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今回は房総は館山の「波左間」でダイビングをしてきたので、その様子を紹介します。
波左間はどんなポイント?
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波左間について
波左間は千葉県の館山市にあります。
ポイントは13種類あるようですが、1ダイブでいっしょに行ける場所も多いです。
主なポイントは海中神社や大鳥居、海中ドームがあってウミエラ畑もある「高根」や、中にも入れる巨大漁礁がある「ドリーム」、定置網にかかったマンボウやジンベエザメを飼育しているいけすに潜ることができる「マンボウランド」などです。
海中神社は波左間付近にある洲崎神社の正式な分社で、お参りもできます。海中の大鳥居付近には、「頼子」と名づけられている1m超の巨大なコブダイが住み着いており、会えればいっしょに遊ぶこともできます。
詳細はコチラの千葉ダイビングサービス協力会さんのサイトで紹介されています。
波左間海中公園
波左間のダイビングポイントは「波左間海中公園」さんがダイビングショップとして管理しています。
公式サイトはコチラ
休憩所やシャワー室兼更衣室、トイレ、再圧チャンバー、駐車場完備です。
ダイビングは講習以外はすべてボートダイブで、船着き場はショップのすぐ横なので機材を背負ってそのまま乗り込んでポイントへ出発です。
ポイントへは数分で到着します。
ただ、東京湾内よりは少し外れている場所なので流れなどを考慮してか、経験本数が10以下の場合は料金が上がるみたいですね。
ダイビングの様子
ちなみに潜ったのは10月の後半です。水温は22℃台の後半で気温は20℃くらいでしたが、ウエット5mmでは水中が結構寒かったですね…。
個人的にはギリギリウエットで行ける限界の季節だったかなーと思います。
あと、10月の初めまでは「マンボウランド」にジンベエザメがいたようなんですが、台風の高潮で逃げちゃったみたいですね。
ちょっと残念ですが、ジンベエもあったかい場所に帰りたかったんでしょう(笑)。
1本目:高根
1本目は海中神社やコブダイの頼子が有名な「高根」に潜りました!
最大水深は18mなので、ライセンスはOW相当でも行けると思います。
この日は透明度はあまりよくありませんでしたが流れはわずかにあるくらいでしたね。
エントリーしてすぐの安全停止ロープのところでシマアジに囲まれて、潜行後に下についてもいたので、初めからかなり楽しかったです。
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潜ってちょっとのところにまず中に入ることもできる海中ドームと鳥居があり、付近では頼子がうろうろしていました!
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さすがに荒川社長のようにキスしたりはできませんが、近づいて遊ぶことはできました。
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海中ドームはこんな感じ。中には空気が貯められていて、レギュを外して記念撮影をすることもできます。写真は当ブログの筆者のひとりのたきです。
海中ドームの周りに貝殻がたくさん落ちていたので、頼子がかみ砕いて食べたんでしょうね。ちなみに頼子じゃない小さめなメスのコブダイもいました。
そういえばコブダイは雌性先熟のお魚なので、頼子のサイズなら思いっきりオスだと思うんですが、なんで頼子って名前なんでしょうね(笑)。メスだった時代に名づけられたんでしょうか。
その場所から少し浅い方に進むと海中神社があり、ジッサイにお参りしてきました。
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お社の周りは、陰日性ソフトコーラルやキンギョハナダイの群れに彩られて、非常に壮観な光景が広がっていました。
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イソバナ?のような陰日性のヤギが非常に美しかったです。
そのあとは周辺をふらふらして、色んないきものを観察してきました。
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ムチカラマツに生息するムチカラマツエビ。
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同じムチカラマツにガラスハゼもいました。
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シマウミスズメ。右目が白濁りして膨らんでいますね。ハダムシに寄生されているのでしょうか?
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コチラはタツノイトコでしょうか。微妙にピントが合ってないのがちょっと悔しいですね。
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エントリー・エキジットのポイントは海中ドームや大鳥居の付近なので、戻ってきたときにも頼子と遊ぶことができました。
それにしてもデカいですねえ。コブダイの迫力は本当にすごいです。
2本目:ドリーム・タイヤ漁礁
2本目は人工巨大漁礁の「ドリーム」とその付近にあってタイヤがたくさん沈めてある「タイヤ漁礁」に潜ってきました。
ドリームやタイヤ漁礁は最大水深が24、5mのところにあるのでライセンスはAOW相当が必要になります。
エントリーするとすぐにドリームの漁礁があります。
ドリームの漁礁は立方体の枠が何個も重ねられたような構造になっていて、中に入ることもできます。
ダンジョン進んだ先にいる、主人公たちに重要な情報を教えてくれるキャラ的なやつ pic.twitter.com/6p4OQ4L9wL
— りるたき@海大好き理系大学生 (@rirutaki_sakana) October 29, 2021
入るとこんな感じです。この時はちょうど出口付近にお魚がいておもしろい感じになりました。
この漁礁には巨大な陰日性ソフトコーラルが大量に生息していて、とても美しい光景が広がっていました。
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このソフトコーラルたちはひとつひとつが1m以上ありました。
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漁礁の中から外を眺めるとこんな感じ。中にもソフトコーラルが生えていて、お魚も数多く隠れているので、さながら沈船のような雰囲気を味わうこともできます。
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種類まではわかりませんが漁礁の周りには小さな魚も群れていました。
大きなコロダイやイシガキダイなんかも多く生息していましたね。
ドリームから数十m進むと今度はタイヤがたくさん沈められている「タイヤ漁礁」があり、そっちもいっしょに行けちゃいました。
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写真はうまく撮れませんでしたが、向かう途中でツバメウオにも遭遇しました。
タイヤ漁礁の付近にはドリームと違ったお魚が多く生息していて、中でもアカオビハナダイやヘラヤガラが異彩を放っていましたね。
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初めて見ましたがアカオビハナダイはとてもきれいなお魚ですね。
このハナダイたちは冬になるといなくなってしまう季節来遊魚だそうなので、この時期限定の美しさですね。
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ヘラヤガラが逆立ちしてエサとなる小魚を探す様子も観察できました。
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さっきもいたガラスハゼ。この子はホントにかわいらしいですね。
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タイヤの中から写真を撮るとこんな感じ。あえてフラッシュをたかないでシルエットっぽくしたところがポイントですね。
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ピントが合っていませんが、模様が特徴的なキンチャクダイもいました。
その後ドリームのほうに戻ると、漁礁の上に巨大なコブダイがいて、その子とも遊べました。ただドリームの個体はヒレの特徴を見ると頼子ではなかったですね。
波左間には多くのコブダイが生息しているようです。
こっちは頼子ではないけど、すごい迫力でした😳 pic.twitter.com/UvztlTpPEl
— りるたき@海大好き理系大学生 (@rirutaki_sakana) October 25, 2021
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ホントのホントに目の前に来てくれたので、エキジット前の最後に大大大迫力の体験ができました。
今回はこんなところです。
波左間は正式な海中神社のお社があってお参りもできるというのが他にはないポイントですね。
今回はマンボウランドには潜れませんでしたが、マンボウやジンベエザメが入っている時期にはこれまた大迫力のダイビングが楽しめそうです。
あと地味に、マンボウランド内にはカエルアンコウなどのマクロ生物も勝手に入ってくるみたいなので、また今度それらも兼ねて波左間に来てみたいですね。
▼波左間海中公園さんはコチラ
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