今回は海水魚を飼育するうえでいつかは来るかもしれない「留守」についてお話しします。
本記事で分かること
・海水魚飼育における「留守」について
・何日まで大丈夫?
・家を留守にする際の注意点
・留守にする際のおすすめ商品
「留守」は何日まで大丈夫?
まず結論からいうと、稚魚や小型種でもない限り普段からちゃんとエサを与えていれば5日から1週間程度ならほぼ問題ないでしょう。
我が家では旅行でよく家を空けますが、それが原因でお魚が餓死してしまったことは一度もありません。
基本的に海水魚は体調さえ整っていれば絶食に強いです。
食が細くこまめにエサやりをすべきとされるイエローヘッドジョーフィッシュを我が家で諸事情で2週間ほど薬浴した際(その間は無給餌)も、少し細くなったかな?という程度で特に問題ありませんでした。
家を留守にする際の注意点
外出前にエサを与えすぎない
避けたほうがいいのは、しばらく与えられないからと言って外出前にエサを与えすぎないことです。
気持ちはよくわかりますが、エサの与えすぎは急激な水質変化につながり危険なこともあります。
普段からしっかり与えていればなんの問題もないので、与えすぎは避けましょう。
なお、エサについては自動餌やり器を利用するという手もあります。
一度に出る量が多い商品が多いので、60cm水槽以上の比較的大きめの水槽におすすめです。
外出前に水槽に手を加えない
例えば「生体導入」や「レイアウト変更」のような水槽に手を加える行為は外出前は控えたほうがいいです。
水槽に手を加えた後は何か悪いことが起こる可能性もあり、なるべくどんなことが起きても対応できるようにしたいので、外出は避けましょう。
フタをしっかりしておく
外出時は足し水ができません。
そのため水の蒸発を減らすために蓋をしっかりしておくことをおすすめします。
また私が今まで外出した時にたまにあったのが、帰ってきたときに魚が飛び出してしまっていた、ということです。
そのためこのような悲しい出来事をなくすためにも、やはり外出時のフタはしっかりとしていたほうがよいです。
お出かけ時のおすすめ商品
自動餌やり器(オートフィーダー)
まずおすすめなのが自動餌やり器。
自分が手を出せなくてもお魚にエサを与えられるのはかなり助かります。
ただ多くの自動餌やり器に言えることなのですが、一回当たりの給餌量が「最低」の設定でもかなり多いので、水槽は60cm以上、お魚は5匹以上程度いるときにおすすめかな。
タイマー
次におすすめなのはタイマーです。
お出かけ時に困ることが多いのが水槽のライトの点灯・消灯。
ややお高いシステムLEDでない場合は自動で点灯・消灯を行う設定はできないことが多いです。そんなときにはこのようなタイマーを使用するのがおすすめです。
足し水装置
お出かけ中にも水槽の水は蒸発するので、対策なしだとどんどん比重が上がっていきます。それを防ぐために有用なのが足し水装置です。
センサー式のものはお高いので、とりあえず軽く対策ができればいいという方には上の「水足しくん」がおすすめ。
ペットボトルを設置するだけで水が減ったときに勝手に水を足してくれるので、便利な商品です。
まとめ
*海水魚水槽は普段からエサを与えているなら、5日から7日くらいは留守にしても基本大丈夫
*外出前にエサを与えすぎない
*生体追加やレイアウト変更などを外出前にしない
*フタはしっかりとしておく
*外出時の便利商品を使うのもおすすめ
今回は海水魚水槽は何日くらいまで留守にしても大丈夫なのかをお話ししました。
魚は意外と絶食には強いのでエサについてはそんなに心配しなくても大丈夫です。
しかし外出時に何か問題が起きても対応できないので「そもそも問題が起こらない」ようにすることがおすすめです。