今回は人工ライブロックのおすすめ商品を3種類紹介します。
本記事で分かること
・人工ライブロックとは
・人工ライブロックのおすすめ商品
人工ライブロックとは
人工ライブロックは基本的に石灰岩の主成分となる炭酸カルシウムから作られている、その名の通り人工のライブロックです。
炭酸カルシウムから作られているので、成分的には天然ライブロックと遜色ありません。
昨今の規制強化のトレンドと、環境負荷をかけないという人工ライブロックの特徴が合致して、市場を絶賛拡大中です。
人工ライブロックのメリットとしてはウミケムシなどの有害生物を持ち込むっリスクが無かったり、形が人口のためレイアウトしやすいといったメリットがあります。
その分バクテリアなどの生物層の付着はないため、生物ろ過能力は劣るというデメリットもあるのですが、有害生物を持ち込む危険がないというメリットは大きいです。
▼天然ライブロックと人工ライブロック、それぞれのメリット・デメリットはコチラで紹介しています
おすすめの人工ライブロック
ここからはおすすめの人工ライブロックを紹介していきます。
ライフロック
カミハタさんが輸入販売を行っている「カリブシー ライフロック」。
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天然のアラゴナイトを主成分にしており、リンなど水槽に不要な成分の溶出が少ないことが特徴です。
さらに生体に無害な着色料で着色されていて、自然な色合いを醸し出しています。
また、ドライながら休眠させたバクテリアが付着させられており、立ち上げ性能もやや強化されています。
「オリジナル」「アーチ」「シェイプス」「シェルフ」など形状によっていくつか種類があり、つくりたいレイアウトによって使い分けられます。
お値段はオリジナルなら9kgで15000円くらい、アーチ、シェイプスで9kg20000円くらいと天然ライブロックよりもかなり安めですね。
リアルリーフロック
LSS研究所が輸入販売するこの「リアルリーフロック」は、天然の炭酸カルシウムから作られていて、生体な無害な顔料で着色されています。
その名の通りリアルな造形や色彩が魅力で、天然ライブロックのようなレイアウトを作成することが可能です。
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成形されたのちには淡水で3ヶ月以上アク抜きされ、その海水水槽で3~4ヶ月トリートメントすることで、バクテリアなどの生物層をしっかりと付着させています。
それでいて有害生物の混入リスクは抑えられているので、「有害生物は入れたくないけど見た目や立ち上げ性能にはこだわりたい!」という方にはおすすめと言えるでしょう。
ただその分、扱いは天然ライブロックと同じになるので、水槽外でじっくりとレイアウトしたい方には向かないかもしれません。
色々な形状があり天然ライブロックのように選ぶことができます。お値段は1kg3200円とホントのライブロックと同じくらいです。
マメライブロック
マメデザインさんから販売される「マメライブロック」は、炭酸カルシウムを主成分とする「マメカルシウムサンド」から作られていて、水槽内の水質安定や、ミネラル溶出効果を期待できます。
さらに内部はかなり多孔質になっているようで、水槽に入れるときにじゅわあっと水を吸うのがわかります。
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バクテリアなどの付着はないドライ仕様なので、水槽外でレイアウトしたいときに向いています。
さらに職人さんによるハンドメイドで作成されているらしく、ふたつと同じ形はないそうです。
カラーは「石灰藻カラー」「ブラウン」「グレー」がありますが、海水水槽では石灰藻カラーしか使わないですね。
サイズも通常・ミニ・マイクロがあり、多様なニーズに対応しています。
値段はcharm楽天市場店さんで1個1485円。ひとつが500g付近なので値段は天然ライブロックと同じくらいですね。
▼マメライブロックでレイアウトを作成した様子
見た目的には一見、自然観は薄いのですが、水槽にレイアウトすると意外と違和感が少ないです。
コケや石灰藻が生えてくると違和感も完全になくなるので、ここの部分はそんなに気になりませんでした。
まとめ
*人工ライブロックは天然ものと成分が同じ
*有害生物を持ち込むリスクがなくレイアウトしやすい
*生物ろ過能力は高くない
*バクテリア添加で質感は本物さながら「ライフロック」
*色合いが美しく自然な造形「リアルリーフロック」
*ドライなのでレイアウトしやすく、ミネラル溶出も期待できる「マメライブロック」
今回は人工ライブロックのおすすめ商品を3つ紹介しました。
おすすめは、水槽外でしっかりレイアウトしたいならマメライブロック、値段と質感ならライフロック、自然さと立ち上げ性能を求めるならリアルリーフロック、といったところでしょうか。
どれも個性があって使いがいのある人工ライブロックたちですので、水槽を立ち上げたいときにぜひご利用ください!
▼天然ライブロックと人工ライブロックそれぞれのメリット・デメリットについて
▼本記事はこちらの書籍を参考文献として利用しています
▼ダイビング動画投稿してます。ぜひご覧ください!