今回は、宮古島の有名シュノーケリングポイントである「新城海岸」と「吉野海岸」を、両方潜った経験から比較していきます！
本記事で分かること
・新城海岸・吉野海岸の基本情報
・それぞれの特徴と良い点・悪い点
・どっちがおすすめ？
ニモにも会える！新城海岸
基本情報
まずは新城海岸の基本情報をまとめます。
| 住所 | 〒906-0102 沖縄県宮古島市城辺字 新城 |
|---|---|
| 電話 | ー |
| 駐車場 | あり、無料 |
| トイレ | あり |
| シャワー | あり（有料） |
| 自販機 | あり |
新城海岸は、宮古島北東部に位置しいます。
ちなみに宮古島市街地からは車で20～30分くらい。
駐車場はかなりの台数が停められられそうな大きなものがあり、無料です。
軽食やドリンクの販売や、シュノーケリンググッズの貸し出し、パラソル・チェアの貸し出しも行われています。
トイレ・シャワー（5分100円、温水も出たはずです！）、自販機もあり、サービス面でいえば何の心配もない至れり尽くせりなビーチと言えますね！
ビーチについて！
ビーチは細かくて真っ白な砂で、ザ・南国のビーチという感じです！
ただ、海に入ると結構岩がごつごつしていたり、サンゴに足が当たるとすりむいたりしてしまう可能性があるので、マリンシューズの着用をおすすめします。
海水浴場としてしっかりと管理されている海岸ではないのでライフセーバーは設置されていないのですが、いつも人で賑わっているので安心感が高いところもポイントですね。
駐車場から海岸が近くてエントリーもしやすいです。
魚もサンゴも盛りだくさん！
ここの海岸のすごいところは、とにかくめちゃくちゃお魚もサンゴもいるところ。
ルリスズメダイ
チョウチョウウオの仲間サンゴの森の隙間にはたくさんのスズメダイやチョウチョウウオたちが住んでおり、ちょっと泳ぐだけでも美しい光景を目にすることができます。
ここはとにかくサンゴが凄い。ものすごい量が生息していてどこを見てもサンゴがありました。
ただ干潮時に行ってしまうと、水位が低すぎて足ヒレでサンゴを壊してしまうかもしれないうえ、何よりサンゴは結構鋭く、肌にあたるとケガをしてしまうので気を付けましょう！
ニモに会える！
なんと新城海岸には「ファインディング・ニモ」で有名なカクレクマノミが生息しています！
しかも波打ち際に。
ニモがいる場所は皆さんご存じなので、ビーチにいる業者の方などに聞いてみますと教えてくれますよ！
かわいいいいいいいいいいいいい！！！！！！
大きさはこのくらい。かわいいらしいですね。
あ、ちなみにこれはカクレクマノミに限った話ではないのですが、おさわりはNGです。
ここでは指を近づけていますが、カクレクマノミが入っているハタゴイソギンチャクには強い毒があり、人が触ると腫れてしまってびりびり痛む場合もあります。
ウミガメもいる！
海岸の東側（右側）にはサンゴ礁が広がっているのですが、西側（左側）には砂地が広がっていて、別のお魚や生き物に出会うことができます。
ムラサメモンガラこちらは鮮やかな色合いのコントラストが美しいムラサメモンガラ。
ハマクマノミそしてなんと、海岸の西側ではウミガメにも出会える可能性があります。
実は私がこの海岸に行った時もウミガメに出会えたのですが、写真を撮ろうとした瞬間にカメラの電源が切れたので証拠写真すら撮れませんでした…（泣）
新城海岸はどんなところ？
・駐車場はある（無料）
・自販機、トイレ、シャワー室（有料）は完備
・売店があり、軽食やドリンクを販売。シュノーケリンググッズやパラソル、チェアの貸し出しも行っている
・ニモ（カクレクマノミ）にも会える！
・ウミガメにも会えるかも？
・魚の種類と数が多い！
吉野海岸の基本情報
基本情報
まずは吉野海岸の基本情報をまとめます。
| 住所 | 〒906-0000 沖縄県宮古島市城辺新城15−３８ |
|---|---|
| 電話 | ー |
| 駐車場 | 有料（500円）、無料（基本的には利用不可） |
| トイレ | あり（有料駐車場に停めれば利用可） |
| シャワー | あり（有料駐車場に停めれば利用可） |
| 自販機 | あり（有料駐車場に停めれば利用可） |
実は吉野海岸も宮古島北東部にあるビーチで、新城海岸の隣に位置しています。
宮古島市街地からは車で20～30分くらいで、アクセスは新城海岸と全く変わりません。
海岸に行くためにはかなりの急坂を下っていく必要があるのですが、その坂の上にまず大きな駐車場があります。
私が行ったときには駐車料金（500円）がかかりました。
この駐車場にはトイレとシャワーがあり、駐車料金を払えば利用可能です。
自販機もあるので飲みものの心配もありませんね。
シーズンであればここに人がいて、シュノーケリンググッズのレンタルも行っています。
またこの駐車場に車を停めると下の海岸までシャトルバスで送迎してくれます。
なお、坂を下っていくと7、8台車を止められるスペースがあり、ここには無料で停められるのですが…
かなり急な道なので、慣れていない人にはおすすめではないのと、下の駐車場は地元の方優先だそうなので基本的には利用できないようです。
ビーチについて！
ビーチは細かくて真っ白な砂で、ザ・南国のビーチという感じです！
ただ、海に入ると結構岩がごつごつしていたり、サンゴに足が当たるとすりむいたりしてしまう可能性があるので、新城海岸と同様にマリンシューズの着用をおすすめします。
意外と穴場的な海岸で新城海岸に比べると人がそこまで多くないのもいいポイントですね。
