今回はスマホでもサンゴの色合いをそのまま撮影できる「コーラルレンズV2プラス」について、ジッサイに使った感想を踏まえてお話しします。
本記事で分かること
・「コーラルレンズV2プラス」とは
・使い方と色味について
コーラルレンズV2プラスとは
「コーラルレンズV2プラス」はZOOXさんから販売されているスマホ用のレンズです。
iPhoneのトリプルレンズにも対応していて、これをスマホのカメラレンズのところにつけてサンゴを撮影することで、ブルーライト下でもサンゴの発色を美しく撮影することが可能です。
対応している照明の色温度は15000K~22000Kです。
開けてみると見た目はこんな感じ。
レンズが2つとクリップが入っています。
レンズはV2レンズとオレンジレンズ。やや青みがかっている方がV2で、好みに合わせて使い分けられます。
横から見るとこんな感じです。
レンズはねじ式で回してクリップにつけます。
ジッサイに使ってみた!
というわけでここからはジッサイに使ってみた写真を載せていきます。
ちなみに撮影環境はグラッシーレディオRX072eディープを2灯点灯です。色味の調整はできないですがかなり青色が濃く、LPSの色揚げにおすすめのライトです。
クサビライシ(グリーン)
写真は通常(コーラルレンズ無し)、V2レンズ、オレンジレンズの順で載せていきます。
通常状態ではやはり青みが強くサンゴの色がきちんと反映できていません。
コチラがV2レンズ。青みは軽減し、クサビライシの美しい蛍光グリーンがそのままに撮影できています。
コチラがオレンジレンズ。V2に比べると濁り感が減り、グリーンがややV2よりも弱めになってでしょうか。
個人的にはオレンジレンズが好きですね。
クサビライシ(オレンジ)
オレンジのクサビライシは通常状態では全く色が出ませんね。
V2レンズではオレンジと黄色の中間のような色合いに。
肉眼で見える色よりもやや黄色っぽくなっています。
オレンジレンズではやはりV2に比べて濁り感は減りますね。
色味は肉眼で見た色よりもやや黄色がかっているという点もV2と同じですが、濁り感がないので個人的にはコチラが好きです。
コーラルレンズではオレンジ系の発色は黄色っぽくなる傾向があるようです。
オオバナサンゴ(ヒユサンゴ)
通常状態のオオバナサンゴは全く持って色が反映されていません。
V2レンズではこんな感じ。これはジッサイの見た目に近い写真が撮れていますね。
これは…V2となにか変わりました?
いずれにせよ肉眼で見た感じにはかなり近いです。
感想
写真について
赤や緑系の色はいい発色で撮れるなあと思いました。
ただオレンジ系の発色は現実よりもやや黄色みがかってしまいますね。いずれにせよキレイな写真が撮れるのは間違いないんですが。
V2レンズとオレンジレンズではどちらかと言えば濁り感のないオレンジレンズのほうが私は好みです。
値段について
コーラルレンズの値段は4千数百円で、これを高いとみるか安いとみるかは人によりけりかと思います。
ただマクロ撮影の優秀さや水中での色味を上手く出してくれるので、サンゴ撮影用カメラとして人気なオリンパスのTGシリーズ最新作「TG-6」は定価で6万円くらいします。
なのでスマホで手軽にサンゴの写真を撮れることを考えたらかなりお手軽ではないでしょうか。
まとめ
*「コーラルレンズV2プラス」はスマホ用のサンゴ撮影レンズ
*トリプルレンズ対応
*15000K~22000Kの色温度の照明に対応
*見た目に近い色味のサンゴの写真が撮れる
今回はスマホでのサンゴ撮影に使える「コーラルレンズV2プラス」についてご紹介しました!
皆さんもおひとついかがでしょうか?