というわけで、今回は魚の免疫力を高めるエサ、メディマリンについてお話しします。
本記事で分かること
・メディマリンは白点病に効果ある？
・メディマリンとは
・メディマリンの成分
・メディマリンを白点病の魚に与えてみた
メディマリンは効果ある？
結論から言うと、
メディマリンは海水魚の白点病に効果があります！
それについてこの後詳しく解説していきます。
メディマリンとは
メディマリンは日本動物薬品さんが販売している海水魚用の人工エサです。
一見普通のエサですが、その特徴は成分にあります。
メディマリンの原材料・成分
メディマリンの原材料・成分は日本動物薬品さんによると
原材料／イカミール、小麦粉、脱脂大豆、オキアミミール、エビエキス、脱穀アルテミア、カイエキス、海藻抽出物、トルラ酵母、耐熱性ビタミンC、ラクトフェリン、ビタミンE、ビタミン・ミネラル類
成分／粗蛋白：40.0％以上、粗脂肪：6.0％以上、粗繊維：1.5％以下、粗灰分：6.0％以下、水分：9.0％以下
となっています。この中でもほかのエサと違うのはラクトフェリンの存在です。
ラクトフェリンは母乳にも含まれる成分だそうで、魚に与えることで免疫力増強に即効性があります。
粗タンパクは40％以上とほかのエサと比べても低めなので、ほかのメガバイトなどのエサと併用して、魚の健康維持のために与えるとよさそうです。
メディマリンを白点病の魚に与えてみた
というわけで、メディマリンを実際に与えてみました。
今回与えるのは、白点病になってしまっていた我が家のヒフキアイゴ君です。
我が家のヒフキアイゴ。白点が体のあちこちについている。この時点ではメディマリンは与えていませんでした。
なお、普段与えていたエサはテトラマリン ミニグラニュール、メガバイトレッドS、海藻70の3種類です。
日に日に白点が増えていき大丈夫かと心配だったので、ラクトフェリンの効果を期待してメディマリンを購入しました。
この翌日からいつものエサに加えて、メディマリンを与えました。
すると与え始めた翌日…
このように一気に白点が減りました。
この時、メディマリンを与えた以外に水槽に手は加えておらず、何もしないでいると白点は増える一方だったので、ここで減ったということはメディマリンの効果で間違いないと思います。
というわけで、少なくとも私の水槽ではメディマリンは白点病に効果があることがわかりました。
この感じだと白点病以外の病気にももちろん効果がありそうですね。普段からの病気予防にもよさそうです。
感想
与えてみた感想としては、メディマリンは白点病には明らかに効果がある一方、嗜好性は高くはないです。
嗜好性の高いメガバイトレッドと比べると、魚の食いつきはよくはないです。ただもちろん普通に食べますし、嫌っている様子はないようです。
また先ほども書いた通り、メディマリンの粗タンパクは40％以上と、例えばメガバイトレッドの48％以上と比較すると低く、魚に対する栄養価自体はほかの製品に劣るようです。
また、沈下性と書いてありますが、さほど沈みません。浮遊性のエサだと思ったほうがよいですね。
沈ませたいときは飼育水につけてからスポイトで水流に乗せて流したりするのがおすすめです。
メディマリンを購入する
メディマリンは海水魚を取り扱う店や通販などで購入できます。
値段は通販で1000円ほどです。グラム当たりの値段はメガバイトレッドSと同じくらいです。
全然高くないので、海水魚の病気対策になることを考えれば非常に良い商品だと思います。
まとめ
・メディマリンは白点病に効果あり
・ラクトフェリンが病気に効く
・嗜好性、栄養価は高くはない(低くもない)
・ほかのエサのサブとしてプラスで与えるのがおすすめ
・値段は高くない
・普段からの海水魚の病気予防におすすめ！
メディマリンは値段も高くなく、いつものエサにプラスするだけで手軽に海水魚の病気対策ができるので非常におすすめな商品といえます。
海水魚に白点病が出てしまうという人は与えてみるといい結果が得られるかもしれませんよ！
