というわけで今回は、サンゴの薬浴につかうサンゴ洗浄液、「コーラルクリーナー リバイブ」についてレビューしていきます。
本記事で分かること
・リバイブとは
・リバイブを実際に使ってみた感想
リバイブの効果について
リバイブに洗浄効果はあるのかということについてですが、、、
恐ろしいほどあります!
また、ハードコーラル用とされる商品ですが、ソフトコーラルの洗浄にも今のところ問題なく使えています。
効果が恐ろしいとは「いい意味」でなのですが、それはどういうことかというのはこの先説明していきます。
リバイブとは
「コーラルクリーナーリバイブ」はブルーハーバーさんが販売しているハードコーラル用のサンゴの洗浄液です。
購入したサンゴの導入時や、枝打ちしたサンゴを洗う時に使えます。
主成分は、レモン汁、松ヤニと天然由来の成分で作られているようです。
実際ふたを開けて匂いを嗅ぐと、レモンのような匂いがします。
この成分は類似商品の「コーラルRXプロ」と似通っています。
これらの点は安心ポイントですね。
値段は500mLで2500円ほどです。一度に使う量が40mLなので、単純計算でも12回以上使うことができますね。
▼リバイブ
▼コーラルRXプロ。リバイブと使用用途、効果などはほぼ同じ。値段は4000円と、こちらのほうが高い。
使用法
洗浄したいサンゴを海水と共にバケツに入れ、海水3.8Lにつきリバイブをキャップ4杯分(40mL)入れます。
大きさにもよると思いますがサンゴは5個くらいまで同時に洗浄できるようです。
その後スポイトで水を吹きかけたり、サンゴを手で持って振るなどして、数分したらサンゴを取り出し水槽に入れます。
リバイブ浴の後はそのまま直接水槽に導入が可能です。
なお「洗浄に使った海水は1時間以内に捨ててください」と書いてあります。
正直、ここはなぜ1時間以内なのかよくわかりません(笑)
一度洗浄に使った海水をそのままにしてみたことがありますが、腐敗臭やアンモニア臭が発生してきてなかなかにきつかったので、まぁそういうことなのだと思います。
リバイブのレビュー
というわけで実際に使った様子です。
今回使うのは、こちらのサンゴたちです。
ソフトコーラルの、ツツウミヅタとスターポリプです。
「リバイブをソフトコーラルに使っても平気なのか」ということについて、私は1年近くソフトコーラルの薬浴にリバイブを使っていますが、今のところ問題はありません。
ただ銘打たれているものではないので、使用の際は十分にお気をつけて、万が一も考えておくべきかなぁとは思います。
一応自己責任で。と言っておきます(笑)
成分が「コーラルRXプロ」と似ているとお話ししましたが、こちらはソフトコーラルにもOKと書いてある商品なので、まあその点は大丈夫のように感じます。
さて、気を取り直してやっていきます。
サンゴはいつも通り水温合わせと水合わせをしたのち、その水合わせした海水のままバケツ内の海水の量を4L弱程度に調整します。
そしてリバイブを4キャップ分投入します。
ここでスポイトで水を吹きかけたり、サンゴを振ったりすると効果的なのですが、私はいつも水中ポンプを使って水流をつくって、薬浴しています。
こんな感じですね。
ちなみにこれはテトラさんのAT-50という外掛けフィルターに付属していたポンプです。
水を回すとすぐに目に見えて変化が出てきました。
ここから一応閲覧注意です。
まずはヨコエビが数匹飛び出てきました。
続いてなんとウミケムシが何匹か出てきました。
ここにきて初めてゾワッとしましたね。このサンゴをそのまま水槽に入れていたらと思うと…
ヨコエビは入ってもむしろ嬉しいのですが、ウミケムシは水槽内のデトリタスを処理してくれることを考えても、ワーム系が苦手な私には厳しいです。
またメンテ時にウミケムシに刺されることにびびってまともにライブロックやサンゴに手を出せないのも嫌なので、ウミケムシは入ってきて欲しくないです。
またなにかアメーバ状の生物も出てきました。
溶けかけたウミウシかヒラムシかなぁと思うのですが、スターポリプやツツウミヅタにはそれらを専食するウミウシがいるらしいので、それも防げていそうです。
別のサンゴを薬浴したときはどでかいクモヒトデが出てきたこともありましたね。
と、5分くらいサンゴをつけ終わったところでスポイトで水を吹きかけつつ最終確認をして、サンゴをそのまま水槽に入れました。
水合わせ済みということもありますが、リバイブ浴の後そのまま水槽に導入可能というのは強みですね。
その後、サンゴのポリプは問題なく開きました。全く悪影響は感じませんでした。
この記事を執筆時点で導入から数ヶ月経ちますが、特に悪影響は感じずに飼育できていますね。
なお、リバイブで効果があるのは目に見える大きさのウミケムシやヨコエビなどみたいです。
細菌に対する効果は確認できませんのでなんとも言えませんが、細菌対策をしたいならシーケムさんの「リーフディップ」の方が向いていそうですね。
▼細菌対策、サンゴの療養におすすめなリーフディップ
しかし嫌われ者のウミケムシには効果てきめんですので、ウミケムシを水槽に入れたくない場合にはおすすめします。
今回使ってみて感じましたが、ライブロックのキュアリング時にリバイブ浴を挟むことで、水槽への有害生物の持ち込みを抑制できそうですね。
実際に水槽の引っ越し時にライブロックをリバイブ浴してみたところ、大きなウミケムシが何匹か出てきたこともあったので、サンゴ以外でも有害生物の駆除にはおすすめできそうです。
まとめ
*リバイブはハードコーラル用のサンゴ洗浄液
*主成分はレモン汁と松ヤニ
*海水3.8Lにつきリバイブ40mL(リバイブのキャップ4杯)
*サンゴは5個くらいまで一度に洗浄できる
*ソフトコーラルに使用しても大丈夫だった
*ウミケムシには効果てきめん
リバイブは多くの人が水槽に入れたくないであろうウミケムシには効果がはっきりあります。
またソフトコーラルにも十分使えます。
値段も2500円程度と、競合商品の「コーラルRXプロ」の半額程度で買えます。
それでは皆さまがよいサンゴライフを過ごせますように。
▼リバイブはこちらから購入できます。