というわけで、今回は水槽に蓋をするメリットを解説していきます。
本記事で分かること
・水槽に蓋をするメリット
水槽に蓋をするメリット
魚の飛び出しを防げる
蓋をするメリットの一つは魚の飛び出しを防止できるということです。
例えば海水魚水槽では、ハゼ類やベラ類などの魚は飛び出しやすく蓋が必須となります。
しかし水槽にもともと付属している蓋ではこんな風↓に隙間があることが多く、飛び出しを防止するには不十分です。
実際私は水槽の蓋の隙間からデバスズメダイが飛び出してしまい★にしてしまったことがあります。
そんな時におすすめなのが、アクリル板を用いて水槽の蓋を作る方法です。
▼この方法についてはこちらで詳しく解説しています。
物の落下による水没を防げる
水槽の中に物が落ちてしまうと濡れてしまって大変ですが、蓋をしておけば水の中に物が落ちる心配がなく、水没を防げます。
特に淡水水槽であれば濡れてもいいものだったら落としても問題ないのですが、海水水槽であったり、エサの入れ物を落としてエサが水没したりしてしまうと問題です。
物の水没防止のためにも水槽の蓋はしておくべきといえます。
水の蒸発を防げる
蓋があると水の蒸発量が目に見えて減ります。
したがって足し水の頻度を減らせるため手間を抑えられます。
海水水槽では水が蒸発すると徐々に水槽内の海水の塩分濃度が上がってしまいます。
塩分濃度が高くなりすぎると危険ですし、だからといって一気に足し水をしても塩分濃度が大きく変化して生体にストレスがかかります。
そのためなるべくこまめに足し水をする必要があり、その点で蒸発を抑えられる蓋の存在は大きいといえます。
特に小型水槽では水の蒸発による比重の変化は影響が大きいので、蓋の存在は重要といえます。
▼小型水槽で海水魚を飼育したいときに気をつけること
水の飛沫、塩だれを防げる
水槽に蓋をしていると、魚がはねたときの水の飛沫やエアレーションの泡がはじけたときに生じる水の飛沫、水槽が揺れたときの水はねなどを防止することができます。
また、海水水槽において厄介な塩だれ(海水が飛んでついた場所で蒸発することで、塩のみが残って付着する現象)を、蓋でとどめてそれ以上広がらせることがなくなります。
特に塩だれはもし電化製品についたりしてしまうと火事の原因にもなり危険です。
そういった面でも水槽に蓋をすることがおすすめできます。
まとめ
*魚の飛び出しを防げる
*物を落としてしまった時の水没を防げる
*水の蒸発を防げる
*水の飛沫・塩だれを防げる
いかがだったでしょうか。状況次第ですが、水槽の蓋は基本的にしたほうがメリットが多いですので、特に海水水槽では蓋をすることをおすすめします。
隙間が多ければアクリル板で作ることもおすすめです!