水も澄んでいてとってもキレイです。
お魚天国！
吉野海岸はお魚がとにかく多いイメージでした。
ムラサメモンガラ
泳いでいくとこんな感じにどでかいサンゴが鎮座していて…
サンゴの周りにはスズメダイたちの群れも泳いでいてとってもかわいらしかったです。
サンゴはきれいですが、新城海岸ほど勢いはない印象。
新城海岸と同じようにサンゴとぶつかって壊してしまわないように注意ですね。
こんな感じでサンゴがないところが道になっていてなんだかきれいな景色も見れました。
巨大な魚にも会えるかも！
私が行った時には、なんと１m近くもある巨大なロウニンアジを発見しました！
ロウニンアジ。超でかくてビビるでけえ…。
サンゴ岩に噛みついて藻類を食べるブダイまた50cmくらいあるブダイがサンゴにかじりついている様子なんかも観察できました。
魚たちの迫力を楽しめる海岸なのかなと思います。
こっちはハギやアイゴの群れ。魚の数がとにかく多いのが楽しい海岸ですね！
また人もあまり多くないので、全体的に水がきれいで美しいのもいい点です。
吉野海岸はどんなところ？
・駐車場はある。坂上の駐車場は500円、坂下の駐車場（7、8台）は無料
・自販機、トイレ、シャワー室（駐車場利用で使用可）は完備
・シーズンにはシュノーケリンググッズの貸し出しも行っている
・人がやや少なくて落ち着いている
・キレイな水質！
それぞれのまとめ
新城海岸
新城海岸は環境が整っているうえに、ニモやウミガメとも遊べるなどかなりおすすめのポイントです。
また人気のポイントなので、人がたくさんいて安心感が大きいです。
宮古島では一番おすすめのシュノーケリングポイントは間違いなく新城海岸です！
吉野海岸
新城海岸ほどではないですが、吉野海岸の環境はしっかりと整っていて、かつ多くのお魚を見て楽しむことができます。
また隣の新城海岸のほうがもっと有名なので、人が新城海岸よりは少なめで穴場感があって楽しいです。
吉野海岸は、宮古島では新城海岸に次いでおすすめの海岸と言えるでしょう！
シュノーケリングするときに用意したいもの・注意点
身体を覆うもの（できれば全身）があったほうがいい
もちろん普通の水着でもシュノーケリングは可能ですが、新城海岸・吉野海岸にはクラゲ防止用ネットがありません。
したがって肌を露出しているとハブクラゲに刺されてしまう危険もあるので、なるべく肌面積は減らした方がいいです。
また繁殖期には狂暴になって噛みついてくるムラサメモンガラもいますので、危険生物対策として体を覆うことをおすすめします。
沖縄の海岸でしばしば見るモンガラの仲間は、繁殖期には狂暴になるまた沖縄の強烈な日差しを防ぐためにも体は覆っていたほうがよいです。というか、こちらがメインの理由ですね。
私は宮古島のほかの海岸でシュノーケルをしたときに、1、2時間程度だったのにがっつり白黒の痕がつくほどに日焼けしてしまい、やけどのように痛くて一週間くらいは本当につらかったことがあります…（泣）。
ちなみにその時から半年たっても日焼け痕は残っていました…。
chat face=”akebono-scaled.jpeg” name=”アケボノ” align=”right” border=”gray” bg=”none” style=””]や、やべえ[/chat]
あとここはサンゴが多いので、素肌を露出しているとサンゴにこすってけがをしてしまうこともあります。
マジで思ったよりもサンゴは鋭いですよ！ちょっとこすっただけでケガします（経験済み）。
素肌を守るために上下のラッシュガードを着ていくのがいいでしょう。
最低限上半身だけでも着たほうがいいですね。
またできればライフジャケット着用のほうがよいです。何かあったときに何もしていなくてもに浮けるというのはかなり安心ですからね。
特にシュノーケルが初めての方やお子さんは着用されることをおすすめします！
▼大人用
▼子供用
▼シュノーケリングするときに必要なもの
完全な干潮時のシュノーケリングは避けた方が無難
どちらの海岸にも言えることですが、干潮時は水深が浅すぎてサンゴをよけながらシュノーケリングをするのはかなり厳しいです。
美しい環境を後世に伝えていくためにも、自分の安全のためにも、干潮時でのシュノーケリングはおすすめではないですね。
コチラで宮古島の潮位表が確認できるので、確認して干潮時以外に伺うのがベストです！
もっと楽しみたいときに！
「シュノーケリングをもっと楽しみたい！」という方や「思い出を残したい！」という方には水中カメラやGoProのレンタルがおすすめです。
楽天市場でも簡単にレンタルできますよ！
▼GoPro
▼私も以前利用していたおすすめの水中カメラ
▼私が現在利用しているシリーズの水中カメラ。本記事の写真はこのシリーズのカメラで撮影した
まとめ
＊新城海岸は環境も生き物も最高！
＊吉野海岸はお魚がたくさん！環境も良さげ！
＊迷ったら新城海岸
＊穴場的に楽しみたいなら吉野海岸
＊心配ならライフジャケットは着用しよう
＊日差しと危険生物対策のため、できれば上下ラッシュガードなどを着ていくのがおすすめ
今回は宮古島でおすすめのシュノーケリングポイント「新城海岸」と「吉野海岸」についてお話ししました。
どちらも非常におすすめな海岸ですし、どっちも特色があって楽しめるので、時間のある方はぜひどっちも行ってみることをおすすめします！
ただ生きものには配慮して「触ったり捕まえたり追いかけたりしない」「サンゴには乗ったり壊したりしない」をしっかり守って、後世にこの素晴らしい環境を残してあげましょうね！
ぜひ伺ってみてください！
