今回はLPSのエサやり時の注意点についてお話しします。
本記事で分かること
・LPSにエサをやるときに注意するべきこと
クサビライシが…
先日、LPSであるクサビライシにエサを与えていたんです。
与えていたのは「LPSコーラルペレット」。口が大きめだったり、口が少ないLPSにエサをやるときに非常におすすめなサンゴフードです。
ただこのまま放置していると、沖縄から捕まえてきた我が家の水槽のヤドカリたちが我先にとクサビライシに群がってきたんです。
エサの匂いに誘われたんでしょう。
まあ普段ヤドカリがクサビライシに乗る分には特に問題はないのですが、今回はエサやり中だったので「これはまずい!」と思いヤドカリを引きはがしたのですが…、
やられました…口周りの共肉が剥がれてしまいました。
ヤドカリがエサ欲しさにほじくり返してしまったのだと思います(泣)。
これ、治るのかなあ。
こういう時には「リーフディップ」を使ったりしてサンゴの養生をした方がいいのかもしれませんが、あいにく持ってなかった…。
反省点・改善点
今回の反省点はヤドカリの貪欲さを侮ったことですね。
クサビライシがLPSコーラルペレットを飲み込み切る前まではヤドカリが寄ってこないように守っていたのですが、飲み込み切ったところで安心して守るのをやめてしまったんです。
その後のあの有様!
さんざん言いましたが、今回のことはヤドカリに罪はないです。
こういう事態が発生しないような対策が必要でした。
対策は?
今回のことはクサビライシだけではなく、エサを食べるあらゆるLPSについて同じことが言えると思います。
具体的にはオオバナサンゴやハナガタサンゴ、カクオオトゲキクメイシなどでしょうか。
こういったLPSは維持においてエサやりの必要性が大きいので、ヤドカリと混泳するなら何らかの対策は必要になってくるでしょう。
エサやり中にヤドカリから守る!
単純明快!エサやり中は守ったほうがいいですね。
ヤドカリはエサの匂いを察知するとマジで凄まじい勢いで走ってきます。
なのでこれらのLPSがしっかりと飲み込んでしっかりと口を閉じるまではヤドカリから守る方がいいでしょう。
そうなんです。この方法は単純にめんどくさい。
しかもヤドカリから守り切ったと思っても今回みたいにほじくり返される可能性もあります。
そこで次の方法です。
ヤドカリが届かないようにレイアウトする
根本的解決を図るならこの方法がおすすめ。
我が家では特にオオバナサンゴは、上の写真のように反り返る形で石に貼り付けることで、ヤドカリが登ってこれないようにしています。
▼オオバナサンゴの接着にはマメグルーを利用した
ジッサイこの方法で接着していて、オオバナサンゴの上にヤドカリが登ってきたのは1度しか見たことがありません。
また現在はクサビライシも、応急処置ですが切ったペットボトルを土台にしてその上に置くことでヤドカリが登ってこれないようにしています。
やはり根本的解決を図るならこの方法がいいのかなあと思います。
そもそもLPSは結構デリケートな面があるので、やっぱりヤドカリやマガキガイなどの生き物が触れないようにした方がサンゴにとってはいいのかもしれません。
まとめ
*LPSのエサやり中はヤドカリからの襲撃に注意!
*そもそもヤドカリが登ってこれないようにするのがおすすめ
今回はLPSサンゴのエサやり中の注意点についてお話ししました。
やっぱりLPSサンゴはソフトコーラルやSPSに比べても生物からのダイレクトアタックにデリケートなので、エサやり中にヤドカリなどに襲撃されないようにする何らかの対策は必要ですねー。
皆さんもLPSのエサやり中の襲撃には注意するといいかもしれません!私の経験が役に立てば幸いです。