本記事で分かること
・ライブロックの量はどれくらいがいいのか
・ライブロックのレイアウト例
▼なお、ライブロックとは何かについてはこちらをご覧ください
ライブロックの量
ライブロックは水槽のろ過に貢献するアイテムですので、大体の量の目安が決まっています。
それは
【水槽の総水量(L)÷10】kg
と言われています。
これはつまり、水量約25Lの30cmキューブ水槽なら2.5kgほど、水量約60Lの60cm水槽なら6kgほどです。
しかし実際はこれよりある程度少なくても問題ありません。
ライブロックのレイアウト例を紹介
気をつけること
ライブロックの置き方にはいくつか種類がありますが、この時に意識すべきポイントがあります。
それは「通水性」です。
ライブロックを無造作に置いてしまうと、通水性が悪くなってしまいます。
そこにゴミが溜まってしまうと病原菌の温床になったり、一部のバクテリアの働きにより有毒な硫化水素が発生してしまったりします。
なので、ライブロックはできれば底砂の上にそのままどんと置かないほうがいいですし、水槽の壁面に接触もさせない方がいいです。
▼専用のライブロックスタンドを使えばライブロックを底砂に接することなく置け、ただ置くより安定もさせられるので非常におすすめ
レイアウト例
山型タイプ
水槽の中央に山をつくってレイアウトするタイプ。
山を中心に魚が泳ぎ回るので、個人的には魚中心の水槽におすすめします。
私はこのレイアウトを採用していますが、サンゴのレイアウトが少ししづらい印象です。
山の頂上を左右どちらかにずらすと自然な形になります。
山が中心にあるため水槽を鑑賞する面が片側だけでなく、360°から鑑賞するような場合にもおすすめです。
谷型タイプ
左右に山をつくって中央に谷間を作るタイプ。
正面に大きなスペースをつくれるため水通しがよく、基本的な組み方になります。
正面からの鑑賞に向いているため、水槽を壁に寄せて設置する場合にもおすすめです。
サンゴを設置できる場所も多くなります。
アーチ型タイプ
ライブロックをアーチ状に組んだタイプ。
水通しが非常に良く、アーチ内にライトの影ができるためうまく組めると水槽が引き締まります。
サンゴを置ける場所が多くない事がありますが工夫次第でどうにかできますし、カッコいい水槽をつくりたい方におすすめです。
魚がアーチをくぐる様子が楽しいレイアウトでもあります。
アーチ型のレイアウトはダイナミックな置き方が必要になるので、「リーフセメント」のようなセメントで固めるのもひとつの手段です!
ひな壇型タイプ
手前に向かって低くなる階段状になるようにライブロックを積みます。
ライブロックだけだと水通しが悪くなる可能性があるので、市販のアクリルスタンドなどを利用して階段状(に見えるような)置き方をするのがおすすめです。
アクリルスタンドを使えばライブロックが少なくて済むので安上がりでもあります。
サンゴを置く場所は非常に多いですが、単調になりやすいレイアウトでもあります。
サンゴをたくさん置きたいときにおすすめです。
レイアウトは無限大
▼こちらのレイアウトは「アクアスケープ」という水槽用パテを使って作成した
ライブロックのレイアウトは今回紹介したものだけではなく、紹介したレイアウトたちを組み合わせたハイブリッドタイプや全く別のオリジナル形状などもあります。
色々試して自分の好みのレイアウトを模索してみましょう!
▼今回の記事はこちらの書籍を参考しています。【コーラルフリークス VOL.32 「ステイホームで始める 自宅の小さな水族館」】
まとめ
*ライブロックの目安量は(水槽の総水量L÷10)kg
*これよりも少なめに始めてだんだん増やすのもおすすめ
*レイアウトには山型、谷型、アーチ型、ひな壇型などがある
今回はライブロックの量とレイアウト方法についてお話ししました。
いろんなレイアウトがあるので、自分のやりたいレイアウトを模索して色々試してみるのも楽しいですよ!