今回はカクオオトゲキクメイシの不調の原因について我が家での経験をお話しします。
本記事で分かること
・カクオオトゲキクメイシの不調の原因
▼カクオオトゲキクメイシの飼育法についてはこちら
不調の発生
我が家では一株のカクオオトゲキクメイシを飼育しており、普段は元気に開いていました。しかしある日気づくとポリプが縮んでおり、元気が全くない様子でした。
原因は?
まず初めに考えたのが「微量元素の不足」だったのですが、我が家ではパープルアップと海養水というふたつの総合微量元素添加剤を使用していたため、一旦この考えはなくなりました。
しかし硝酸塩なども通常通りで、他の原因も見当たりません。
ここで考えついたのが「しばらく水替えしてなかったなあ」ということです。実際この時2、3週間ほど水替えしていなかった気がします。
そこですぐに水替えを行ったところ、翌日にはいつも通りの元気なカクオオトゲキクメイシに戻りました。
添加剤の紹介
今回は効果を発揮しませんでしたが、パープルアップと海養水はこの2種類だけで海水水槽の成分をまるっと補給できてしまうので非常におすすめの添加剤です。
▼海養水
▼パープルアップ
▼こちらの記事はソフトコーラルの飼育におすすめな添加剤ですが、この記事で紹介している添加剤はLPSの飼育にもおすすめできます。
水替えで解決
今回のカクオオトゲキクメイシの不調は水替えで解決しました。
しかし普段から添加剤を使っていたことを考えると、基本的な微量元素は補給できていたように感じます。
そこから今回わかったことは「添加剤にはすべての微量元素は含まれていない」ということです。
よく考えれば当然なのですが、正直添加剤を過信している部分はありました。
しかし人工海水には添加剤には含まれていないような雑多な微量元素も含まれているため、その成分がカクオオトゲキクメイシにいい影響をもたらしたようです。
▼なお、今回使ったのはインスタントオーシャンです。特に成分が強化配合されているなどのことはありませんが、安定した性能と溶けやすさが魅力の安価な人工海水です。600L用はバケツ入りなのも使いやすいです。
▼インスタントオーシャンのレビューはこちら
まとめ
*カクオオトゲキクメイシの不調の原因は微量元素
*添加剤では補給できない成分もある
*何か問題が起きたらとにかく水替え
今回は我が家で発生したカクオオトゲキクメイシの不調について考えてみました。
この事例で言えるのは、添加剤には多くのメリットがあるとはいえ、困ったときに助けてくれるのは水替えだということです。
また今回はたまたま微量元素不足による不調でしたが、そうではないときもあるかもしれません。もしそうなったときには焦らずにじっくりと原因について考えましょう。
サンゴは正直なので、原因となりうることをひとつひとつ潰していけばいつか環境が整った時にきれいに開いた姿を見せてくれるはずです。
皆さんも私のように水替えをさぼることなく、楽しいアクアリウムライフを過ごされてください!