今回は、マメスナギンチャクの色落ちについて考えられる理由をいくつかお話ししていきます。
実は、その理由は意外なところにあるかもしれませんよ。
本記事で分かること
・マメスナの色落ちとは?
・マメスナの色落ちの理由
・考えられる対策
マメスナの色落ちとは
マメスナギンチャクの色落ち?
マメスナの色落ちとは、その名の通りマメスナギンチャクの色が何らかの原因で(人間から見て)悪くなってしまう現象です。
色落ちするとどんなふうになる?
まずこちらの写真をご覧ください。
これは、以前購入した「キャンディーアップル」というマメスナです。
ブルーとグリーンのコアと、オレンジのエッジが美しい種類です。
そんなグリーンアップルなのですが、現在の姿がコチラ。
少し遠めですが、明らかに色落ちしているのがお分かりいただけるでしょうか。
特にオレンジのエッジがなくなっています。
このようにマメスナの色が悪くなってしまうことがたまにあるのです。
考えられる色落ちの原因と対策
水質が悪い
丈夫なサンゴとされるマメスナですが、水質が悪すぎると色に悪影響が及ぶこともあるようです。
具体的には硝酸塩が高すぎたり、微量元素が不足していたりといった感じですね。
これは「水替え」や「添加剤」の使用で改善できます。
▼硝酸塩が高すぎる(50ppm以上)場合は、何らかの対策が必要です。
▼ソフトコーラルにおすすめの微量元素を補給できる添加剤について
ライト・光の問題
光が弱すぎる
弱い光でも飼育可能とされるマメスナですが、弱すぎるとそれも悪影響です。
▼マメスナの間延びについて
光が弱いとこのように間延びしてしまったり、鮮やかな色がくすんでしまう原因にもなります。
ライトのカラーについて
また、ライトのカラーに問題がある可能性もあります。
マメスナに限らずサンゴの多くはブルー系のライトのもとで美しく輝きます。
安すぎるライトだったりするとブルーの波長が弱く、マメスナのポテンシャルを引き出せていない可能性があります。
またいいライトでも、設定でブルーが少ない状態になっている可能性もあります。
そのため、マメスナの美しいカラーを最大限に引き出すためにはブルーの波長がふんだんに含まれているライトをおすすめします。
▼これらの光の問題は、こちらで紹介しているようなライトを使用すれば解決可能です。
表面のダメージ
ここが盲点でした。
以前Twitter( りるたき@海大好き大学生 (@rirutaki_sakana))である方に教えていただいたのですが、マメスナは表面がこすられたりすると剥がれてしまい、美しい色が表面ごと剥がれ落ちてしまうことがあるようなのです。
実は我が家では先ほどのキャンディーアップルに給餌しようとしてスポイトがこすれてしまったことがあり、おそらくその時に表面が剥がれてしまったのだと思います。
▼マメスナの給餌について
ふつうの飼育であればこのようなことはありませんが、私のように給餌しようとして誤ったり、株分けしようとライブロックから剥がすときなどには注意が必要だと思いました。
教えてくださった方、ありがとうございました。
マメスナの自己治癒力にかけてはいますが、色落ち後1か月ほど経過しても元に戻らないため、その個体については復活しないのかもしれません。
しかし、マメスナはよく増えるサンゴですし、問題なのは直接剥がれてしまった個体のみなので、周りにたくさんきれいなものを増やしてやれば他のものは再び美しいカラーを輝かせてくれるでしょう。
また、普段からマメスナに限らずですが、サンゴに触りすぎないことも大切です。
▼マメスナの増やし方のコツについてはこちら
まとめ
*マメスナは色落ちすることがある
*水質が悪すぎるときは水替えや添加剤
*光の問題はライトの改善
*マメスナに触りすぎない
今回はマメスナの色落ちとは何かと、その原因と対策についてお話ししました。
我が家では誤って触れてしまったことが原因でしたが、皆さんもご自身のマメスナが色落ちしてしまった原因についてしっかりと考え対策を打てば、マメスナは必ずや再び美しい姿を見せてくれるでしょう。
それでは皆さんがよいマメスナライフを過ごせますように。