こんにちは!
海水魚飼育日記です。
今回は2022年8月にあった出来事を紹介していきます。
喜界島の訪問
実は筆者は大学の研究関連で、8月の下旬から9月の上旬にかけて鹿児島県は「喜界島」を訪問していました。
喜界島は奄美大島の北東沖にある小さな島で、人口は7000人ほど。島にあるチェーン店はほっともっとのみという圧倒的離島です。
ちなみに奄美大島の近くにあるだけあって気候は完全に南国。暖かくて過ごしやすいです。
空港もこんな感じでこじんまりとしています。
この島のポテンシャルを感じたのが、なんと港の中でウミガメを目撃したことです(笑)。
漁港にウミガメ😳😳😳 pic.twitter.com/SwlFWzzqPC
— りるたき (@rirutaki_sakana) August 22, 2022
来てすぐの日に目撃したのですが、素晴らしいお出迎えでうれしかったです。後から聞くとこの港には3匹くらいウミガメが住み着いているそう。
離島ってすげえ。
また実はこの島、隆起したサンゴ礁でできている島でして、海岸の感じがほかの南国の島とは全く違います。
これは喜界島北部にある「ハワイビーチ」をドローンで撮影した写真。
へこんでて入り江になってる部分とそうでない部分がありますが、島全域の海岸は入り江じゃない部分みたいな感じ。植生があるところから岩石の平らな面が海まで数十メートル続く特異な地形です。
これは数千年前のサンゴ礁で、それが地震などで一気に隆起してこのような「海岸段丘」になっているんですね。
あの岩の面にはこんな感じでサンゴの化石が埋まっており、昔はサンゴ礁だったということをひしひしと感じさせます。
ほかの島にはないものすごい地形です。
当然このハワイビーチではシュノーケルもしてきましたよ!
サンゴも魚もたくさんいてかなり楽しめました。
しかし残念ながらダイビングはできませんでした…(泣)。
到着直後のドタバタしている時期が過ぎたら、連続の台風襲来で海に潜る暇がありませんでした…。
3週間もいたんだから早めに潜っておけばよかったなあー。まあ、来年再来年あたりに来る可能性もあるのでその時の楽しみにしましょう(笑)。
観光地も回ってきました。
どこも景色がとても綺麗で楽しかったです!
また感動したのが、喜界島の周辺には明るい街がないので星が言葉を失うほど壮麗です。
写真としては微妙ですが、月が出ていなければ肉眼でもこれくらい星が見えます。永遠に見ていたいくらいです。
島の星空ってすごい。
そしてもちろんお料理も楽しんできました。
こちらは「サクナの天ぷら」と「油ソーメン」。
サクナは標準和名「ボタンボウフウ」という植物で、薬膳っぽい風味がお塩とよく合っていてお箸が進むお味です。
油ソーメンは名前ほど油っぽくなく、和風のだしにつけたソーメン。そしてこれがまたうまい。ソーメンを食べきった後に残る「汁(じる)」もだしのうまみが効いていて最高です。
そして喜界島に来たら外せないのが「ヤギ刺し」。ヤギの刺身です。
独特の臭みがあり苦手な方は苦手かもですが、新鮮なものは臭みも少なくうまみがしっかりとあって美味です。
あとお料理の写真はないですが、「エラブチの西京焼き」が最高においしかったですね。
沖縄では「イラブチャー」と呼ばれるブダイの仲間ですが、喜界島では「エラブチ」と呼ばれます。この違いはとっても興味深い。
そしてこれが最高にうまい。上質なふわっとした白身で、しっかりと魚のうまみを感じるので今まで食べた白身魚の中で間違いなく一番おいしかったです。
研究の方もしっかりと進み、いい滞在になりました。
いわゆる「島時間」が流れるのどかな島。私は必ず再訪したくなりました!
アクセス方法は「鹿児島から飛行機orフェリー」「奄美大島から飛行機orフェリー」と、首都圏からは直接来れませんが、訪れる価値はゼッタイあります!
皆さまも「喜界島」、いかがでしょうか?
奄美大島の訪問
喜界島訪問の最中の日帰り訪問だったのですが、奄美大島にも行ってきました。
奄美大島は喜界島からフェリーで2時間。遠いのか近いのかよくわかりませんが、喜界島から最も近い大きな陸地が奄美大島です。
奄美大島は喜界島と全然違って、ちゃんと土壌があることにまずびっくりしました(喜界島はサンゴ礁起源の石灰岩でできてるので…)
あとやっぱ人が多いですね。コンビニもあるし。
ちゃんと経済活動があるなあと感じます(それが普通)。
奄美大島は1日しかいられなかったので、まず午前中には「奄美海洋展示館」に行く予定だったのですが、開館時間的に早すぎたので名瀬のちょっとした丘に登り名瀬市街地を展望してきました。
おがみ山公園の展望広場からの景色です。
素晴らしい展望ですねえ。心が洗われます。
さて、時間になったので行きましょう。
奄美海洋展示館は奄美大島にあるミニ水族館ですね。
奄美大島で1日あってここを選ぶか?と聞かれれば「それは…そうなんですが…」と答えざるを得ませんが、全国水族館制覇を目標にしているのでここは外せません(笑)。
ミニ水族館ではありますが、ここ、とってもいい水族館ですよ。
奄美大島の観光と言えばネイチャー観光が多そうな印象ですが、雨が降った日などには私のような水族館狂いでない一般の方にも真面目におすすめできるかもしれません。
ウミガメにエサをあげることもできるし、
地域に根差した生きものの展示はかわいらしくてためにもなります。
ここ、すごく好きになってしまいました。
奄美の主要都市の名瀬からも近いし、奄美に来たらまたゼッタイ来ると思います。
その後は宮古崎に行き壮大な景色を楽しんできました。
20分のハイキングコースをビーサンで歩くという暴挙(石などで怪我したり、転んだり、ヒルなどの危険生物的にも危ないので皆さんはやめましょう)をしましたが、本当に壮大な景色で一人で感動してしまいました。
サンゴ礁がこんなに見えて…もう…最高!
途中でルリカケスも見れたし、奄美のジャングルを楽しめて大満足です。
朝早くスタートしたのでここまでで13時くらい。
そのあとはたまたま奄美に来ていた友人と、その友人の奄美出身の方に案内していただきおいしいお豆腐屋さん「島とうふ屋」で豆腐料理を頂いてきました。
ところてんがあるのが個人的にはお気に入りですね。豆腐や豆乳が効いたお料理で健康にもよさそうだし、この量で800円くらいだった気がします。
しかも「お豆腐食べ放題」と「みき(お米と芋と砂糖を発酵させた飲み物)飲み放題」ときています。みきは発酵飲料って感じですが、他に例える表現がない(笑)。強引に例えるならお米の汁のヨーグルトって感じでしょうか?
ジッサイに飲んで確認してみてください(笑)。
どのお料理もとってもおいしかったので奄美の訪問時にはリピート確定です。
そのあとは有名なジェラートを食べたり、ホームセンターでフリーズドライ鶏飯を買ったりしたあとにフェリーで喜界島に帰りました。
いやあ、最高の1日でした。奄美大島の沖縄や宮古、八重山とはまた違う独特の雰囲気がすごく気に入ってしまいました。
大学生のうちにもう一回来たいなあ。
それでは今回の日記はここまで。
また次回!