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サンプで簡易リフジウムを始めてみた!簡単にリフジウムを作る方法

悩む人
悩む人
オーバーフロー水槽でリフジウムを始めたいけどスペースがない…

ハタタテ
ハタタテ
それならサンプで初めてみたらどう?

というわけで今回はオーバーフロー水槽のサンプで簡易的なリフジウムを始めてみましたので、その方法をご紹介します。

本記事で分かること

・サンプでリフジウムを作る方法

・リフジウム維持のコツと注意点

サンプでリフジウムを作ろう

我が家の60cmワイドオーバーフロー水槽

以前私は「60cm規格水槽(60×30×36cm)」から「60cmワイドオーバーフロー水槽(60×45×45cm+約45cm幅のサンプ)」に引っ越しをしました。

その時にふとリフジウムを作ろうと思い立ち、作るならサンプに、と思って今回の計画に着手しました。

まず用意したのは、ダイソーのケースです。

今回はこちらのケースを利用します。

サンプの大きさにちょうど良かったのでこれを選びましたが、ほかにもいろいろサイズがあったので、皆さんの水槽のサンプに合うサイズのものを選ぶのも容易だと思います。

ただ、穴あきのものでないと水通しがなく中に入れた海藻が死んでしまうので「穴あきのもの」を選択しましょう。

次にこのケースを、ポンプ以外何も置いておらず隙間が空いていた、サンプのポンプ室に入れました。

変な成分がついていると嫌なので、飼育水に入れる前に水道水でいいのでよく洗いましょう。

デトリタスがだいぶ入っていますがお気になさらないでください…(笑)

次に用意していたウミブドウを中に入れます。

最後に以前の水槽で使っていた3000円のLEDライトを載せて完了です。

ライトは強い必要は全くなく、▼これみたいな安いLEDで十分です。

ちなみにウミブドウに関しては、普通にスーパーとかで売られているものを水槽に入れても生きてくれるみたいです。

ハタタテ
ハタタテ
ただし人間用のものは不要な化学成分がついていたりすることも考えられるから、水槽に入れる前に飼育水でよく洗おう!
アケボノ
アケボノ
水道水で洗うと、ウミブドウは死んでしまうから気をつけてね

今回はチャームさんで購入したものを用意しました。

こっちは元々餌用なので「変な成分がついていなそう」ということと、逆に「ヨコエビなどの有益な付着生物を連れてきてくれる」ことも考えられるからです。

グラム売りなのでニーズに合わせやすいこともいいですね。

というかウミブドウは軌道に乗ればめっちゃ簡単に増えるので、リフジウム用にたくさん買う必要はあまりありません。

またほかの海藻でいえば「ホソジュズモ」なんかもおすすめです。単純な丈夫さでいえばウミブドウよりも上らしいです。

リフジウムの維持方法、注意点

ここからは私が行っている実際の維持方法についてお話しします。

照明は24時間点灯

ここは私自身もまだ体感できていないところなのですが、ウミブドウなどの海藻は24時間光を照らしていると半永久的に生き続けるそうです。

というのも、彼らは日付の移り変わりを明るさの変化で認識しているらしく、常に明るいと彼らの体内カレンダーが進まず、生殖行動に移らないためにエネルギー消費が抑えられ、長生きするそうです。

また、光を当て続けると単純に光合成効率が上がり、海藻が増えやすくなったり、リフジウムのひとつの目的でもある栄養塩の消費も促進させることができるというメリットもあります。

今回のように生体を飼育しないリフジウムなのであれば特に消灯するメリットはないため、照明は24時間点灯することをおすすめします。

ハタタテ
ハタタテ
今回はサンプ内でのリフジウムで、サンプは扉付きの水槽台に入っているので光漏れ対策もカンペキ!
アケボノ
アケボノ
光が漏れて本水槽に影響が出てしまう場合は、シートで覆うなどして対策しよう!

比重の変化には気をつける

ウミブドウのような海藻は比重の変化に割とデリケートなようで、水替えや足し水は比較的慎重に行う必要があります。

比重を大きく変化させてしまうと白くなって死んでしまうようなので気をつけたい部分です。

しかし以前、総水量130~140Lの水槽で一気に10Lほど足し水したときでもウミブドウは平気だったので、シビアになりすぎる必要はないかもしれません。

ただこのような変化は単純に他の生体にも悪影響なので、他の生体と同じように気をつければ問題ないでしょう。

デトリタスがたまりすぎたら掃除をする

リフジウムとするケースにはウミブドウの枯れた残りか、海藻に住み着く生物の死骸か、デトリタスがたまります。

デトリタス内に住んでいたりデトリタスを利用する生物もいるはずですので、これを掃除するかは人によるところかと思いますが、たまりすぎて水通しを阻害するようなら掃除してしまったほうが良いと私は思います。

ここは人による部分ですし、ご自身の判断でよろしいかと思います。

苔が生えることがある

私の場合はそうだったのですが、このリフジウムを作って数か月はウミブドウに絡むようにかなりトロロ状のコケが生えていました。

ウミブドウがこれによって枯れてしまうことはありませんでしたが、光合成は阻害されてしまうようで、ウミブドウが増える速度はかなり遅かったです。

しかし数か月ほどすると環境が安定したのか、そのようなコケは見られなくなりウミブドウの増殖スピードは飛躍的に増加しました。

リフジウム内は光環境が良いということもあり、環境が安定するまでは関係ないコケもだいぶ出てきますが、次第に環境や生物相が安定して目的の海藻のみが増えるようになるのでじっくりと待つとよいでしょう。

まとめ

*簡易的なリフジウムはオーバーフロー水槽ならサンプ内で作成可能!

*サンプにあった大きさの百均のケースと、海藻が必要

*おすすめの海藻はウミブドウやホソジュズモ

*リフジウムの照明は24時間点灯がおすすめ

*ライトは安価なものでいい

*比重の変化に気をつける

*デトリタスは気になるなら掃除

*コケはほっとけばじきに消えてくれる

今回はオーバーフロー水槽のサンプで簡易的なリフジウムを作る方法を紹介しました。

リフジウムで海藻を育てることには、草食のお魚のおやつになったり、栄養塩の対策だったり、生物相の強化だったりとメリットがたくさんなので、皆さんも気になったらぜひ作ってみてください!

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