【初心者】水族館で「魚」を上手に撮る5つのコツ!〈設定・構図・レンズ〉

・水族館で魚を撮影する際のカメラの設定
・おすすめの構図
・おすすめのカメラ/レンズ
水族館で魚を撮る際の設定
撮影設定は「RAW」がおすすめ

撮影設定は「RAW」を強くおすすめします。
水族館では屋内と屋外を出入りすることも多いほか、水槽が青いライトで照らされていることが多いなど、ホワイトバランスの適切な設定が難しいことが多いです。
そこで撮影後にLightroomなどの編集ソフトで「色温度」と「緑かぶり・赤かぶり」の補正を行うのがおすすめです。
コンテニュアスAF/瞳AFを活用しよう

フォーカスは「コンテニュアスAF(AF-C)」を使いましょう。
これは被写体を自動で追従してピントを合わせてくれる設定で、動き回る魚の撮影では極めて有効です。また「瞳AF」機能があるカメラではぜひ利用しましょう。魚の種類やその場の明るさにもよりますが、魚の瞳も拾ってくれる場合が多いです。
さらに構図を先に決めて、フォーカスポイントをピンポイントで設定したうえで、そこに魚がくるようにして撮影するのもおすすめです(例えばソニーのカメラならスポットAF)。
撮影モードはマニュアルで設定しよう!

シャッタースピードは1/100秒以下
シャッタースピードは1/100秒を目安に、被写体の魚に合わせて調整します。
基本的には魚は動き回るので、1/100秒くらいシャッタースピードを速くして動きを止める必要があります。周りの明るさにもよりますが、しっかり止めたい場合は1/200秒くらい速くするのもアリです。
ただ例えば深海魚は動きが遅く、周りが暗い環境なので、1/30くらいまで遅くしても大丈夫な場合もあります。
F値は開放!
F値は常に開放で構いません。
水族館は暗いので、なるべく明るくしてISO感度を抑え、ノイズを抑えましょう。
ISO感度は100-3200
ISO感度は高くしすぎるとノイズが入ってしまうので、水槽の明るさにもよりますが最大3200程度で設定しておくと良いです。
ただ深海魚などの暗い環境で撮影する場合は、最大25600などで撮影することもありますし、逆に屋外や自然光が入る水槽ではISO100くらいで撮影することもあります。
マニュアルが難しいときはシャッタースピードのみの設定もアリ
マニュアルでの設定がめんどうだったり、まだむずかしいと思う場合はシャッタースピード優先モードでシャッタースピードを1/100秒にして撮るのが一番簡単です!
魚を上手に撮る5つのコツ
なるべく明るい場所を選ぶ

魚を美しく撮りたいときは、なるべく「明るい水槽」を選びましょう。
またひとつの水槽でもライトの当たり加減で明るい場所と暗い場所があるので、同じ水槽内でもなるべく「明るい場所」を狙って撮影することをおすすめします。
できる限りガラス面/アクリル面に近づく

撮影時にはなるべくレンズを水槽に近づけましょう。
離れて撮影すると照明やレンズが反射して写真に写りこんでしまう可能性が高くなるので、水槽面にぶつからない範囲でなるべく近づくとGOODです。
ガラス面/アクリル面に対して真っすぐ撮影する

水槽の面に対して、レンズの面を水平にして撮影することも重要です。
光は「水槽の水」ー「ガラスやアクリル」ー「空気」の順に通り抜けますが、それぞれの境界を通るたびに光は屈折します。なので水槽面に対して斜めに写真を撮ると写真がゆがんだり、解像度が落ちたりしてしまいます。
また余計な光が反射で映り込む可能性も上がってしまうので、水槽面に対して真っすぐに撮影しましょう。
魚の目線から撮る
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魚だけでなく生きもの全般に共通したことですが、その生きものの目線を意識して撮影しましょう。
具体的には「生きものの目と同じ高さで」「生きものが真横か斜め前を向いているときに」撮影すると良いです。
個人的には真横から5°~30°くらい斜め前を向いているときが一番好きですね。
待つ、待つ、とにかく待つ

これも魚に限った話ではないのですが、決定的なシャッターチャンスが来るまでとにかく「待つ」ことが重要です。
生きものは自由に動き回りますし、また撮りたい生きものより前に他の生きものが入ってきて、狙いの生きものが隠れてしまうこともよくあります。
ですので先に構図を決めて、魚がその場所に入ってくるのを待つ忍耐力が必要です。
おすすめの構図
一般的な魚の撮影でおすすめの構図は2種類。「三分割構図」と「中心構図(日の丸構図)」です。
三分割構図

三分割構図は最も一般的な写真の構図で、写真を縦と横に三分割し、その線や交点上に被写体を配置する方法です。
あえて中心からずらすことでバランスが整い、ストーリー性のある写真を演出することができます。
中心構図(日の丸構図)

被写体を中心に配置する中心構図(日の丸構図)では、とにかく被写体を目立たせることができます。
ごく一般的で普通の構図にはなりますが、タイミングや魚との距離感を工夫することで印象的な写真にすることができます。
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おすすめのレンズは標準ズーム
標準ズーム1本で十分

魚の写真であれば、基本的な写真は標準ズームが1本あれば問題ありません。広角側は24mm前後、望遠側は70mm前後あれば魚類写真はほぼ網羅できるといってよいでしょう。
F値は明るければ明るいほど良いので、理想はF2.8の明るいレンズです。ただ今回の作例のように開放がF4あれば写真は十分に撮影可能です。
超広角で遊ぶのも楽しい

超広角のレンズで遊ぶのもなかなかに楽しいです。
作例では14mmの単焦点を使用していますが、トンネルという水族館の構造を映しこみつつ、巨大なマンタの全身を収めることができています。
またあえて広角で1匹の被写体に寄ることで、水槽の広さを感じさせる写真を撮ることもできます。

まとめ

水族館で魚を上手に撮るにはコツがある!
*撮影設定はRAW/マニュアルがおすすめ
*明るさや構図が重要
*良いタイミングまで待つことも肝要
*レンズは望遠ズームがおすすめだが広角も楽しい
今回は水族館で魚を上手に撮るためのコツをご紹介しました!
水族館は暗い環境、動く被写体なども相まってとても撮影が難しい部類の場所ですが、コツをつかんでイイ感じに撮影できるようになるとかなり楽しいので、皆さんもぜひやってみてください!








