山川港は沖縄本島でもかなりねらい目の穴場ビーチで、サンゴもたくさん見れるポイントなんです。
今回は実際に「山川港」のビーチに潜った経験を踏まえてお話しします。
本記事で分かること
・山川港ビーチの基本情報
・実際のシュノーケリングの様子
・山川港ビーチでシュノーケリングするときに用意したいもの・注意点
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山川港ビーチはどんなところ?
まずは実際に行って感じた新城海岸の特徴を箇条書きでまとめてみました。
山川港ビーチはどんなところ?
・駐車場あり(無料・台数少ない)
・自販機、トイレ、シャワー室まったくなし
・シュノーケリンググッズ・ライフジャケットの貸し出しなし
・流れはほとんどなく安全なことが多い
・魚やサンゴがめちゃくちゃ多い
今回はここに注目して紹介していきます。
山川港ビーチの基本情報
場所
山川港ビーチは、沖縄本島北部の本部町にあるビーチです。
目印となる山川港の位置はここです。
わかりやすく言うと、美ら海水族館のある海洋博公園のとなりにあります。
ちなみに那覇市街地からは車で1時間半~2時間くらい。
ビーチの場所は山川港そのものよりも少し奥まった場所にあります。
南側(地図下側)から山川港のほうに進んでくると、山川港そのものの手前で右に入れる道があるので、そこを曲がって進んでいくと下の写真のような場所にたどり着くので、ここも右に入っていきます。
すると突き当りに車が止められるようになっていて、整備されている階段を超えると…
ついに山川港のビーチに到着です!
その他の基本情報
住所 | 〒905-0205 沖縄県国頭郡本部町山川186 |
---|---|
電話 | ー |
駐車場 | 無料(10台くらい) |
トイレ | なし |
シャワー | なし |
自販機 | なし |
駐車場の写真は撮り忘れました。スミマセン。
ただそこそこ広い空間になっていて、10台は余裕で停められる感じでした。
トイレ、シャワー、自販機などは皆無。環境面では正直微妙ですね。
ビーチについて!
ビーチは細かいサンゴの砂でできています。
しかし海に入るとごつごつした岩になっているので、けが防止でマリンシューズがあるといいです。
ビーチはわりかし狭く、人も少なかったです。
実際にシュノーケリングしたときの様子
それではここからジッサイに潜ってみたときの様子のご紹介です!
エントリー
早速海に入っていきます。
入ってしばらくは浅場が続いていますが、この時点でサンゴや魚もけっこういます。
この日は台風がきて数日後だったのでやや濁っています。
これはかなり美しい。
大きなハマサンゴの群体とテーブルサンゴがたくさんありますね。
ハマサンゴをよく見ると、うねうねしたものや色とりどりのボンボンみたいなのがついてますね。
うねうねしたものはシャコガイの仲間。ボンボンはイバラカンザシというゴカイの仲間のえらの部分です。
もちろん魚もいますよー!
これはデバスズメダイ。かわいいです。
サンゴがすごすぎる!!!
その後も進んでいくとどんどんサンゴが増えてきます。
このポイント、とにかくサンゴが多いです。
やはり人があまり来ないからでしょうね。アクセスも環境も良くないので観光客は寄り付かないのかなと思います。
いや、すごいすごい!!!ホントにサンゴだらけです!
かなり浅いところに、ものすごい量のサンゴが群生しています。
ちなみに場所は岸から100mくらい進んできたところです。
あとここの良いところは、波や流れがほとんどなくて海況がいいことですね。
ちなみに海況の良さはサンゴの形からも推測することができて、写真に映っているような枝状のサンゴは波の強いところだとポキポキ折れてしまって生息できません。
なので枝状のサンゴがたくさんあるということは、ここは普段から波や流れがほとんどない場所ということがわかるんですね。
本当に美しいです。
まさか沖縄本島でこんな場所が残っていたとは…。
ダツとの遭遇、浅場のサンゴの卵たち
と、ここで焦って写真は撮れかったのですが、メーター級のダツがいて怖すぎてビビり散らかしながら浅場に戻ってきました。
ダツは光るものに突進してくる習性があり、夜にライトに向かってきて人に刺さり、重大な事故になったこともある危険なお魚です。
昼間なので平気だとは思いますが、この時ひとりだったのでなにかあるとまずいと思い、逃げ帰ってきました(笑)。
真面目な話をすると、海はマジでなんかあったら余裕で死ねる危険な場所なので、自分の能力の範囲内で楽しむことが大切ですよ!
さて、そんなこんなで浅場に戻ってきましたが、この時はたまたまサンゴの一斉産卵の翌日だったので、水面にサンゴの卵がたくさん浮いていました。
写真で水面に浮いているピンク色のものは全部サンゴの卵です。
いやー、いつかは一斉産卵をダイビングで見てみたいものですね。
エキジット
膝下くらいの浅場にはミナミギンポくんがいました。
穴から顔を出す姿がチャーミングです!
