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ホワイトソックスの飼育法と注意点!クリスマスカラーのかわいいエビ!

悩む人
悩む人
キレイなエビを飼ってみたい!おすすめはいる?

ハタタテ
ハタタテ
それならホワイトソックスはどうかな?

ホワイトソックス(シロボシアカモエビ)は鮮烈な赤色が美しく、マリンアクアでも人気でよく飼育されるエビの一種です。

今回はホワイトソックスの飼育法とその際の注意点についてお話しします。

本記事で分かること

・ホワイトソックスの特徴

・飼育に必要な環境

・ホワイトソックスの飼育法

・飼育の注意点

ホワイトソックスの飼育まとめ

ホワイトソックスの飼育について簡単にまとめてみました。

水槽の大きさ 30cm水槽~
環境変化に強いかどうか やや強い
水温 25℃
食性 雑食だが特にエサを与える必要はない
性格 わんぱく
魚や他の生体との相性 他種:ベラ類、ゴンべ類、フグ類、カワハギ類などとは不可 同種:問題なし
サンゴとの相性 良好
特記事項

これらについてこの先でお話ししていきます。

ホワイトソックスの特徴

志摩マリンランド(三重、閉館)で撮影したホワイトソックス

ホワイトソックスの見た目

大きさは最大で5cmほどです。

和名は「シロボシアカモエビ」で、その名の通り赤い体に白い点がいくつかあるような見た目をしています。

ホワイトソックスの由来は足先が白色になっていて白い靴下を履いているように見えるからですね!

アケボノ
アケボノ
水槽を赤色で彩ってくれるのはいいね!

ハタタテ
ハタタテ
見た目の派手さは随一!

クリーナーの役割も

ホワイトソックスは自然界ではほかのお魚のお口の中や体表についた寄生虫などを食べる「クリーナー」としての役割をしているようです。

が、水槽内だとあまりその傾向は強くないです。

クリーナーとしての能力を期待するなら「スカンクシュリンプ」のほうがおすすめです。

ホワイトソックスに何か役割を期待するよりは、マスコット的な感じで飼育することになります。

しいて言えばお魚の残りエサの処理はやってくれますね。

ホワイトソックスを入手する

ホワイトソックスは海水魚を販売しているショップや通販などで購入できます。

人気の種のため入荷は多いですが、値段は1匹2000~6000円くらいとやや高価。

太平洋産、スリランカ産など産地によって値段が異なっており、スリランカ産は特に高価な傾向があります。安価に入手したければ太平洋産がおすすめですね。

▼太平洋産のほうが安価だが、色は少しだけ暗め

▼スリランカ産は値段が高い分、色彩はより明るくて美しい

ホワイトソックスの飼育について

我が家で飼育しているホワイトソックス

必要な水槽の大きさ

ホワイトソックスは5cmほどになります。

またエビの中では環境変化には丈夫な方なので、飼育は30cmキューブ水槽くらいから可能です。

食性・エサ

雑食性です。

水槽内ではクリーニング行動はあまり期待できず、コケや魚のエサの残りを食べていると思われます。

なのでホワイトソックスのためにあえてエサを与える必要はありません。

まあだいたいはお魚にエサをあげると、それに反応して一緒に食べていますね(笑)。

混泳について

他種混泳

多くのベラの仲間、クダゴンベなどのゴンべの仲間フグの仲間カワハギの仲間は注意が必要です。

彼らはエビが大好物で、ホワイトソックスを襲ってしまう可能性があるため混泳は避けたほうがよいでしょう。

クダゴンベは甲殻類に目がない。箱根園水族館(神奈川)で撮影

同種混泳

問題ありません。

またスカンクシュリンプやキャメルシュリンプといったその他エビ類との混泳に関しても問題なくできます

ニフレル(大阪)の水槽では複数個体のホワイトソックスとスカンクシュリンプが混泳していた

サンゴとの混泳

基本的に可能です。

が、すでに弱っているサンゴをつついてしまい最後の一押しになる可能性はあります。

ただ基本的には大丈夫なので、弱ったサンゴがちょっかいをかけられていたら助ければいいかな、というくらいです。

環境変化・水質悪化に強い?

