今回はコスパの優れた人工海水であるインスタントオーシャンについてお話しします。
本記事で分かること
・インスタントオーシャンとは
・インスタントオーシャンの開け方
・インスタントオーシャンの悪い点・良い点
・インスタントオーシャンを安く購入する方法
※2023/06/01訂正
本記事では「インスタントオーシャンにはカルキ抜きが入っている」と記載していましたが、筆者の確認不足による誤情報でした。
インスタントオーシャンにはカルキ抜きは入っていないとのことでした。
撤回して謝罪いたします。生体の命にも関わることですので、今後このようなことがないように万全を期してまいる所存です。誠に申し訳ありませんでした。
インスタントオーシャンとは
インスタントオーシャンの特徴
インスタントオーシャンはアクアリウムシステムズさんによって作成され、ナプコ・リミテッドさんから販売されている人工海水です。
特徴は以下のようにまとめられています。
世界中で愛され続けているオールラウンドタイプの人工海水。
海水魚・無脊椎動物など海洋生物飼育全般に使用できます。
◎溶解速度が速いので水換え時間が短縮されます。
◎クセが少なく非常に使い易くなっています。
◎PHの安定性に優れ、生物にストレスを与えません。
◎硝酸塩、リン酸塩を含みませんのでコケの発生が遅くなります。
インスタントオーシャンの主要諸元
Ca:400ppm Mg:1250ppm KH:8.0(水温25℃ 比重1.024の時)
※上記数値はアクアリウムシステムズ社が公表した値です。
なお、ここには書いていないようですがカルキ抜きが含まれており、水道水に溶かす前にカルキを抜く必要がありません。
※訂正 カルキ抜きは含まれていません。
インスタントオーシャンのラインナップ
インスタントオーシャンには
・10L用 400円くらい
・120L用バケツ 2000円くらい
・300L用バケツ ~5000円くらい
・600L用バケツ 6000円くらい
・800L用(200L袋×4) 6500円くらい
・600L用(60L袋×10) 6000円くらい
の6種類のラインナップがあります。
見ての通り値段が非常に安いです。
また量が多めのラインナップが多く、コスパがとてつもなくいいのが特徴です。
インスタントオーシャンの悪い点・良い点
インスタントオーシャンの悪い点
悪い点から紹介していきます。
溶ける速度は早くはない
この相手と比べるのも酷なのですが、私が以前使っていた人工海水「シーライフ」と比べると溶ける速度は速くありません。
体感的には1.5~2倍くらい溶けるのに時間がかかる感じです(なお、シーライフはあらゆる人工海水の中でも最速レベルで溶けるのが早いです)。
時間にして、水に入れてから1分以上は混ぜ合わせないと白濁が取れません。
塩の粒が見えなくなったら、そのままほっといても白濁は取れます。
一応使うのに不自由はあまり感じませんね。シーライフよりは遅いなーという程度です。
▼溶けるのが早いシーライフのレビューはこちら
開け方がわかりづらい
悪い点というよりも、インスタントオーシャンのバケツに関してなのですが、開け方がよくわからないという方が多いようです。
ヤフーの予想検索ワードにも出てくるくらいです。
といっても簡単です。
まずバケツの蓋のふちの部分に指をかけて、蓋の円に沿ってなぞっていくと四角く枠上になっていて割れそうな場所がふたつあることがわかります。
そこの部分を割りとるとそこに穴ができます。
この穴に指を入れて、蓋をめくるように力をかけると、だんだんと蓋がめくれて開けることができます。
ここのめくるところには割と力が必要で、女性の方なんかは頑張らないと開かない、という人もいるかもしれません。
インスタントオーシャンの良い点
ここからはインスタントオーシャンの良い点を紹介していきます。
コスパが良い
紹介した通りインスタントオーシャンは「安くて量が多い」を体現したような商品です。
コスパが非常によく、品質も決して悪くないため困ったらとりあえず頼れば損はしません。
また、コスパが良いのにはこの後に説明するもうひとつの理由があります。
バケツ入りでお得
インスタントオーシャンと良いところのひとつは「バケツ入り」というところです。
これはレッドシーさんが販売している「レッドシーソルト」などとも同じ特徴なのですが、インスタントオーシャンでは120、300、600L用の商品はバケツ入りになっています。
バケツ入りのメリットは「蓋がしっかり閉められる」ことと「大容量のバケツをゲットできる」というところです。
やっぱり袋入りのものは密閉が難しく、開けてみたらガチガチだったなんてこともあります。その点、蓋がしっかり閉められるバケツ入り商品はそのような心配がなく、とっても安心です。
大容量のバケツをおまけでゲットできる点も見逃せません。
600L用のバケツともなると人工海水が20kgも入っているバケツなのでとても頑丈ですし、容量も非常に大きいです。
使えるのは塩をすべて使い切った後ですが、これが塩のついでにもらえるなんてとってもお得ですね。
実際どうなの?
結論から言うと、インスタントオーシャンは海水魚や、サンゴではソフトコーラル・LPSの飼育においては第一候補に挙がる人工海水だと思います。
ただ、インスタントオーシャンは成分的にSPSが要求する栄養が多くは含まれていません。
しかし成分の要求量が少ないソフトコーラル・LPSや海水魚の飼育には全く問題ありませんし、なによりコスパが良すぎます。
バケツ入りという点も地味ながらポイントが高いです。
インスタントオーシャンを安く買う方法
インスタントオーシャンを安く手に入れるためには通販の利用がおすすめです。実店舗よりも数千円安い印象があります。あとこのデカいバケツを店舗から持って帰るのはめんどくさいです。
また、やはりコスパの観点からバケツ入りの大容量のものをおすすめします。
一番おすすめなのはやはり600L用バケツ入りのものですね。絶対値としての値段は高めなのですが、その分通販の店舗の送料無料ラインを超えることが多く、リッターあたり10円を切るコスパの良さで購入できます。
▼現在の最安値。600L用が5850円。これで送料無料。
また、最初はバケツで購入し、その後は袋入りのものをバケツに移しながら使うという裏技もおすすめです。
▼袋入りのものなら800L用で6500円で送料無料。破格すぎる…!
まとめ
*インスタントオーシャンはコスパ最強
*バケツ入りでお得
*海水魚、ソフトコーラル・LPSの飼育には申し分なし!
*600L用バケツ入りで6000円以下
*800L用袋入りなら6500円
今回は海水魚の飼育におすすめなコスパ最強人工海水のインスタントオーシャンの紹介をしました。
個人的にはインスタントオーシャンのバケツはお得でかなり便利ですので、一度は試してみることをおすすめします。
ぜひ使ってみてください!
インスタントオーシャンプレミアム120ℓ用(4㎏バケツ)の説明欄には、「塩素を除去した水で、塩と水を勢いよくかき混ぜます」と記載されていることから、カルキ抜きは必要と思われます。
ご指摘ありがとうございます。筆者が使用していた600L用バケツでも確認いたしました。確かにカルキ抜きは入っていないようでした。
筆者の確認不足によりご迷惑をおかけして誠に申し訳ありませんでした。今後このようなことがないように注意致します。
重ねてご指摘ありがとうございました。