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グラッシーレディオRX122リーフをレビュー!ハタゴの長期飼育も可能?

悩む人
悩む人
ハタゴイソギンチャクを飼育するときにおすすめのライトがあれば教えてほしい!

ハタタテ
ハタタテ
水槽の大きさにもよるけど、小型水槽ならグラッシーレディオじゃないかな?

今回はグラッシーレディオRX122リーフをハタゴイソギンチャクの飼育において実際に使ってみたので、レビューをしていきます。

本記事で分かること

・グラッシーレディオRX122はどんなライトなのか

・グラッシーレディオRX122リーフの使用感

・どんな環境におすすめか

グラッシーレディオRX122リーフはどんなライト?

RX122リーフ

グラッシーレディオRX122リーフはボルクスジャパンさんから発売されているスポットLEDライトの「グラッシーレディオ」シリーズのひとつです。

グラッシーレディオの中でも細分化されており、その中のRX122シリーズのうちのひとつがRX122リーフです。

RX122の海水用のモデルはリーフ、コーラル、ディープの3種類あり、リーフは色合い的には3つの中で一番白みの強いモデルになります。

公式サイトはこちら

細かいことは公式サイトに書いてあるので、ここでは要点だけお話しします(投げやり)。

RX122cとの違いは?

ボルクスジャパンさんが出している類似シリーズでRX122cというのがあります。

モデル名がRX122とは多少異なり、こちらは白いほうからマリン、コーラル、ディープです。名前は多少違いますがスペックはRX122とほぼ同じです。

しかし含んでいるスペクトルにやや違いがあり、RX122cはRX122に比べてエネルギーの強い紫のスペクトルが弱められており、紫外線域のスペクトルは含まれていません。

アケボノ
アケボノ
どういうこと?
ハタタテ
ハタタテ
簡単に言うと、エネルギーの強い光が少ない分、よりサンゴや生体にやさしくなっているよ!

ただ、SPSやハタゴイソギンチャクなど自然界で紫外線にさらされる環境で生息している生体にとっては、もしかしたら向かない部分もあるかもしれないので、その辺は生体に合わせてどちらのモデルを使うか判断するといいかもしれません。

▼グラッシーレディオの各シリーズの比較と選び方について

【徹底比較】グラッシーレディオはどれを選べばいい?条件別におすすめを紹介!今回は優秀ながらたくさんの種類があって選ぶのが大変なグラッシーレディオの選び方についてお話ししていきます。...

なんでこれを選んだ?

今回はハタゴイソギンチャクメインの水槽に使う予定だったので、ある程度の光量が確保できるというのが必須でした。

そのうえでハタゴは浅場に生息しているということで、より太陽光に近い白みの強いライトを選択する必要がありました。

宮古島で撮影したこちらのハタゴとカクレクマノミは、撮影当時水深30cmの環境にいた(干潮のため)。ハタゴはそんな環境で日々強烈な太陽光を浴びていると考えられる

ついでにいうと水槽の大きさは30cmキューブハイタイプ水槽を用意していました。

しかしその後サイズアップする可能性があったことを考えて「バータイプのライトでは扱いにくいなー」と思ったので、どんな水槽になっても使える、スポットライトを採用しようと思ったのです。

その結果、評判のいいグラッシーレディオの、RX122リーフを選ぶことにしました。

実際に使用してみた!

というわけでここから実際の使用感をお話しします。

まず大きさはこのくらいですね。手のひらで包めるくらいなので結構大きいです。

現在は水槽をサイズアップしてしまいましたが、最初に使っていたのは30cmキューブハイタイプ水槽です。

RX122リーフを1灯で使用していたのですが、真ん中から真下を照らすように設置すれば水槽全体は十分に照らせていた印象です。

スポットライトですが、30cm水槽程度なら十分にメインライトとしての使用が可能ですね。

点灯した第一印象はめっちゃ明るい!

