今回はライブロックやサンゴを接着するときに使える「マメグルー」について紹介します。
本記事で分かること
・マメグルーとは
・マメグルーの使い方
・マメグルーのデメリット・メリット
マメグルーとは
「マメグルー」とはマメデザインさんから販売されているプラスチックグルーで、サンゴやライブロックの接着に使用することができます。
「温めることでやわらかくなり、冷えると固まる」という特徴があり、それによって「何度でも付け直しが可能」という点が他にはないメリットになります。
あっためる場合はレンジでもいいですし、お湯をかけても大丈夫です。
その他では「水中での作業も可能である」とか、「生体に影響する成分を溶出しない」といった特徴もあります。
色はグレー、ブラウン、パープルがあり、海水水槽で使用するなら石灰藻カラーのパープルになると思います。なお今回購入したのもパープルです。
パープルは同じマメデザインさんから出ている「マメライブロック」に合わせた色なんでしょうね。
唯一の欠点は値段が高いこと。ひとつで660円は高いですよ…。マメデザインさんなんとかして!!!
マメグルーを使ってみた
というわけでここからは使用の様子です。
今回接着するのはこちらのオオバナサンゴ(右)とマメライブロック(中央)の小さな欠片です。
オオバナサンゴをそのまま下に置きたくなかった(そのまま置くとヤドカリに乗られて弱りそう…)ので、小石に接着することで地面やライブロックに直接置かなくてもいいようにします。
まず容器に入れてお湯を注ぎ、触れるくらいの温度になるまで一旦放置します。
箸で突っついて確認中…。
だんだんと表面からやわらかくなってきます。
一度では芯までやわらかくなりきらなかったので、最初のお湯を捨ててもう一度熱湯を投入。
芯まで柔らかくなったら取り出して練ります。
練ると色が濃くなるらしいです。
なお、公式では「触るときは厚手の手袋をしてください」と書いてありましたが今回は普通に素手で触ってしまいました。
ちょっと熱かったですが、くっつきはしなかったしジッサイのところ問題はなかったです。
ただ人によっては手が荒れたり色が移ったりしてしまうこともあるかもしれないので、手袋はしましょう。ゼッタイ。
今気づいたけどここキクメイシと触れ合っちゃってますね。最近バブルコーラルを他のサンゴとの接触で半分溶かしてるのに懲りないヤツだな←。
それなりに練ったらマメライブロックとオオバナサンゴをイイ感じにくっつけていきます。
使ってて思ったのは、これは接着剤というよりも粘土みたいな感じで考えたほうがいいなと思いました。
なので接着するときはしっかりと押し込んで、石の凹凸にマメグルーが入り込むようにした方がいいですね。重いライブロック同士をくっつけるときには気をつけたほうがいいかもしれません。
逆に言えばホールド力はかなり高いので、ライブロック同士の接着でも余裕でこなしてくれそうな感じはします。
水槽に入れるとこんなイメージです。
やっぱり同じ会社が販売しているだけあって、マメライブロックとマメグルーの色の相性はバツグンですね。
まとめ
*マメグルーはマメデザインさんから販売されている水槽用接着剤
*温めるとやわらかくなり冷えると固まる
*お値段はチャームさんで660円
*接着というよりもホールドするイメージ
マメグルーは間違いなく接着剤としては優秀だなと思いました。
同じような、温めて溶かして接着する系の商品はいくつかあったと思いますが、これは色が石灰藻カラーで違和感なく使えるところがいいですね。
ただやはり単価が660円というのは高い気はしますね。
これの半分くらいの大きさのやつを15個くらい入れて2000~3000円とかならいいんですがねー。
今回みたいなひとつのサンゴの接着のときや、3つくらい用意してちぎりつつライブロックを接着するみたいな使い方に向いている気がします。
▼ライブロックの接着には混合パテである「アクアスケープ」もおすすめです
▼ダイビング動画投稿してます。ぜひご覧ください!