というわけで今回はリーフセメントの使用感などについて実際に使った感想を踏まえてお話ししていきます。
本記事で分かること
・リーフセメントとは
・リーフセメントを使ってみた!
・リーフセメントを安価で手に入れる方法
アクアスケープとは
概要と使用法
ニオス「リーフセメント」はアクアリウム専用のセメントです。
基本的には陸上での使用を想定されていて、ライブロック・デスロックのレイアウトを陸上で作成する際におすすめの商品です。
主な特徴は
・固まるのがめちゃくちゃ早い
・固まった後は目立ちにくい
といったところでしょうか。
リーフセメントを使ってみた!
ライブロックの固定
今回は水槽に入れるためのライブロックのレイアウトを作成するために、ライブロック同士を接着していきます。
今回レイアウトは、この水槽↑に入っているライブロックたちを利用します。
まずはライブロックを取り出します。
今回はアーチ型のレイアウトを作成するつもりなので、取り出したライブロックを適当にアーチ型に組んでいきます。
ダイナミックなレイアウトを作成するにしても陸上で安定しているレイアウトのほうが水槽に入れてからも安全だと思いますので、今回は陸上である程度組んだうえで固めていきます。
最終的にこんな感じになりました。
我ながら結構よくない…?
ライブロックを組んだら、早速リーフセメントで固めていきます。
リーフセメントの中身は粉です。
この粉を適当な入れ物に入れます。
ちなみにこの入れ物は「絶対に使い捨て可能な物」にしましょう!
使い切れなかったセメントがめちゃくちゃこびりつくからですね。ちなみに私はなぜか前から持ってた100均のよくわからない入れ物を利用しました。
勝手はやや悪いですが、ペットボトルの下部を切り取ったものなどもおすすめです。
そして水を混ぜたらいい感じになるまで練ります。
ちなみに比率は
セメント30mL:水10mL = 3:1
ですが、なんとリーフセメントの入れ物の中にこれを測定できるものが入っていません。
しかも私は測れるものを持っていなかったので、完全に目分量でやりました(笑)
皆さんがリーフセメントを使われるときは100均のものでいいので、セメントや水の量を測りとるためのスプーンか何かを事前に用意しておきましょう。
混ぜるとこんな感じですが、これは水を入れすぎですね。
ちなみに混ぜるために使用した棒は以前アクリル加工した際に出た破片を使っています。まあこれは割り箸とかでいいと思います。
イイ感じに練れてきて、耳たぶくらいの硬さになってきたら手で取り出して固めたい箇所に張り付けます。
そしてリーフセメントを用いた接着はここからが勝負。
固まるのがめちゃくちゃ速く、練ってから1分もすれば固まってきて練りにくくなります。
強引に練ろうとすればぼろぼろとしてきちゃうので、そこまでに接着箇所に張り付けてしまったほうがいいです。
しっかり張り付けるコツは、固めたい箇所を覆うように、そしてくぼみや角にしっかりとセメントが入り込むようにすることですね。
ここの練ってから固まるまでの時間はマジで速いので、そもそもセメントに水を混ぜて練り始める前に固めたい箇所に目星をつけておきましょう。
また一度に大量に作ると余りがたくさん出てしまうので、一度に練る量は少量に留めることをおすすめします。
練った後ではセメントが硬くなるときに、その反応でセメントそのものが熱くなってきます。熱くなってきたらもうすぐに固まるのでサッと張り付けてしまいましょう。
あとは固めたい箇所が動かないように、事前にアクアリウム用の接着剤で仮止めしておくとかなり楽になるかもしれません。
ちなみにセメントはアルカリ性のようで、素手で練ると手がすげえヌルヌルになります。
ヌルヌルや手についたセメントの残りは水でよく洗えば取れますが、人によっては手が荒れる原因になるのでポリ手袋などをして練ったほうがいいと思います。
なお、私は手を洗う際に酢(酸を含むから)を使うことで速攻でヌルヌルを中和しました。これも人によってはさらに手が荒れる原因になるかもしれませんし危険な可能性もあるので絶対にマネしないでください!!
閑話休題、いろんな箇所を固めて最終的にはこうなりました。
うん、イイ感じ!
完成したのですぐに水槽に入れちゃいました。
リーフセメントは固まった後なら水槽に悪影響は及ぼさないとのことなのでそのまま入れてしまいました。すぐ固まってすぐ水槽に入れられるのはいいポイントだと感じます。
これをしてから10日ほどたっていますがお魚やサンゴに悪影響は見られないので、ホントに大丈夫みたいです。
固まった後の見た目はこんな感じで、想像以上にライブロックに馴染んでいます。
たしかに目立たないのでこれはいいポイントですね!
ただやはり、水とセメントの分量が曖昧のままやってしまったせいで強度が落ちていたようで、水槽に入れようと持ち上げた際に一部分が割れて壊れてしまいました。
全体には問題なかったのでよかったですが、練る際の水と粉の比率はしっかり測ったほうがよさそうです。
というわけでこれで完成!
なんかちょっと全体が四角くなってしまいましたがしっかりしたアーチがつくれたので満足です。
ちなみに今回、初めてリーフセメントを使ったということもあり無駄を出しすぎたのは間違いないのですが、それでもひと瓶(500mL)使い切りました。
最後の方は固めたい箇所を固めきれないこともあったので、ライブロックの量によっては多めに準備したほうがいいかもしれません。
あとこれも私が下手だったからなのですが、めっちゃ粉がこぼれて掃除がめんどくさかったので、作業する際は下に新聞紙などを引いてやるといいと思いますね!
感想・注意点・どんなときに使うべきか?
使用した感想として、まずセメントとしてアリナシでいえば
アリだと思いました。
ただ使用に際する注意点が多いところはややマイナスポイントでしょうか。
容量を測りとれるスプーンのようなものがついていないのも親切ではないと感じますね。
しかしいくつかの注意点に気をつければ十分有用なセメントと言えるでしょう。
注意点をまとめると
・事前に使い捨ての容器(練る用)、容量を測れるスプーンなどを用意!
・作業時は下に新聞紙などを敷こう!
・練ってからは速攻で固まるので事前に固めたい場所を見繕っておく(接着剤などで仮止めしておくとよい)!
・素手で練るとヌルヌルになるのでポリ手袋の使用を推奨!
という感じ。
逆に良い点は
良い点
・速攻で固まるので固まるのを待つ時間がない
・見た目はライブロックによく馴染む
・ちゃんとした比率で混ぜれば接着力高い
といった感じ。
うまく使えばいい商品だと思いました。
リーフセメントを安く手に入れる
生体だったら実店舗でしっかりと見極めて買いたいところですが、リーフセメントは生体ではないので通販で安く手に入れてしまうのがよいでしょう。
▼おすすめはこちら。送料無料が助かりますね。
▼チャームさんで他のものとまとめて購入するのもいいでしょう。
まとめ
・リーフセメントはライブロック固定に使えるアクアリウム用セメント
・いくつかの注意点に気をつければ固定力は高い
今回はリーフセメントの使い方や、実際の使用感についてお話ししました。
条件があっているときには非常におすすめできるアクアリウム用セメントなので、皆さんも必要があればぜひ使ってみてください!