確かにこれならハタゴも容易に飼育できそうです。

また、色味に関してはやっぱり海水用のライトとしては結構白っぽいと感じますね。青みは決して強くないです。

なおハタゴの反応は非常によく、毎日ライトを点灯すると触手をうねうねさせて喜んでいる?様子でした。やはり白みの強い波長が合っているのかもしれませんね。

ハタゴは実は導入直後に褐虫藻が抜けて白くなってしまうトラブルがあったのですが、飼育しているうちに褐虫藻が戻ってきてまたハタゴらしい茶色の体に戻りました。

褐虫藻が戻ってきたということは導入時のダメージを回復できたということなので、その時点でこのライトでの飼育がいい感じだと思いました。

その後、水槽をサイズアップしました。45cm規格水槽です。

写真には写っていませんが、RX122リーフは水槽の向かって左側の上に設置されています。この水槽を見ると、水槽の左側しか照らせていませんね。

RX122は30cm水槽ではメインライトとしても使えますが、45cm水槽だと単独メインは厳しそうです。

このあとグラッシーレディオRX072eのディープを追加して、現在は2灯で照らしています。

RX122リーフ自体はとっても優秀で、この状態でもハタゴに合わせてスタポとマメスナいくつかの飼育が普通にできていました!

当時の水槽のスタポ。後ろに見えるのはハタゴ

2021年10月現在、30cm水槽の頃も含めると立ち上げから8か月経過していますが、今でもハタゴは非常に元気に飼育できています。

ハタゴは今も元気

ちなみに最高光量だと強すぎると感じたので、別売りの通信ユニットである「レディオBT2」を接続して、普段は75%の光量で使用しています。

レディオBT2

ハタゴが活着しているライブロックをかなり上のほうにレイアウトしてしまったのが原因なのですが、100%で使用するとカクレが日焼けしてしまったんですよね。まあ、それが原因で★になってしまうようなことはないんですが、日に日に黒くなっていくのでちょっと面白かったです。

カクレの日焼けに関しては、ハタゴが活着しているライブロックを下のほうに降ろしたら治ってきました。

▼レディオBT2の使い方について

coming soon…

あと、グラッシーレディオはE26口金のライトなので、光らせるためにはE26口金のソケットがついている、アームクリップが必要です。クリップの場合はそのまま水槽には付けられないので、支えるためのアーチなどがプラスで必要になります。

私はクリップを使っていて、クリップを支えるために「苔庵介る」さんが販売している水槽用ライト用のアクリル延長板を使っています。

こんな感じ

これ、安くて便利なのでめっちゃおすすめです。アーチは買うと高いですからね…。

▼私が使っているのは15cmの延長板です。板が短いとライトが水面につく可能性があるので15cm以上の長さがおすすめですね

ちなみにクリップに関しては、絶対に純性のものをおすすめします。

私は商品名は忘れてしまいましたが、最初は純正でないクリップを利用していたのですが、ねじが緩くて頭は垂れるし、左右の向き調整はできないし、ライトを外しづらいしで散々でした。

この時は純正じゃないクリップを使用。RX072eなら大丈夫だったが、RX122の重さだと耐えられず頭を垂れてしまう

それに対して純正のレディオクリップMは、ねじが固くてしっかり止まる、左右に向けての調整もできる、ライトを外しやすいで最高です。

値段もそんなに変わらないのでクリップは純正のものを使用しましょう。

アームは使ってないので正直よくわかりませんが、純正のレディオアームは錆びるというレビューをよく目にするんですよね。

次点で考えられるのはカミハタさんのネオアームなので、候補はそれになると思います。

使用して感じたデメリット・メリット

ここからは実際に使用して感じたデメリットやメリットについてお話しします。

デメリット

蛍光タンパク促進には向いていない

色味が青みがかった白なので、サンゴの蛍光色を引き出すのには向いていません。

スターポリプや多くのLPSなどの蛍光色を美しく引き出すなら同シリーズの「コーラル」や「ディープ」のほうが向いているでしょう。

こういうのは「122リーフ、122cマリン」には無理。これは「ディープ」によるもの

逆に「122リーフ、122cマリン」が向いているのは、強い光を必要とするSPSや、チヂミトサカなどの浅場のソフトコーラル、ハタゴイソギンチャクなどでしょう。

光らせるためにはクリップか、アームが必要

ライト単体で光らせられる他のバータイプのライトや、オプティマスリーフナノなどに比べると、ライトを光らせるための別パーツが必要というのはちょっと面倒なところですね。

