今回はイエローヘッドジョーフィッシュ(パーリージョーフィッシュ)が産卵したのでその様子についてご紹介します。
本記事で分かること
・イエローヘッドジョーフィッシュ(パーリージョーフィッシュ)の産卵について
イエローヘッド(パーリー)ジョーフィッシュの産卵
我が家ではイエローヘッド(パーリー)ジョーフィッシュのペアを飼育しています。
我が家で飼育している個体は下あごに2つの黒点があるので、パーリージョーフィッシュタイプですね。
その辺については▼こちらで詳しくお話ししています。
そしてある日水槽を見ると、なんと我が家のパーリーが産卵していたんです!!
ほら!
ジョーフィッシュの仲間は口に卵をふくんで稚魚のハッチアウトまで保護する「マウスブルーダー」として知られていて、メスが産卵した卵をオスが受精させ、オスが口にふくむことで保護します。
この辺は「ジョーフィッシュ 卵」で調べればたくさん写真が出てくきますよね!
我が家でもオスが卵を口にふくんで保護していたみたいです。
これの面白いところは、口に卵をふくんでいるときは普段は見えない下あごの黒い2本線が見えるんですよね。
英語で「Yellowhead jawfish」と検索するとこの下あごに2本線のあるジョーフィッシュの写真がたくさん出てくるので気になっていたのですが、こういうことだったのかと納得しました。
さらに面白いのが、普通に卵を口にふくみながら土木工事を行います(笑)
すげえ。
あれ?これは上の写真の数分後の写真ですが、卵がありません。
私、てっきりマウスブルーダーは卵を持ってる間はハッチアウトまで絶食なのかと思ってましたが、なんとジョーフィッシュは普通に巣の中に卵を置いてきてエサを食べたり巣を手直ししたりするみたいですね。
これにはなかなかにびっくり。
そのあとは普通に卵を口に入れなおしてちゃんと守ってました。
ちなみに数日後には、残念ながら食卵してしまったようでジョーの口から卵はなくなっていました。
どうやら5回目くらいの産卵までは、食卵してしまうことが多いみたいです。
本来は産卵から7日後~9日後にハッチアウトするとのことでした。
今後も飼育していれば産卵することはあるでしょうから、その時の目標はまず「ハッチアウトまでこぎつける」ことですね。
そしていずれは稚魚を育て上げ、人工ブリーディングまでもっていきたいです!
ちなみに稚魚の育成に必要なものは一般的なクマノミのブリードなどと同じで、栄養強化したワムシで育てるみたいです。
マウスブルーダーなのでハッチアウトまでこぎつける可能性が高い分、卵の数が少なく稚魚の大きさも大きそう(完全に勘)なので稚魚のブリードはやりやすいほうのような気もします。まあやってみないと分かりませんが(笑)。
この辺は調べても日本語のジョーのブリードに関する資料が見つけられなかったので、自分用も含めて海外の資料をいろいろ調べてまとめる記事みたいなのを書こうと思います。
まとめ
*イエローヘッドジョーフィッシュ(パーリージョーフィッシュ)は口で卵を保護するマウスブルーダー
*ペアで飼育していると産卵することもある
今回はイエローヘッドジョーフィッシュ(パーリージョーフィッシュ)の産卵についてお話ししました。
実際に飼育しているお魚が繁殖行動をしてくれるのは我が家で初めての経験ですし、かなりうれしいです!
ジョーの繁殖について進捗があればまたご報告します。