というわけで、今回は海水魚飼育におすすめの人工餌を7つ紹介していきます。
本記事で分かること
・海水魚の人工餌の選び方
・おすすめ人工餌
海水魚の人工餌の選び方
海水魚用の人工餌はいろいろなものが販売されていますが、基本的には2種類に分けられます。
「動物性」と「植物性」です。
動物性のエサは魚やオキアミ、ブラインシュリンプを材料としてつくられることが多く、プランクトンやベントスなどをエサにするクマノミ、スズメダイ、ハゼ、ハナダイ、ベラ、ゴンべ、テンジクダイ、ジョーフィッシュ、チョウチョウウオなどにおすすめです。
植物性のエサは海藻をメインの原料としてつくられていることが多く、海藻などをエサにするハギ、ニザダイ、アイゴ、ヤッコ、カエルウオなどにおすすめです。
というわけで次からはジッサイにおすすめの人工餌を紹介していきます。
海水魚におすすめのエサ
メガバイトレッド
「メガバイトレッド」は食いつきにこだわって作られたエサです。
特徴は圧倒的な嗜好性。我が家の海水魚達はこれを水槽に入れると狂喜乱舞して食べます。
レッドは動物性の成分で作られていて、動物食性のお魚に特におすすめです。
また、ひかり菌という菌が配合されており、魚の腸内環境を整えて、排泄されたのちは水槽のろ過に貢献してくれます。
S、M、Lサイズのラインナップがあります。
メガバイトグリーン
「メガバイトグリーン」はレッドの嗜好性はそのままに、海苔などの海藻成分が配合されたエサです。
植物食性用とは書いてありますが、ジッサイは動物性成分もかなり入っているので、動物食性のお魚の主食としても利用可能。
植物食性のお魚にも主食として利用可能で、対応範囲が広いのが魅力です。
サイズはS、M、Lがあります。とりあえず1種類のエサで済ませたい!という時や、副食としての利用におすすめのエサです。
海藻70
「海藻70」はその名の通り海藻成分に注視してつくられた人工餌です。
ふたを開けると爽やかな海苔の匂いがするくらい、成分は圧倒的に海藻メイン。
植物食性のお魚に対して、これの右にでる人工餌はそうないでしょう。
我が家のゴマハギやヒフキアイゴの大好物でもあります。
サイズはS、Mがありますが、SサイズがすでにメガバイトのMくらいの大きさなので注意が必要です。
シュアー
シュアーは「海水魚のエサといえばこれ!」と言えるエサです。
メガバイトほどまでは嗜好性を追求されて作られたわけではありませんが、メガバイトよりも粗タンパク(つまり栄養価)が高いです。
とりあえずこれをあげておけばいいという安心感もあり、魚の健康にも配慮した素晴らしいエサと言えます。
色んなお魚におすすめですが、メインは動物食性の子たちです。
サイズはS(浮遊性)、R(沈下性・Sよりちょっと大きい)、M(沈下性)、L(沈下性)があります。
Sサイズ帯で浮遊性と沈下性を選べるのも魅力のひとつですね。
テトラマリン
「テトラマリンミニグラニュール」はとにかくコスパが最強。
メガバイトやシュアーが50g買える金額だと、テトラマリンは115g買えてしまいます。
また赤と緑の粒が含まれており、動物性、植物性の原材料がバランスよく配合されています。
嗜好性もそこそこで、主食として十分使えます。大量に給餌する環境やコストを抑えたい場合におすすめのエサといえるでしょう。
粒状(沈下性)の「ミニグラニュール」「グラニュール」、フレーク状の「フレーク」「ラージフレーク」、4種類のエサを選んで使える「メニュー」があります。
使いたいシーンによって使い分けられるのも魅力のひとつです。
デルマリンフード
デルマリンフードも有用な海水魚用フードのひとつです。メインの対象は動物食性のお魚。
このエサの特徴として、ガーリック配合で嗜好性が高いことや、ほかのエサに比べて粗脂肪が低いことが挙げられます。
メガバイトやシュアー、テトラマリンは粗脂肪が10から13%なのに対し、このデルマリンフードは粗脂肪が9%です。また粗タンパクも52%とかなり高いです。
これは海水魚ショップの方に聞いたお話なのですが、粗脂肪が高いエサばかり与えているとお魚がメタボになってしまいやすいそうです。
メタボになると生活習慣病的な感じで悪影響が出ることもあるみたいなので、粗タンパクが高く、粗脂肪が低いこのエサはお魚にとっての健康フードといえます。
また同じエサばかり与えているとお魚にも「飽き」が来てしまうこともあるみたいです。
このデルマリンフードを代表としていくつかのエサをローテーションで与えるとお魚も健康で長生きしてくれるでしょう!
サイズはS、SM、M、Lがありやや幅広いです。またチョウチョウウオ用、ハナダイ用の餌付けフード「レスキュー」もあり、ニーズに対応しやすいことが魅力ですね。
メディマリン(メディフィッシュ)
メディマリンの特徴は、魚の免疫力を向上させてくれるラクトフェリンという成分が含まれているということです。
ラクトフェリンは本当に素晴らしい成分で、以前私の水槽では白点病のヒフキアイゴにメディマリンを与えていたところ、完治してしまいました。
予防にも治療にも効果があります。
▼メディマリンについては、こちらの記事でレビューしています!
動物性の成分で作られていますが、動物食性・植物食性のどっちのお魚にも、主食というよりは魚の健康維持のために他のエサと合わせて与えるといいかと思います。
またサイズ展開はなく1種類のみです。
まとまった大きい粒から小さい粒までボトルに入っている印象ですが、特に小さい粒はずーっと水槽内を漂ってくれるためハタタテハゼなどの遊泳性ハゼ、アオギハゼやオヨギイソハゼなどの小型ハゼにはもってこいのエサです。
▼類似商品のメディフィッシュもおすすめ!
まとめ
*食いつき最強「メガバイトレッド」
*これだけでもなんとかなる「メガバイトグリーン」
*植物食性のお魚は任せろ「海藻70」
*栄養価の「シュアー」
*コスパ神「テトラマリン」
*高タンパク低脂質「デルマリンフード」
*健康食品「メディマリン」
今回は海水魚用の人工餌のおすすめを6種類ご紹介しました。
どのエサも使い勝手が良くて、全部揃えて使いたいくらいのエサたちです。
色々なエサをあげると自分も楽しいし、お魚にも飽きが来にくくなるため揃えてしまうのも結構おすすめですよ!