今回は時より海水魚水槽に発生する泡の対策について実体験を元にお伝えしたいとおもいます!
本記事でわかること
・水槽の表面にできてしまった泡の原因と対策方法
水槽に発生する泡の意外な原因とは?
まず通常であれば、水面に発生した泡はすぐにはじけて消えるためそのまま残るということはあり得ません。水面に残る泡が発生しているということは何らかの原因があります。
結論から言うと水槽に発生する泡の原因は主にふたつです。
そのふたつとは「ろ過が足りていない事」と「カルキ抜きに入っている粘膜保護成分」であると考えられます。
実は私の水槽ではこの後者によって泡が発生していました。以下ではそれぞれについて詳細に説明します。
ろ過が足りていない
ろ過が足りておらずバクテリアが分解できないタンパク質が水槽内に残っているとそれによって泡が出ることがあります。
これは、水槽を立ち上げてすぐに魚を入れてしまった時や、水槽の大きさやフィルターのろ過能力に対して多くの魚を入れてしまった時などに起こる可能性があります。
泡の色が黄色だったり汚れたような色をしている場合はこちらの可能性があります。
対処法
まず、泡が発生しているということは水質が悪化しているということなので、水換えを行いましょう。
さらにそういった時は魚を増やさずに、フィルター内のバクテリアがしっかりと繁殖するまでじっくり待ちましょう。その際に泡が発生してしまったら適宜水替えを行います。
▼水槽に置ける適切な水換え方法についてはこちら
またエサの量を減らしたり、フィルターやプロテインスキマーの追加などでも対応できます。
カルキ抜きに入っている粘膜保護成分
水道水で水換えする際に使うカルキ抜きには魚の粘膜を保護する成分が入っていることがあり、それが原因で海水の粘度が上がってしまうことで出た泡が消えないことがあるようです。
またこの時にできる泡は透明な泡です。
確認してみると、私が使っていたこちらの商品
これにもどうやら粘膜保護成分が入っているようで、しかも泡は透明でした。
泡をなくす方法は?
水質悪化による泡の発生であれば水替えを頻繁に行ったりフィルターを強化することで対策できます。
しかしカルキ抜きの粘膜保護成分による泡の発生では、水替え時に使用するカルキ抜きから泡の原因が水槽にに混入してしまうため、こんな対策を実行してみました。
実行したこと
まず水道水での水換えを一度止めました。
私が考えたのは、純水をスーパーで貰ってきて、それで海水を作り水換えを行うということでした。
なぜなら、純水は塩素が除去されていてカルキ抜きを入れる必要がないからです。
対策を施した結果
純水で水換えをしてみると、海水水槽で出ていた泡がみるみる消えていったのです。
また純水を使う事で他にも色々メリットがあるので別の記事でお伝えしたいと思います!
▼水換えに純水を使うメリットについてはこちら
悩んでいた頑固な泡の原因がカルキ抜きというのは驚きでした。
もう一つの方法
もう一つの方法として、百均のカルキ抜きを利用するというものがあります。
実はダイソーやセリアにはアクアリウム用品としてのカルキ抜きが販売されており、これらの中には粘膜保護剤などの(場合によっては余計な)成分が含まれていません。
これを利用して水換え時の水道水の塩素を抜けば、粘膜保護剤による泡の発生を抑えることができます。
純水を手に入れることが難しいという人にはおすすめの方法です。
▼百均のカルキ抜きについてはこちら
まとめ
*泡の発生原因は水質悪化か、カルキ抜きの粘膜保護成分であることが多い
*水質悪化の場合は、泡が汚れたような見た目をしている可能性がある。水替えやろ過能力強化で対応可能
*粘膜保護成分の場合は泡は透明。純水の使用でカルキ抜きを使わないか、粘膜保護成分の入っていない百均のカルキ抜きの使用で対応可能
泡に悩んでいる方は、純水で水換えをしたり、粘膜保護成分のない百均のカルキ抜きを使うなどしてみるよとよいかもしれません。
ご覧いただきありがとうございました!