今回はカラーサザエ石巻貝をボトルアクアに導入してみたので、ジッサイのの掃除能力についてお話しします!
本記事で分かること
・サザエ石巻貝について
・実際の掃除能力
サザエ石巻貝とは?
「サザエ石巻貝」は巻貝で、自然界では汽水域で岩につく藻を食べて生活しています。
石巻貝にトゲが生えたような見た目をしていますね。大きさは最大数cmです。
汽水性の巻貝ですが純淡水でも飼育でき、アクアリウムでは主にガラス面などの掃除役として珍重されます。小さいながらも非常によくコケを食べるのでとっても優秀なコケキラーです。
汽水域が本来の生息地なので、純淡水中では繁殖しないのもコントロールが効きやすくていいポイントですね。
水の際が好きらしく、水槽からの脱走にはやや注意が必要のようです。一応私は脱走された経験はないですが、確かに水面すれすれのところによくいる印象はあります。
サザエ石巻貝は見た目がいいことも含めて、他のお掃除役よりもやや高価な印象です。
ちなみにサザエ石巻貝には「無印」と「カラー」がいますが、やっぱり見た目は「カラー」のほうがキレイでかわいらしいです。
まあ、掃除能力はどっちも変わらないと思うのでこだわりがなければ安価な「無印」のほうでいいと思います。
サザエ石巻貝の掃除効果
導入する水槽
今回はこちらの「ボトルアクアリウム ティア―(4L)」にジッサイにサザエ石巻貝を3匹投入していって効果を見ていきます。
これは10月からミスト式で立ち上げていたボトルアクアリウムに2月に注水したもので、飼育生体はこの時点でアカヒレ3匹。水草は底砂のニューラージパールグラスと流木付きアヌビアスナナです。
▼ジッサイの立ち上げの様子
というか汚すぎるだろコレ…。ガラス面の緑色のコケだけでなく、なんかふわふわした藻類もボトル内に繁茂しています。
ふわふわはサザエ石巻貝には専門外なのでミナミヌマエビにお任せして、今回はガラス面の変化について見ていきます。
1日目
ボトルアクア内には軽く水合わせをして導入しました。
ちなみに今回購入したのはcharmさんで購入した「カラーサザエ石巻貝3匹」。
1匹当たりの値段は高けぇですがボトルアクアにたくさん導入しても餓死してしまう可能性もあるし、しょうがないので、今回は3匹にしました。
入れた直後からさっそくガラス面のコケを食べています。
歯舌で削り取ったあとがしっかりついていてなんだか見ているのが楽しいです。
こちらが入れた4時間後。すでにだいぶ掃除痕がついています。
ちなみにサザエ石巻貝の導入時に、ついでに「ミクロソリウム ナロー 石付き」「ウォーターバコパ 5本」「ミナミヌマエビ 6匹」をボトルアクアに導入しました。
どれもボトルアクアにもおすすめの水草や生体ですね!
2日目
2日目の夜にしてこれ。
減りすぎでしょ…。
もうけっこうな部分が中が見えるようになっています。
3日目
6割がた掃除完了といったところ。
3日でこのレベル。え?すごすぎません?
5日目
もう上部を除いてスッケスケ。
ヤバない?ここまですごいとサザエ石巻貝の餓死が心配になってくるレベルです。
4Lに3匹で多いのか…。
10日目
ちょっとの破片を残してすべてのコケが消えました。ちなみにこの10日間、自分からの掃除は一切していません。
今までよくわからなかった草原レイアウトの様子やミクロソリウム、アカヒレやミナミヌマエビがよく見えますね。
補足の知識
餓死注意!
10日で↑コレなわけですが、逆に言えば水槽に対してサザエ石巻貝の収容数が多すぎると「餓死」の危険があるということです。
なので飼育数は水槽に合った数に留めるほうがいいですね。ただまあ一応、魚に与えたエサの残りも食べるので、大きく心配する必要はないのかなとも思います。
4Lのボトルアクアで3匹でも正直多く感じたので、水槽の容量5Lあたり2~3匹にいれば十分でしょう。
脱走注意!
そういう生態なのか、サザエ石巻貝は水面すれすれにいることが多いです。
脱走することもあるみたいなので、できれば水槽には脱走防止用のフタをしておいた方がいいです。
あとは水面を下げるとかですね。何かしらの対策はしたほうがよいでしょう。
まとめ
*サザエ石巻貝の掃除能力は超優秀!
*無印のサザエ石巻貝(安価)とカラーサザエ石巻貝(高価)がいる
*食べるのはガラス面に生えたコケ
今回はサザエ石巻貝の掃除能力についてお話ししました。
サザエ石巻貝がまさかここまで優秀だとは思いませんでした。
淡水水槽のガラス面掃除役としてはホントに優秀なので、皆さんもガラス面のコケに困っていたらぜひ導入してみてください!
▼ボトルアクアリウムを立ち上げた様子