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【海水水槽】スドーの「サテライト」はうるさい?実際に使ってみた感想!

悩む人
悩む人
お魚を隔離できる水槽みたいなものがほしいなあ

ハタタテ
ハタタテ
それならスドーの「サテライト」はどうかな?

というわけで今回は、お魚の隔離にもってこいな「サテライト」について、ジッサイに利用してみたので特徴や感想をお話しします。

本記事で分かること

・スドーの「サテライト」とは?

・ジッサイの使用感について

・使用して感じたメリット・デメリット

「サテライト」とは

「サテライト」とはスドーさんから販売されている外掛式産卵飼育ボックスです。

サイズはS、M(今回使用)、L、スリムS、スリムMがあるみたいです。またグレードアップセットを使っていろいろ改良を加えることもできるようです。

その辺については他の方も詳しくまとめられているので、ここではジッサイの使用感などを重視してお話しします。

早速使ってみた!

組み立て~設置

というわけで早速使ってみました。

箱から出すとこんな感じ。

まずは組み立てですがトリセツ通りやればいいのでかなりカンタン。

一応変な成分がついていたらアレなので、使用前に水道水で軽くすすぎましょうね。

なお、サテライトを稼働させるには別途エアーポンプが必要です。

今回はもっともお手軽なエアーポンプのひとつ、コトブキ工芸の「Ei」を使用。値段も安価なのでとりあえずなんでもいいときにはおすすめです。

そしたら組み立てたサテライトを本水槽に引っ掛けて、エアーポンプを付属のエアチューブにつないで…

エアーポンプを稼働させると、こんな感じでエアーが飼育水を持ち上げてサテライトのほうに飼育水が流れ込んでいきます。

もう一本エアチューブが必要になりますが、エアチューブ同士の間に接続するエアーボリュームにより、エアーと飼育水の流量調節も可能です。

うまく流量を抑えて使えば生体の水合わせなんかにも使えそうです。

アケボノ
アケボノ
これは便利

ハタタテ
ハタタテ
いろんな用途に使えそうだね

生体導入

サテライトが飼育水で満たされるまで待って、生体を導入しました。

今回導入したのはニシキテッポウエビ君。

砂中に巣をつくって生活するテッポウエビの仲間です。

ヨコハマおもしろ水族館(閉館)で撮影した「ギンガハゼ」と「ニシキテッポウエビ」の共生関係

この子はホントは自分は巣をつくってハゼに見張りをしてもらうという、おもしろい共生関係が観察できる子なんですが、諸事情でハゼ待ちのためにサテライトで過ごしてもらうことになりました。

というのもこの子、同じエビの仲間ですがより小型のイソギンチャクモエビと一緒にしていたら…

襲って殺してしまったんですよ…(震え)

アケボノ
アケボノ
マジか…ブルブル…

ハタタテ
ハタタテ
いや、君は大丈夫でしょ

ニシキテッポウエビに殺られたイソギンチャクモエビの残骸

完全に私の失策です。申し訳ない、、イソギンチャクモエビ君。。。なお、5匹いたうちのやられたのは1匹でした。

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食べたかったのか何なのかはわかりませんが、狭い空間での小型のエビとの混泳はダメだとわかったのでテッポウエビ君は単独で隔離する運びになり、その結果のサテライトなんです。

話を戻しますが、サテライト自体はかなり優秀だと思いました。

こんな感じで砂と小石を入れれば、もう完全にひとつの水槽です。

ニシキテッポウエビも砂を掘ったりと巣作りっぽい行動をしていて快適な様子でした。見づらいですがサテライトの右下にしれっといますよ。

ハタタテ
ハタタテ
中は完全にフリーなスペースだから、例えばろ材を入れれば簡易外掛けフィルターにもできそうだし、海藻を入れて簡易リフジウムとして使うこともできそうだね!

