というわけで今回はおすすめの外掛けフィルターについて紹介していきます。
本記事で分かること
・外掛けフィルターとは
・おすすめの外掛けフィルター
・どんな人に、どのフィルターがおすすめか
外掛けフィルターとは
外掛けフィルターは外掛け式フィルター、外掛式フィルターとも呼ばれ、その名の通り水槽の縁にひっかけて使うフィルターです。
ろ過能力は高くはありませんが、非常に安価な上、ほとんどの商品でろ過フィルターの交換時に手を濡らす必要がなく、メンテナンス性にもとても優れるため人気のフィルターです。
海水水槽では30cm水槽くらいまでならメインとして、淡水水槽なら60cm水槽でもメインとして活躍できます。
▼なお、他の種類のフィルターについてはこちらでお話ししています。
おすすめ外掛けフィルター5選
GEX 簡単ラクラクパワーフィルター
S、M、Lの3サイズがあります。
この商品の最大の特徴は「エアレーション機能」がついている(Sサイズにはついていない)ということです。
ろ過槽に酸素を供給することで、ろ過能力を高めることに成功しています。もちろん水槽のエアレーションとしても機能します。
音は「エアー出てるなー」と感じるくらいは「ごおお」という音がします。
またろ過槽そのものも大きく、付属のフィルターのほかリングろ材を後から追加することも可能です。
モーターは本体と一体化しており、静音性も高いといえます。
ただ水を吸い上げるためのパイプがちょっと外れやすい面もありますね。いざ稼働させてしまえばパイプに触ることはないですが、セット時にぶつかったりすると外れてしまうのは少し戻すのが面倒でした。
あと水中モーターではないので呼び水は必要になります。
ただ私も実際に使用していましたが、総合的にはかなりいいです。値段も安いので、正直迷ったらこれと言えてしまう最強の外掛けフィルターです。
ちなみに私はLサイズを30×30×40cmの海水水槽で利用していました。
Sサイズにはエアレーション機能は付いていませんので、購入する場合はMサイズ以上をおすすめします。
▼Sサイズ
▼Mサイズ
▼Lサイズ
GEX スリムフィルター
同じくGEXさんの商品です。S、M、Lサイズがあります。
その名の通りスリムさが売りで、なんとLサイズでも水槽に引っ掛けた状態で水槽から5センチ程度しか飛び出ません。
スリムさが売りながらろ過槽も十分に大きく、ろ過能力も申し分なしです。
また水中モーターのため音も静かで、面倒な呼び水が要りません。
地味にポイントなのが、中には純正ろ材を入れるスペースがいくつかあり(これはM)、これを千玉伊豆することが可能です。
これといった欠点がなく、薄型なので水槽奥にスペースを必要としません。
省スペースと手軽さを求める方には非常におすすめです。
▼Sサイズ
▼Mサイズ
▼Lサイズ
テトラ オートワンタッチフィルター ATシリーズ
外掛けフィルターといったらまずこれが出てくる王道フィルターです。
サイズはAT-miniからAT-75Wまで全7つあり、30cm未満の水槽から、総水量120Lを超える75cm水槽まで、幅広いニーズに対応しています。
水中モーターなので呼び水も不要。コンセントに繋ぐだけで起動します。
尖った性能はありませんが、非常に安定感があり困った時に頼れるフィルターです。
私も利用していましたが、目立った問題のないシンプルな外掛けフィルターという感じです。ちなみにAT-50を30×30×40cmの海水水槽で利用していました。
▼AT-mini
▼AT‐S
▼AT-20
▼AT-30
▼AT-50
▼AT-60
▼AT-75W
コトブキ プロフィットフィルター
類似商品のミニフィットフィルターを含めるとMF、X1、X2、X3、Bigの5サイズがあり、こちらも多様なニーズに対応しています。
特にX1〜3の3種は対応水量は多くありませんが、呼び水不要で見た目もスタイリッシュです。
水槽が45cmくらいまでの大きさで、お手軽さとインテリア性を重視する方におすすめです。
またBigはろ過槽がかなり大きく、110Lの水槽まで対応ととても優秀なろ過能力をもちます。競合商品は「テトラ AT-75W」くらいしかありませんが、性能に大差はないため私であれば見た目が優れるこちらを採用したいです。
▼ミニフィットフィルター
▼X1
▼X2
▼X3
▼Big
【海水専用】カミハタ 海道河童
こちらは海水水槽専用の商品になります。
サイズは小と大の2種類ありますが、海水水槽では高いろ過能力が求められるため、基本的には大の採用をおすすめします。
このフィルターのすごいところは、外掛けフィルターでありながら「プロテインスキマー」の機能をあわせ持っていることです。
プロテインスキマーは海水水槽専用のろ過装置で、残りエサや糞などが水の汚れを示す硝酸塩に変わる前に、泡を使って除去してしまう機能を持ちます。
▼硝酸塩についてはこちらでお話ししています。
そのためろ過能力が高く、本来海水水槽における外掛けフィルターでは30cm水槽くらいが限界なのですが、このフィルターであれば単体で45cm水槽くらいまでの使用が可能です。
▼海道河童(大)
まとめ
・総合力のGEX「ラクラクパワーフィルター」
・省スペースでろ過槽も大きいGEX「スリムフィルター」
・シンプルで欠点のないテトラ「オートワンタッチフィルター ATシリーズ」
・見た目がよくろ過能力も高いコトブキ「プロフィットフィルター」
・プロテインスキマー付きでコスパ良し「海道河童(海水専用)」
今回は外掛けフィルターであればこの中から選べば間違いない!という商品たちを選んでみました。
総括すると、総合力ではラクラクパワーフィルター、安定感ではATシリーズ、見た目ではプロフィットフィルター、省スペースではスリムフィルター、と言った感じでしょうか。
また、海水水槽なら海道河童もいいですね。
中でもおすすめは「ラクラクパワーフィルター」か「スリムフィルター」です。
フィルターはたくさん種類があって迷ってしまいますよね。
この記事を見て、あなたに合ったフィルターが見つかれば幸いです。