セット売りのものもあるんですが、予算はライト分だけでなくクリップ代なども必要になります。

▼こういうセット品を買ってしまうのがお得なのでおすすめ

照らせる範囲は広くない

メインライトとして使用できるのはせいぜい30cmキューブ水槽くらいまでです。

45cm~60cm水槽なら2灯は必要でしょう。

それ以上の大きさの水槽ならメインの補助に使うサブとしての使用がおすすめですね。

本体は結構熱くなる

点灯中は結構本体が熱くなります。

安易に触るとやけどしてしまうので、点灯中と消灯直後は注意が必要ですね。

ハタタテ
ハタタテ
筆者は水槽のメンテ中に手が当たってやけどしたことがあるよ(泣)
アケボノ
アケボノ
メンテ中は注意!!!

メリット

光量が非常に高い

光量は非常に高いです。

高い光量が必要とされているハタゴイソギンチャクの飼育に8か月利用していますが、ハタゴは非常に健全に飼育できています。

ハタゴの健全な育成には強烈な光が必要不可欠なので、RX122リーフが十分な光量を備えていることは間違いないようです。

ハタタテ
ハタタテ
同じく強力な光を必要とする多くのSPSや、チヂミトサカなどの飼育には非常におすすめ!

ちなみに消費電力はRX122は23Wなのに対し、下位シリーズのRX072eは14Wなので、光量が倍以上違うと考えられます。やっぱりハタゴにはRX122のほうがいいでしょうね。

狙った場所を照らしやすい

スポットライトなので当然といえば当然ですが、狙った場所に光を当てやすいです。

特にサブライトとしての使用の際は狙ったサンゴやイソギンチャクに必要な光を供給できるので、結構助かりますね。

メインの使用でも微調整がしやすいので使いやすいです。

レディオBT2が接続可能

これはかなりのメリットです。

別売りの通信ユニット「レディオBT2」を接続することで、スマホアプリから光量を時間ごとに自由に設定可能になります。

ライト本体にレディオBT2を差し込む場所がある。差し込むとこんな感じ
ハタタテ
ハタタテ
つまり実質システムLED化が可能!
点灯・消灯時間と、各時間の光量を自由に設定可能

スポットLEDにもかかわらず点灯・消灯時間や光量を自由に設定できるのは非常に画期的で優秀なので、正直RX122(c)のシリーズを使うなら絶対に使うことをおすすめします。

アケボノ
アケボノ
毎日のライトの点灯・消灯の手間から解放されるのはまじで最高

▼レディオBT2の使い方について

レディオBT2はグラッシーレディオ使いなら絶対おすすめ!【レビュー】今回は、グラッシーレディオを使用する際に絶対おすすめの「レディオBT2」についてお話しします。...

まとめ

*グラッシーレディオRX122リーフでハタゴイソギンチャクの長期飼育は可能!

*色味はかなり白め。光量は非常に高い

*30cmキューブ水槽くらいまでなら単独メインでも使用可能

*光らせるためにはアームかクリップが必要

*レディオBT2の接続でシステムLED化が可能

今回はグラッシーレディオRX122のリーフについて使用感などをお話ししました。

総合するとかなりいい感じで、ハタゴの長期飼育にも利用可能な優秀なLEDライトです。

サンゴやイソギンチャクの飼育にかなり役立つライトだと思いますので、気になったらぜひ利用してみてください!

▼グラッシーレディオの選び方について

【徹底比較】グラッシーレディオはどれを選べばいい?条件別におすすめを紹介!今回は優秀ながらたくさんの種類があって選ぶのが大変なグラッシーレディオの選び方についてお話ししていきます。...
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