アケボノ
アケボノ
夢が広がるなあ

使用して感じたメリット・デメリット

ここからは使ってみて感じたメリットとデメリットをお話ししていきます。

【×】がデメリット、【〇】がメリットです。

【×】別途エアーポンプの購入が必要

【×】エアーが沸き上がる音がけっこうする

【×】メンテしようとして手を入れたりすると水があふれがち

【×】ホントに小さい稚魚とかは流れてしまうかも

【〇】値段が安い

【〇】流量調節が可能・元の流量は思ったよりも多い

【〇】フタが隙間なく乗るので塩ダレしない

【〇】本水槽と一体のシステムなのでろ過・加温が必要ない

デメリット

エアーポンプの購入が必要

まずデメリットから

ひとつは、別途エアーポンプの購入が必要という点ですね。

安いのなら5、600円なのでその辺ので済ませちゃうのがおすすめです。

エアーが沸き上がる音がけっこうする

エアーで飼育水を持ち上げる関係上、ブクブク…と音はかなり聞こえます。

これはしょうがない部分ですが、オーバーフロー水槽の落水音が平気な方ならそれに紛れるくらいなので問題ないんじゃないでしょうか。

また私は使っていないので何とも言えませんが、グレードアップセットを使えば音を軽減できるみたいです。

メンテしようとすると手を入れたりすると水があふれがち

一度に流れ出ることのできる水が多くないので、メンテしようとしてサッと手を入れたりすると水があふれ出て床を濡らしてしまいました。

稼働時の水面がケースのふちスレスレなので、手を入れたりするときは気をつけないとこぼれます。

メンテ時は手をゆっくり入れるとかして気をつけるしかないですね。

稚魚とかは逃げてしまうかも

プレートの隙間が広い方をつけた状態。狭い方をつければもうちょい隙間は狭くなる

これはわかりませんが、水が流れるところの隙間が付属のプレートを付けたとしてもすごく小さくはないので、ホントのホントに小さい魚とかは流れ出てしまう可能性もあります。

流量弱めたりすればある程度は解決できそうです。

メリット

安い

とにかく安いです。

別途購入ののエアーポンプを考慮してもMサイズで1500円以内、Lサイズでは2000円程度には収まります。

値段が安いのは何にも勝る点ですね。すごく助かります。

流量調節が可能

エアボリューム。使うためにはエアチューブがもう一つ必要になる(付属のを半分に切るという手もある)が流量調節が可能になるので便利

エアボリュームを閉めたり開けたりすればエアーの流量が調節できるので、サテライトに流れ込む飼育水の流量も調節できます。

流量を減らせば生体の水合わせなんかにも使えそうなので、便利な点です。

あと正直、エアーでミスを持ち上げるなんて限界があると高を括っていたのですが、いい意味で予想を裏切られました。

エアーポンプの能力によるものかもしれませんが、流量はわりと多いです。やっすいエアーポンプでもかなり流量は確保できたので、流量不足の心配はいらないと思います。

ただ推奨されているのは毎分1L以下のエアーポンプのはずなので、そこには注意が必要です。

塩ダレしない

海水水槽でエアーと聞くと塩ダレの弊害を思い浮かべてしまいますが、サテライト本体に隙間なくフタができるので塩ダレしません。

海水水槽の永遠の悩みの種である「塩ダレ」の心配がいらないので、非常に有意な点です。

ろ過・加温が必要ない

サテライト内も本水槽と同じ水温が保てていた

本水槽に接続して使うので当たり前と言えば当たり前ですが、ろ過やヒーターによる加温を必要としません。

薬を使っての治療とかは本水槽に薬が流れ込んでしまうのでできないかなーと思いますが、単純に何らかの生体を隔離したいときには、いちいち水合わせとかをする必要もなくこの中に入れるだけでいいので便利です。

まとめ

サテライト内ではニシキテッポウエビが巣をつくっていた

*サテライトは本水槽に掛けて使う隔離水槽

*利用には別途エアーポンプが必要

*値段が安く手に入りやすい!

*ブクブク音はけっこうする

*流量調節が可能

*本水槽に接続して使うのでろ過機やヒーターはつながなくてOK

*ろ材や海藻を入れたりして使うこともできそう

今回は「サテライト」についてお話ししました。

最近になって初めて使ってみたのですが、ジッサイにつかってみて「これは便利だな」と感じました。

ホントにいろんなことに使えそうでかなり有用です。海水水槽に限らず、アクアリウムをやるならひとつは持っててもいいんじゃないかなと思いますね。

気になった方はぜひ!

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rirutaki
本サイトをご覧頂きありがとうございます。 本サイトは現役大学生のりるとたきの2人で運営しております。 「海」に魅了された2人がみなさまのお役に立てるような記事をお送りできればと試行錯誤の日々です。

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