おっ、この子は1本足になってもそこからほかの足が生えてきて復活するルソンヒトデくんですね。
もう水たまりみたいなところにいました。
総じてサンゴや生きもののポテンシャルはほんとうに高い海だったなあと思います。
感想
感想としては、
周辺環境は微妙だけど、海況がよくサンゴもすごすぎる!
という感じでしょうか。
かろうじて駐車場はあるものの、自販機、グッズレンタル、シャワーや更衣室等は皆無なので周辺環境はダメダメです。
しかしそのぶん人が少なく、サンゴ礁に代表される美しい自然が残っている素晴らしいポイントだと思います。
また海況は非常に良く、波も流れも少ないため安心して楽しめます。
沖縄初めての方にはおすすめしませんが、シュノーケルが好きでグッズを所持していたり、多少シュノーケルへのノウハウがある方にはとてもおすすめです。
また慣れている方が、そうでない方を案内するには非常に向いているのではないでしょうか。
シャワーがないので大きめのペットボトルを何本か用意して水道水を入れてくることをおすすめします。
それであらかたの塩と砂を落としてから車に乗った方がいいですね。
私は忘れたのでベタベタのまま乗りましたけど…(笑)。
あとシュノーケルの時間は干潮時だけは避ける方がいいです。
干潮時はサンゴの先端がほぼ水面と同じ高さになるので、ぶつかってしまって危険です。またサンゴを壊してしまって環境にもよくないので、干潮時のシュノーケルは避けましょう。
シュノーケリングするときに用意したいもの・注意点
シュノーケリンググッズは必要!
山川港ビーチではグッズのレンタルを行っていません。そのためシュノーケリンググッズは事前に用意していく必要があります。
最低限必要なのはシュノーケルマスクとフィンです。
ライフジャケットはできればほしい
ライフジャケット着用のほうがよいです。この海岸は波や流れはほとんどないですが、ライフジャケットは間違いなくあったほうがいいです。
最低限シュノーケルが初めての方やお子さんは着用されることをおすすめします。
▼大人用
▼子供用-0o
身体を覆うもの(できれば全身)があったほうがいい
もちろん普通の水着でもシュノーケリングは可能ですが、山川港ビーチにはクラゲ防止用ネットがありません。
したがって肌を露出しているとハブクラゲに刺されてしまう危険もあるので、なるべく肌面積は減らした方がいいです。
繁殖期には狂暴になって噛みついてくるモンガラの仲間に遭遇したときに身を守るためにも、危険生物対策として体を覆うことをおすすめします。
また南西諸島の強烈な日差しを防ぐためにも体は覆っていたほうがよいです。というか、こちらがメインの理由ですね。
私は沖縄の海岸でシュノーケルをしたときに、1、2時間程度だったのにがっつり白黒の痕がつくほどに日焼けしてしまい、やけどのように痛くて一週間くらいは本当につらかったことがあります…(泣)。
ちなみにその時から1年たっても日焼け痕は残っていました…。
あとここはサンゴが多いので、素肌を露出しているとサンゴにこすってけがをしてしまうこともあります。
マジで思ったよりもサンゴは鋭いですよ!ちょっとこすっただけでケガします(経験済み)。
素肌を守るために上下のラッシュガードを着ていくのがいいでしょう。
最低限上半身だけでも着たほうがいいですね。
あと意外と盲点なのですが、シュノーケル時に水着のみだと真夏でも普通に寒くなります。
その点でもラッシュガードはおすすめです。
もしウエットスーツがあれば、肌の防護、保温、浮力の役割をそれだけでこなしてくれるので最も向いています。
もっと楽しみたいときに!
「シュノーケリングをもっと楽しみたい!」という方や「思い出を残したい!」という方には水中カメラやGoProのレンタルがおすすめです。
楽天市場でも簡単にレンタルできますよ!
▼GoPro
▼私も以前利用していたおすすめの水中カメラ
▼私が現在利用しているシリーズの水中カメラ。本記事の写真はこのシリーズのカメラで撮影した
まとめ
*山川港ビーチは沖縄本島の穴場ビーチ!
*駐車場は無料(10台くらい?)
*トイレやシャワー、自販機は何ひとつない
*サンゴがものすごいくらい広がっている
*海況は安定している
*ライフジャケットは着用推奨
*日差しと危険生物対策のため、できれば上下ラッシュガード(ウエットスーツ)を着ていくのがおすすめ
今回は沖縄本島の穴場ビーチ「山川港ビーチ」についてお話ししました。
周辺環境は微妙ですが、サンゴが本当にきれいなので沖縄らしい海を楽しみたい方にはおすすめです。
また初めての方というより、旅行やシュノーケルに慣れた方に向いているポイントですね!
ただ生きものには配慮して「触ったり捕まえたり追いかけたりしない」「サンゴには乗ったり壊したりしない」をしっかり守って、後世にこの素晴らしい環境を残してあげましょうね!
気になったらぜひ伺ってみてください!
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