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遊泳性ハゼの仲間と飼い方を紹介!飼いやすく美しい才色兼備の仲間です

悩む人
悩む人
遊泳性ハゼってどんな仲間なの?

ハタタテ
ハタタテ
水中をホバリングするように泳ぐ優美な仲間だね!体色が美しい種類も多くて人気な仲間だよ

今回は、海水水槽で飼育されることの遊泳性ハゼ(ダートゴビー)について、人気の種類や飼い方を紹介していきます。

本記事で分かること

・遊泳性ハゼとは

・おすすめの遊泳性ハゼとその飼育法

遊泳性ハゼとは

ハタタテハゼ(板橋区立熱帯環境植物館)

遊泳性ハゼというのは分類のグループではないのですが、一般的に底生の仲間が多いハゼの中で、中層をホバリングするように泳ぎまわる「遊泳性」の仲間です。

体色が非常に美しい種類が多いのが特徴で、海水水槽でもよく飼育されます。

主に「ハタタテハゼ属」「クロユリハゼ属」の仲間のことをさしてそう言うことが多いですね。

ゼブラハゼ(フォーチュンアクアリウム)

彼らは全体的に飼育難易度が低く、海水魚飼育初心者の方でも飼いやすいのも特徴です。

次では遊泳性ハゼたちの中で、海水水槽でよく飼育されるおすすめの種類を紹介していきます。

アケボノ
アケボノ
ぽけーっとした顔がかわいいかも

ハタタテ
ハタタテ
美しい体色が魅力!

遊泳性ハゼの仲間を紹介!

ハタタテハゼ属

ハタタテハゼ

ハタタテハゼ(志摩マリンランド)

夕焼けのようなグラデーションをした体色が美しい「ハタタテハゼ」。ぴょーんと長い背びれがかわいい最も代表的な遊泳性ハゼです。

値段も1000円程度と安価で、最初に飼育する遊泳性ハゼとしておすすめです。

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アケボノハゼ

我が家で飼育するアケボノハゼ

「雅」という言葉が似合いそうなこのカラーリングをもつ「アケボノハゼ」。私個人的にはかなり好きな体色のお魚です。

値段は5000円程度とやや高め。しかしその値段に見合うような妖艶さを持つ遊泳性ハゼです。

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シコンハタタテハゼ

写真が用意できませんでした…(泣)撮影でき次第追記いたします。

淡い紫が非常に艶やかな魅力を引き出すハタタテハゼ属の最高峰です。とても美しいのでご自身で検索してチェックしてみてください!

値段は20000円~とめちゃくちゃ高価です。しかし飼育法はハタタテハゼと変りません。

サツキハゼ属

サツキハゼ

サツキハゼ(新屋島水族館)

サツキハゼ」は小型の遊泳性ハゼで、河口域やマングローブ、湾奥部を好みますが、海水でも飼育できるようです。

群泳させるとキラキラとした体が美しく映えるかわいいハゼですね!

クロユリハゼ属

クロユリハゼ

クロユリハゼ(沖縄本島でのダイビングで撮影)

シックな見た目に奥ゆかしさを感じる「クロユリハゼ」。

後ろ側の背びれと尻びれを広げた様子はなんだかドレスを着ているように見えます。

値段は1000円ほど。クロユリハゼ属に初挑戦するときにはおすすめです!