エビとしてはかなり丈夫です。

しかしやはり甲殻類といった感じで、急激な水質や比重、水温の変化には弱いです。

導入時の水合わせや普段の水換えには、過剰に気をつける必要はありませんがある程度は気を使う必要があります。

ろ過について

基本的には丈夫な生体ですので、ふつうの海水魚が飼育できるくらいの水質が用意できれば全く問題ありません。

▼水槽のろ過を担うフィルターについてはこちらで詳しく解説しています。

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水温について

適切な水温は25℃です!

この値をキープできるように、ヒーターやクーラーで管理しましょう。1日での変化量が大きかったりすると病気になってしまう可能性もあるので、なるべく変化させないようにするのが基本です。

ハタタテ
ハタタテ
水温が安定していると僕らも元気にすごせるよ!

▼水槽用のヒーター・クーラーについてはこちらで詳しく解説しています

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水換え

水換えは怠らないようにしましょう。

ホワイトソックスを含む甲殻類は、微量元素(特にヨウ素)の欠乏に弱いです。定期的に水換えをすることでこれを補給できます。

目安は週に1回水槽の水量の10%程度です。2週に1回20%でももちろんかまいません。あまり大量に水換えしてしまうと環境変化が大きくなってしまうので、なるべくこまめに水換えしましょう。

▼水換えの適切な頻度について

水槽の「水換え」量と頻度はどれくらいがいい?適切な水換えとは魚を飼育するうえで必ず必要となるのが「水替え」です。でも水替えの適切な頻度と量は案外知らないかもしれません。今回は意外と知らない水替えの適切な量や頻度、またその見つけ方についてお話します!...

特筆すべき飼育の注意点

北谷(沖縄)でのダイビングで撮影したホワイトソックス

急激な水質変化には弱い

他の甲殻類と同様に急激な水質変化には弱く、特に水槽導入時の水温合わせ・水合わせは慎重に行いましょう。

身体が非常に小さいこともありこの辺りには敏感な印象があります。

また普段の水替えや足し水にもある程度気を使う必要があります。

微量元素(ヨウ素)の欠乏に弱い

ホワイトソックスの脱皮殻。甲殻類の健全な脱皮には「ヨウ素」が不可欠

甲殻類が健全に脱皮を行うためにはヨウ素が重要な役割を果たしています。

我が家では以前、ヨウ素不足による甲殻類の脱皮不全で多くの生体を失ってしまったことがあります。

▼ヤドカリとエビをヨウ素不足で亡くしてしまった話

【海水水槽】ヤドカリが殻から出て死んでしまう。原因はヨウ素不足?今回はヤドカリやエビなどの甲殻類が水槽内で大量死してしまった時の原因と、もう起こらないようにするための対策について考えていきます。...

ヨウ素は重要な成分ながら水槽内からはすぐに失われてしまいます。維持するためには定期的な水換えが不可欠なのですが、元の含有量が少ないヨウ素はそれだけでは不十分だと感じます。

そのため、添加剤による定期的な添加をおすすめします。

おすすめはヨウ素を含む水槽に必要な微量元素を重点的に補給できる「パープルアップ」です。

我が家ではこれを添加し始めてからはヤドカリの脱皮不全による死亡は起きていません。

▼パープルアップのレビュー

パープルアップをレビュー!手軽にヨウ素補給。石灰藻は?パープルアップで石灰藻は増えるのか。今回はそんな皆さんが持つであろう疑問を私の水槽で検証してみましたので、結果を報告いたします。...

ハタタテ
ハタタテ
海水魚飼育をしていると、ヨウ素は本当に重要な成分だと感じるよ
アケボノ
アケボノ
他の成分はともかく、ヨウ素だけは添加するのがおすすめだね!

まとめ

*初心者さんでも飼育しやすい

*30cmキューブ水槽でも飼育可能

*水温は25度が安定

*エサは特に与える必要はない

*クリーナー能力はあまり期待できない

*他種ではエビを好んで捕食する魚は不可。同種混泳は問題ない

*急激な水質変化、微量元素欠乏には弱い

ホワイトソックスは見た目がとってもかわいく、マスコット的な魅力を発揮してくれます。

海水水槽に不足しがちな赤色を補ってくれる存在ですし、飼育もそこまで気をつけることがないので

▼ホワイトソックスが気になった方は、こちらから購入できます。

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rirutaki
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