちらはレッドシーから販売されているアラゴナイトサンドです。

公式サイトはこちら

バクテリア無しの「リーフベース」と、バクテリア付きでライブサンド化されている「ライブリーフベース」があります。

さらにそれぞれ、粒が0.5mm~1.5mmの大きさの「リーフピンク」と、0.25mm~1mmの「オーシャンホワイト」があります。

アケボノ
アケボノ
2×2で合計4種類あるってことだね
ハタタテ
ハタタテ
中でもおすすめは「ライブリーフベース」の「リーフピンク」だよ!

このアラゴナイトサンドは採取後に紫外線で殺菌されているため、ライブサンドの利用時に心配な病原菌の侵入の心配もないとされています。

サイズが10kgしかないのが玉にキズですが、60cmワイド水槽などの比較的大きめの水槽以上ならかなりおすすめのアラゴナイトサンドではないでしょうか。

まとめ

*アラゴナイトサンドはサンゴ・貝殻・石灰藻の破片が混ざったもの

*pH・KHの維持能力に優れる

*ミネラルや微量元素を溶出する能力に優れる

*粒の大きさはある程度決まっている

*ライブアラゴナイトサンド、アラガライブ、ライブリーフベースなどがおすすめ

今回はアラゴナイトサンドについて有用な点をお話ししました。

もし底砂として利用するなら、サンゴ砂と比べてもメリットの部分が非常に有用なので、あえてサンゴ砂を採用する理由を感じないくらいにはとってもおすすめです。

さらにバクテリア付きのライブサンド化されたアラゴナイトサンドにはもう死角がないといっていいくらいですね。

水槽の立ち上げ時にはぜひ使ってみてください!

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