オグロクロユリハゼ

オグロクロユリハゼ(板橋区立熱帯環境植物館)

青いからだと尾びれのワンポイントがチャーミングな「オグロクロユリハゼ」。

少し臆病な面もあるようですが、ひとたび現れればその姿に魅了されること間違いなしです。

値段は1000~2000円ほどで比較的安価に入手できます。

ゼブラハゼ

ゼブラハゼ(板橋区立熱帯環境植物館)

透明感のある青緑の体に、その名の通りのピンクのしましま模様を持つ「ゼブラハゼ」。

クロユリハゼ属の中では私は個人的にお気に入りの種類ですね。

値段は1000~2000円ほどと比較的安価です。

ハナハゼ

ハナハゼ(四国水族館)

淡い水色の体と、長ーく伸びた尾びれのスレッドが映える「ハナハゼ」。

ダテハゼとニシキテッポウエビの巣に居候することでも有名で、一緒に飼育するとそんな姿が見られるかもしれません。

太平洋側では千葉県以南に生息するのですが、そのぶん逆に流通は少なくあまり手に入りません。水深3mから生息しているとのことなので、自分で捕まえてくるという手段はあるにはあります。

遊泳性ハゼの飼育について

飼育に必要な環境

オグロクロユリハゼ(板橋区立熱帯環境植物館)

遊泳性ハゼはすべてが小型で丈夫な種類です。

小型水槽での飼育も十分可能です。クロユリハゼ属の場合は12cmほどとやや大きく成長もしますが、45cm水槽ならば十分に飼育できるでしょう。

大体どの種類も水温は25℃で大丈夫。アケボノハゼとシコンハタタテハゼはやや深場に生息するので、23℃くらいでもかまいません。

ハタタテ
ハタタテ
みんな丈夫でいい子たち!

エサ

ハタタテハゼ(京都街なか水族館)

遊泳性ハゼはエサ食いに困らないことも特徴で、水槽に慣れればすぐ人工餌を食べます。

もし餌付かない場合は冷凍ブラインシュリンプなどをスポイトで与えれば食べてくれることが多いでしょう。

身体が小さいので、粒の小さなメガバイトレッドなどがおすすめです。

アケボノ
アケボノ
おいしい

混泳について

ゼブラハゼ(名古屋港水族館)

他種・同種混泳について

遊泳性ハゼは温厚なので、他種との混泳については基本的に問題ありません。

むしろ強かったり大きかったりする魚がいると怖がって出てこないこともあるかもしれないので、混泳魚も温厚な種類がおすすめです。

遊泳性ハゼの中ではハタタテハゼ属同士の混泳のみ喧嘩してしまうことがあるので注意が必要です。サツキハゼやクロユリハゼ属の仲間は同属同士でも混泳可能です。

ハタタテ
ハタタテ
飼育前にハゼ同士の混泳相性をチェックするのを推奨!

▼ハタタテハゼとアケボノハゼの喧嘩について

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サンゴとの混泳について

アケボノハゼ(京都水族館)

まったく問題ありません。

サンゴ水槽に入れてやるとハゼたちの美しい体色がよく映えます。

アケボノ
アケボノ
サンゴ水槽を優雅に泳ぐハゼたち…粋だね

飼育の注意点

クロユリハゼ(美ら海水族館)

飛び出し注意!

遊泳性ハゼの仲間はほんとうに飛び出しだけには注意が必要です!!

何かに驚いた拍子などに、本当に想像の3000倍あり得ないほどの狭い隙間からでも飛び出すので、水槽の上部は隙間なくしっかりとフタでふさいでおきましょう。

いたずらに命を失わせないためにも、水槽のフタは必須です。

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まとめ

クロユリハゼ(横浜・八景島シーパラダイス)

*遊泳性ハゼは中層をホバリングするように泳ぐハゼの仲間!

*優美な見た目をしたものが多く飼育もしやすい

今回は海水魚飼育初心者さんにもおすすめの「遊泳性ハゼ」の仲間について紹介しました。

遊泳性ハゼの世界は奥深く、紹介しきれていない種類もまだまだいます。

どの種類も飼いやすくて美しいというところは同じなので、気になったら皆さんもぜひ飼育してみてくださいね!

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※本記事を執筆するにあたり使用した参考文献

林公義・白鳥岳明(2004)「ハゼガイドブック」阪急コミュニケーションズ

CORAL FREAKS VOL.25 2018 winter」ネコ・パブリッシング

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